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カテゴリ: 世界の感染症

海外旅行の注意点

2015年4月28日 16:36

これからやってくるGWや夏休みなどの長期連休に、海外に遊びに行かれる方もいらっしゃると思います。

海外旅行では、その地域独特の文化や風土を体感できることが楽しみのひとつですが、東南アジアやアフリカなどの発展途上国では、日本ではあまり馴染みのない感染症が発生している地域もあります。

旅行に行く前に、渡航先の地域で流行している感染症情報をチェックし、必要な予防を心がけましょう。

入国時に予防接種の証明を要求される国(地域)や、予防接種で防ぐことのできる感染症もあります。

必要な予防接種は、旅行地、そこでの滞在期間、また、滞在地で何をするかによって異なってきます。

また、接種からワクチンの効果があらわれるまでにある程度の時間を要したり、接種回数などもありますので、事前に必要な予防接種の種類や接種スケジュールを確認し、旅行日程に合わせて準備しましょう。

 

感染症予防には、「自分の健康を守る」ことだけではなく、帰国後に「日本国内で感染症の流行を起こさない」というもうひとつの大事な役割があります。

感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけ、まずは自分自身がかからないように注意しましょう。

 

渡航先の感染症情報を調べましょう。

予防接種で防げる感染症は予防接種を受けましょう。

トイレの後や食事の前には石鹸と流水で手洗いをしましょう。

感染症が流行している地域には安易に近づかないようにしましょう。

 

【海外渡航のための予防接種】

厚生労働省検疫所FORTHホームページ

http://www.forth.go.jp/destinations/index.html

 

【ゴールデンウィークにおける海外の感染症予防について】

厚生労働省ホームページ

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel/2015goldenweek.html

 

世界の感染症 2014年9月11日~9月14日

2014年10月17日 12:23

発生地域

 

感染状況

原因その他

9/11  

 

アメリカ

ニューハンプシャー

東部ウマ脳炎

2例の人での感染

Hopkintonは流行地

 

ヨーロッパ

ルーマニア

ブルータング

牛、羊、山羊など

 

オーストラリア

サウスオーストラリア

インフルエンザ

17病院で監視中

キルギス

バトケン州

炭疽

14歳少年

西アフリカ

 

エボラ出血熱

 

軍の医療船を活用

アメリカ

オレゴン州

鹿流行性出血熱

シカ

ブヨから感染

ネパール

 

ハンセン病

昨年3,223人患者

西アフリカ

 

エボラ出血熱

死亡例2,296例

その半数はリベリア

アメリカ

オレゴン州

大腸菌感染症

小児2人重症

アメリカ

ニューヨーク州

東部ウマ脳炎

ウマ

 

サモア

 

チックングンヤ熱

433人

サウジアラビア

 

中東呼吸器症候群

739人確定患者

西アフリカ

 

エボラ出血熱

 

ボランティア募集

ベネズエラ

アラグア州

不明出血熱

8人、発熱、倦怠感水疱

アメリカ

コロラド州

野兎病

 

アメリカ

ワシントン州

ウェストナイルウイルス

ウマ

 

ニュージーランド

クック諸島

ジカウイルス

蚊が媒介する

イギリス

 

ボツリヌス症

燻製魚

アメリカ

ニューヨーク州

東部ウマ脳炎

ウマ

 

9/13

イギリス

イングランド地方

マイコプラズマ・ボビス

飼育乳牛の半数を屠畜

サウジアラビア

 

中東呼吸器症候群

ラクダ

人への予防策を検討

アメリカ

コネチカット州

ヒト・エンテロウイルス68型

小児

ヨーロッパ

アルべニア

ブルータング

 

イスラエル

 

牛流行熱

 

オーストラリア

メルボルン

デング熱

日本への旅行から帰国

アメリカ

ノースダコダ州

ボレリア

ダニ媒介性感染症

アメリカ

ケタッキー州

腸管出血性大腸菌

感染症

5人の小児

アメリカ

 

