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カテゴリ: 災害関連情報

東日本大震災後の感染症

2011年7月24日 17:42

梅雨が明けた途端に猛暑となり、被災地域では大きなハエが大発生!自衛隊がハエ退治に・・・と言うニュースが流れています。

確かにハエはゴミなどや汚い所に発生し不潔なイメージがあり、普段はあまりハエなどのいない所で生活している日本人にとっては気になる存在です。そして、多くの人がハエが何か感染症を運ぶのではないかと心配しています。

確かに細菌などの多い不潔なものにとまったハエが、足に細菌などをつけて飛んできて、私達の食べ物などにとまったのでは、私達の食べ物に細菌が付着するのではないかと心配になります。しかし、実際にはハエが感染症を引きおこすことは極めて少ないのです。

ハエの発生する原因になっている食べ物のゴミや、被災地では冷凍庫や冷蔵庫の中から流れ出た海産物や魚が放置されたままでは、殺虫剤を撒いて一時的にハエの発生が抑えられたとしてもまた出てきます。

ハエの発生原因となっているものをなくさない限り、ハエの発生を抑えられません。

やはり手間と時間がかかっても、ゴミや瓦礫をなくし「ハエの発生源を断つ!」ことが大切ですね。

ハエの発生源をなくすことは、レプトスピラ、ハンタ腎出血性症候群など重症な感染症の原因となる病原体を持っているネズミなどの発生も抑えるので、被災地域で生活している人々とって非常に重要です。

実はハエ以上に恐いのはネズミなのです。

震災の後の健康問題・感染症への注意

2011年3月31日 21:30

被災地の気温は未だに低く、この仙台でも明け方には零度近くに下がります。東北の春はまだ遠いのです。

人々は地震の被害や続く余震などで心身とも疲労しています。

元気がないのは当然で、十分な体力はありません。

感染症が流行する条件がそろっています。

 

 

気をつけなければならない感染症の問題

  

1.インフルエンザ

避難所などのように多くの人が一緒に収容されている場所で、1人でもインフルエンザにかかると、施設の中で感染が拡がる可能性が高くなります。

水の使用が制限される状況では、十分な手洗いをすることができませんし、おまけに広い施設では、暖房など上手く機能せず暖をとることができません。

そのような環境では一層、インフルエンザなどの呼吸器系の感染症にかかりやすいでしょう。特に被災地域では高齢者が多く見られています。彼らは、喘息や気管支炎などの持病を持っている人も多く重症になりやすく、肺炎を起こしやすいので注意が必要です。

インフルエンザウイルスは感染者の鼻水の中に出てきます。鼻をかんだら手は消毒し、鼻紙などはビニール袋に入れて捨てるなどゴミ箱の中にちゃんと廃棄し、人の手に触れないようにしましょう。

 

2.肺炎

特に高齢者では口腔内に感染症を持つ人も多く、それらの細菌が肺炎を起こす原因となる場合があります。できるだけ、うがいをして口の中を清潔に、しかも水分で十分ぬらしておきましょう。

また、津波の被害から数日たち津波で運ばれた泥が乾き始めています。それらが空気中に舞い、高齢者では泥の中のレジオネラ菌によって肺炎に罹ることもあります。

元気な成人ではレジオネラ菌での肺炎の可能性は高くありませんので、必要以上に神経質になることはありません。しかし、土ぼこりが舞う中ではマスクが必要です。

 

3.食品由来感染症

配給される食事の衛生管理が行き届いていなかったり、手洗いが十分にできなかったりするために、抵抗力が衰えている高齢者などは特に注意が必要です。

 

4.破傷風

被災地域では津波による被害が見られています。そのため、道、建物の中には泥が運ばれて来ています。それらの泥の中には、破傷風菌もいますし、レジオネラ菌もいます。

ガレキの撤去や被災した家の片づけなど、泥の中での仕事で傷つけた場合には、必ず水でよく洗い、その後消毒をして病院で治療を受けましょう。傷の具合によっては破傷風のトキソイド(ワクチン)をうってもらいましょう。

 

その他の健康問題

 

★長い避難生活によって引きおこされるエコノミー症候群

避難生活ではトイレも気楽に使えず、ついつい我慢してしまいがちです。そのため十分な水分が補給されません。

その上、震災のショックで自ら動いて何かしようという気が失せていき、動かないことによる血流の停滞が血栓を作りやすくします。

それが肺梗塞を引き起こしたり、時には頭や心臓にも行くこともあります。

まず、十分に水分を補給すること。そして動くことです。大きく動くことが出来ない場合には、立ち上がって膝の屈伸をしたり足首を回すなど、少しでも体を動かすことを心がけましょう。

 

 

レジオネラ感染症

レジオネラ菌に感染することで引き起こされる感染症で、レジオネラ肺炎

は重症化し命にかかわることもあります。

レジオネラ属菌は自然界の土壌や淡水に生息している微生物で、それ

が含まれる水しぶきや土埃などを吸い込むことで感染します。

健康な成人が感染することはほとんどなく、高齢者や乳幼児など抵抗力

の低い人に発病の恐れがあります。

 

主な症状:高熱、悪寒、頭痛、胸痛、筋肉痛、吐き気、意識障害

潜伏期間:2~10日

 


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