ニューヨーク州

腸炎ビブリオ菌

 

特定地域で採取禁止

ウガンダ

 

マールブルグウイルス

コウモリが保菌

 

オーストラリア

ビクトリア州

ブルーリ潰瘍

 

オポッサムの糞便から検出

コンゴ共和国

エクアトール州

エボラ出血熱

66例、うち死亡37例

9/14

オーストラリア

ニューサウスウェルズ州

E型肝炎

豚レバーの喫食

西アフリカ

シェラレオーネ

エボラ出血熱

4人目の医師死亡

 

カザフスタン

カラチ

原因不明脳疾患

600人の10%

EU

 

A型肝炎

 

マグレブ

アルジェリア

口蹄疫

 

アメリカ

オレゴン州

腸管出血性大腸菌感染症

小児

アメリカ

ニューヨーク州

ヒト・エンテロウイルス68

小児

 

 

 

 

 

感染症情報 2014年9月5日~9月10日

2014年10月 2日 10:48

発生地域

 

感染状況

原因その他

9月5日

モルドバ

カフル県

炭疽

死亡

韓国

鳥インフルエンザ

家禽

H5N8

口蹄疫

 

ヨーロッパ

トルコ

ウェストナイル熱

 

アメリカ

ユタ州

豚流行性下痢

 

 

ヨーロッパ

セルビア

ブルータング

 

9月8日

西アフリカ

エボラ出血熱

 

アメリカ医師感染

オーストラリア

西オーストラリア州

ロスリバーウイルス

 

サモア

チックングンヤ

 

アメリカ

ヒトエンテロウイルス68型

呼吸器疾患での

患者が増加

南スーダン

レイク州

E型肝炎

難民キャンプ

アメリカ

ペンシルバニア州

ロッキー山紅斑熱

死亡

エストニア

ヴァルガ県

アフリカ豚コレラ

イノシシ

 

ウズベキスタン

スルハンダリア州

炭疽

 

アメリカ

コロラド州

ペスト

 

9月10日

インド

ウッタルブラデシ州

日本脳炎

増加している

デンマーク

コペンハーゲン

リステリア症

死亡

アメリカ

カリフォルニア州

ウェストナイル熱

90人以上

パキスタン

シンド州

クリミア・コンゴ出血熱

2例の死亡

エクアドル

コトパクシ

豚流行性下痢

 

アルジェリア

マグリブ地域

口蹄疫

 

モルドバ

炭疽

 

アメリカ

ジョジア州

ヒトエンテロウイルス68型

 

オーストラリア

クイーンズランド州

デング熱

アジアからの帰国者

ニュージーランド

ジカウイルス感染症

クック諸島からの

帰国者

感染症情報 2014年8月25日~8月31日

2014年9月15日 22:09

月日

発生地域

感染症名

感染状況

原因その他

8月25日

西アフリカ

リベリア

エボラ出血熱

 

3人に治療薬ZMap投与のうち1人死亡

 

ボリビア

疑い患者

 

ヨーロッパ

ルーマニア

ブルータング

 

オランダ

 

狂犬病

インドからの帰国者

バングラディッシュ

 

炭疽

人、牛

炭疽で死亡した牛を処分した人9人に感染

アメリカ

コロラド

ペスト

プレーリードック、ウサギ

 

8月26日

日本

 

ジカウイルス感染症

 

タイからの帰国者に懸念

中国

香港

ストレプトコッカス・スイス

57歳男性死亡

 

アメリカ大陸

パナマ

ハンタウイルス

2例目の死亡

男性

 

オランダ

 

狂犬病

タミル・ナードウ州

インドからの帰国者

オーストラリア

西オーストラリア州

ブルータング

 

西アフリカ

 

エボラ出血熱

ヒト

 

オーストラリア

 

淋菌感染症

 

セフトリアキソン耐性

アメリカ

マサチューセッツ州

ライム病

 

ライム病だけでなく穴プラズマ症やバベシア症などのダニ媒介感染症が増加している

台湾

 

豚流行性下痢

豚34件

 

カナダ

オンタリオ州

バチルス・セレウス菌由来食中毒

 

イギリス

スコットランド

腸管出血性大腸菌症

 

昨年の2倍発生

サモア

 

チックングンヤ熱

 

2週で51例から269例に

8月28日

ロシア

サラトフ市

腎症候性出血熱

134人

 

ブラジル

 

ロッキー山紅斑熱

 

ダニが媒介する感染症増加

コンゴ共和国

エクアツール州

エボラ出血熱

 

西アフリカの流行とは別?

ネパール

 

日本脳炎

 

 

ロシア

スベルドロフスク州

ダニ脳炎

 

 

日本

デング熱

 

 

70年ぶりに患者発生

インド

マハラ―シユウトラ州

狂犬病

ヒト

死亡

スイス

 

炭疽

ヒト、牛

トルコの首都アンカラ

バングラディッシュ

ダッカ

炭疽

ヒト、牛

 

オーストラリア

西オーストラリア州

ブルータング

 

コートジボワール

 

アフリカ豚コレラ

 

 

カナダ

オンタリオ州

東部馬脳炎

 

アメリカ

オハイオ州

インフルエンザH3N2

 

 

カナダ

ブリティッシュコロンビア

ウェストナイルウイルス

 

西アフリカ

ナイジェリア

エボラ出血熱

ヒト

 

ベトナム

 

日本脳炎

 

 

 

8月30日

インド

メーガーラヤ州

日本脳炎

 

37例報告

カナダ

ブリティッシュコロンビア州

西ナイルウイルス

 

アメリカ

カンザスシティー

人エンテロウイルス68型

数百人の小児

 

コンゴ共和国

エボラ出血熱

 

 

 

マグレブ

チュニジア・アルジェリア

口蹄疫

予防接種

 

パキスタン

 

原発性アメーバー性髄膜炎

2例

 

アルジェリア・モロッコ

 

口蹄疫

予防接種

 

8月31日

西アフリカ

エボラ出血熱

 

 

 

スロベニア

 

バベジア症

 

ダニ媒介性寄生虫症

フィリピン

ミンダナオ島

麻疹

 

 

 

感染症情報 2014年8月22日~24日

2014年9月 9日 13:18

kann.png

世界の感染症 2014年8月8日~8月21日

2014年9月 5日 18:05

画像.png
 

感染症情報 2014年8月8日~8月12日

2014年8月28日 14:24

発生地域

感染症名

感染状況

原因その他

8/8

西アフリカ

シェラレオーネ

エボラ出血熱

 

 

マケドニア

 

リステリア症

 

肉製品

アルジェリア

 

口蹄疫

 

 

アメリカ

バージニア州

東部馬脳炎

ヒクイドリ

 

アラバマ州

狂犬病

野生動物

 

テキサス州

水疱性口内炎

 

ミシガン州

百日咳

 

発生率増加

8/9

アメリカ

アラバマ州

レジオネラ症

 

 

トルコ

アンカラ

炭疽症

ヒト、牛

 

ハイチ

 

炭疽症

ヒト、牛

 

アメリカ

コロラド州

水疱性口内炎

 

 

インド

カルナータカ州

マラリア

 

 

韓国

慶尚南道

口蹄疫

 

カリブ海

 

チックングンヤ

 

 

アルメニア

 

エンテロウイルス髄膜炎疑い

 

 

8/10

アメリカ

 

サルモネラ症

 

鶏肉

アメリカ

ミネソタ州

腸管出血性大腸菌

 

 

エチオピ

ガンベラ

E型肝炎

難民

 

8/11

アルジェリア

 

口蹄疫

 

血清型O

イスラエル

 

ウェストナイルウイルス

 

 

アメリカ

ニューヨーク州

東部馬脳炎

ヒト

 

ルーマニア、ロシア

 

炭疽病の疑い

ヒト、家畜

 

アジア太平洋

 

チックングンヤ

ヒト

 

8/12

イギリス

イングランド地方

ヘルペスウイルス

牡蠣

 

マレーシア

ペナン州

日本脳炎

 

3例発生

オーストラリア

クイーズランド州

インフルエンザ

 

発生例年の2倍

モザンビーク

 

口蹄疫

疑い 5600頭

確定  150頭

死亡    0頭

ベトナム

ラソン、ハチン省

 

家禽

疑い 1980羽

確定  990羽

死亡   15羽

淘汰  965羽

アメリカ大陸

キューバなどのカリブ海諸国

デング熱

 

南米 ブラジル、ペルー、 ベネズエラ

フィリピン、マレーシア、ミヤンマー、インド、パキスタン

西アフリカ

ナイジェリア、シェラレオーネ

エボラ出血熱

 

 

アメリカ

ペンシルバニア州

狂犬病

鹿

 

感染症情報 2014年8月13日

2014年8月17日 19:52

エボラ出血熱(西アフリカ)

2014年8月13日時点(疑い・可能性を含む)

 

 

患者数

死亡者数

ギニア

519

380

リベリア

786

413

ナイジェリア

 12

シエラレオネ

 810

348 

合計

2,127

1,145

感染症情報 2014年8月8日~12日

2014年8月17日 19:17

2014. 8. 8

 

 

 

西アフリカ

シェラレオーネ

エボラ出血熱

 

マケドニア

 

リステリア症

肉製品

アルジェリア

 

口蹄疫

 

アメリカ

バージニア州

東部馬脳炎

ヒクイドリ

アラバマ州

狂犬病

野生動物

テキサス州

水疱性口内炎

ミシガン州

百日咳

発生率増加

2014.8.9

 

 

アメリカ

アラバマ州

レジオネラ症

 

トルコ

アンカラ

炭疽症

ヒト、牛

ハイチ

 

炭疽症

ヒト、牛

アメリカ

コロラド州

水疱性口内炎

 

インド

カルナータカ州

マラリア

 

韓国

慶尚南道

口蹄疫

カリブ海

 

チックングンヤ

 

アルメニア

 

エンテロウイルス髄膜炎

 

2014.8.10

 

 

アメリカ

アメリカ

サルモネラ症

鶏肉

アメリカ

ミネソタ州

腸管出血性大腸菌

 

エチオピア

ガンベラ

E型肝炎

難民

2014.8.11

 

 

アルジェリア

 

口蹄疫

血清型O

イスラエル

 

ウェストナイルウイルス

 

アメリカ

ニューヨーク州

東部馬脳炎

ルーマニア

 

炭疽病の疑い

人、家畜

ロシア

 

炭疽秒の疑い

人、家畜

アジア太平洋

 

チックングンヤ

2014.8.12

 

 

イギリス

イングランド地方

ヘルペスウイルス

牡蠣

マレーシア

ペナン州

日本脳炎

3例発生

オーストラリア

クイーズランド州

インフルエンザ

発生例年の2倍

モザンビーク

 

口蹄疫

(疑い5,600頭、確定150頭、死亡0)

ベトナム

ラソン、ハチン省

 

家禽

(疑い1,980羽、確定990羽、死亡15羽、淘汰965羽)

アメリカ大陸

 

キューバなどのカリブ海諸国、南米、ブラジル、ペルー、ベネズエラ

デング熱

その他フィリピン、マレーシア、ミヤンマー、インド、パキスタンなど

西アフリカ

ナイジェリア、シェラレオーネ

エボラ出血熱

 

アメリカ

ペンシルバニア州

狂犬病

鹿

世界の感染症 2014年2月6日~2月10日

2014年3月22日 00:36

2014年2月6日

ベネズエラ シャーガス病 今年に入り3週間で334人が感染、被害者の多くは子供
ロシア アフリカ豚コレラ 集団発生は1か所

 

 

2014年2月7日

カリブ海 ノロウイルス感染症 クルーズ船での感染拡大。原因ウイルス株はシドニー株(新しい)
インド キャサヌール森林病 疑い患者が8人
イスラエル 口蹄疫 集団発生は1か所
アラブ首長国 中東呼吸器症候群
  コロナウイルス
基礎疾患を持つ66歳男性がオマーンでラクダに接触?
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
家禽で感染拡大

 

 

2014年2月9日

メキシコ クロコディール中毒 自家製アヘンにて皮膚壊死
カナダ インフルエンザ ネコ 猫がインフルエンザに罹り死亡
ニュージーランド 馬ヘルペスウィルス 10頭が感染し、1頭が死亡
スコットランド 梅毒 梅毒患者が治療を受けていないことが多く、HIVの3倍?
英国 麻疹 イギリスでは麻疹患者は減少傾向
南アフリカ 狂犬病 ここ4か月で4人が死亡。

 

 

2014年2月10日

タイ 水痘 1月19日間で2565人感染
ニューカレドニア ジカ熱 ジカウイルスによる蚊媒介感染症で49人の患者が発生
インドネシア 炭疽 家畜 数地域で蔓延
ベトナム 豚連鎖球菌 豚の血液で作ったゼリーを食べ48歳男性が感染、死亡
アメリカ インフルエンザ H1N1pdm09 に罹って死亡は65歳以上に多い
イギリス レプトスピラ症 テームズ川の氾濫に関係か?
タイ クロストリジウム 野生動物 インド野牛24頭が死亡
オーストラリア カンピロバクター
感染症
羊で流産を起こす感染症だが、飼い主は気づいていない場合が多い
韓国 鳥インフルエンザ 家禽 H5N8鳥インフルエンザがさらに拡大している。

世界の感染症 2014年1月26日~2月5日

2014年3月 9日 18:32

2014年1月26日

中国 H10N8
鳥インフルエンザ
中国江西省で2人目の患者発生。中国ではこの鳥インフルエンザは、家禽と野鳥に見られていなかったが、人で発生している。人の第一例は死亡しています。1965年からイタリア、アメリカ、カナダ、韓国、スウェーデン、日本で野鳥や家禽に見られています。
イギリス 乳児ボツリヌス症 人(乳児) 乳児2人がはちみつなどを食べてボツリヌス症に感染している。
ロシア、英国、ギニア、シンガポール、ベトナム、カナダ、アメリカ、オーストラリア 麻疹 麻疹患者が増えています。その原因の一つが海外旅行。
アメリカ 白鼻症候群 コウモリ ミズーリー州でも見られるようになった。
韓国 H5N8
鳥インフルエンザ
家禽 感染拡大している。
アメリカ 梅毒 サウスキャロライナ州では患者は増加している。
仏領ギアナ チックングンヤ熱 カリブ海地域では患者は増えている。

 

 

2014年1月27日

ペルー ハンタウイルス 確定患者2人、疑い患者1人。
リトアニア アフリカ豚コレラ イノシシ リトアニアでイノシシの集団発生。
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
家禽、人 家禽などの輸出入禁止を実施。
浙江省49人、死者12人、上海8人、4人死亡、香港、シンガポール家禽、2万羽を処分。
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
中国は指針で感染力が強くないことから扱いを下げた。
フィリピン、アジア、太平洋 デング熱 フィリピン、マレーシア、オーストラリアで患者増加。
南北アメリカ デング熱 メキシコ、ボリビア、コロンビア、ベネズエラで増えている。
カナダ ブタ伝染性
下痢ウイルス
カナダで1例目が発見された。

 

 

2014年1月28日

中国 H7N9
鳥インフルエンザ
鳥、人 広範な地域で集団発生確認。生きた動物の販売禁止・患者は生きた動物との接触がある。死亡率は20~30%と中国インフルエンザセンターが発表。
香港 H7N9
鳥インフルエンザ
家禽 中国本土から輸入される家禽の多くでウイルスが陽性。
サウジアラビア、ヨルダン MERS 2人の検査陽性が確認されました。何れも男性患者で死亡

 

 

2014年1月29日

アルゼンチン ハンタウイルス 確認患者1人は死亡、疑い患者1人。公園内でのキャンプなどを禁止。
ナイジェリア、南アフリカ、ジンバブエ、フィリピン コレラ 下痢症による死亡(特に子供)で発生。
香港 H7N9
鳥インフルエンザ
男性76歳死亡、香港では4人目の患者
韓国 H5N8
鳥インフルエンザ
家禽 家禽、渡り鳥の間で拡大している。
カリブ海 チックングンヤ カリブ海諸国では患者が増えている
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
季節性インフルエンザとの集合体への変化を警戒。
リトアニア アフリカ豚コレラ イノシシ 集団発生に対し、措置をとった。

 

 

 

2014年1月30日

中国 H7N9
鳥インフルエンザ
新患15人とWHOが発表。広西地区で患者発生、死亡。
香港 H7N9
鳥インフルエンザ
家禽 新たな集団発生が見られている。
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
両親と娘が感染。

 

 

2014年1月31日

ロシア 口蹄疫 集団発生は1ケ所。
インド ハンタウイルス 患者3人がケーララ州で発生・腎出血性出血熱。
インド 不明熱呼吸器疾患 ジャンム・カシミール州250人以上。
アメリカ 黄熱ワクチン 黄熱ワクチン不足が4月まで続く模様。
英国 フレクスナー赤痢 同性愛、両性愛の男性に多発。
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
浙江省で男性患者発生。
ベリーズ 牛結核 集団発生が1ケ所で確認。
レバノン ランピースキン病 32ケ所で集団発生
パナマ ハンタウイルス 今年は患者5人、死者1人発生。
オーストラリア 原因不明死亡 数百頭の」牛が死亡。
バングラディッシュ 硝酸中毒 農場1か所で50頭が死亡。

 

 

2014年2月1日

韓国 H5N8
鳥インフルエンザ
家禽 更に2か所で発生
アメリカ カンピロバクター感染症 生牡蠣が原因で2人が入院
英国 大腸菌O157 コンサートアリーナのバーガーが原因で7人が発症。
ベトナム H5N1
鳥インフルエンザ
60歳女性が死亡。
アメリカ テトロドトキシン
中毒
フグ
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
WHOの発表では、最初にオランダで発生が見られ、結膜炎が主症状。中間宿主として雀、小型インコも疑われている。
米国 豚伝染性下痢症 北米で広がり215匹が確認されている。

 

 

2014年2月2日

オーストラリア チックングンヤ熱 13年は患者127人、多くは輸入例です。
カリブ海 チックグンヤ熱 患者は増えている。
カナダ ブタ伝染性下痢症 ブタ オンタリオ州 5匹目の感染。
アメリカ ミネソタ州 7,000匹死亡。
フィンランド 麻疹   フィンランドの他にも、英国、ギニア、ウガンダ、カナダ、オーストラリアで発生が見られています。
インド A型肝炎 デリーで医学生53人が食品や汚染水で感染。
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
浙江省で人への感染2人。広西チワン族自治区で1人。
南アフリカ マラリア 3か月で765人。
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
深圳に住む6歳の少年が発症・軽症。
アメリカ 髄膜炎性髄膜炎 カリフォルニア大学では実験的なワクチン接種を実施した。サンタバーバラの集団発生を受けて、大学での予防接種を実施する様に両親から要望が出ている。ただ、アメリカでは髄膜炎B株を防ぐワクチン認可されていない。
インド 多剤耐性結核 ムンバイの結核は5,994人でその38%は多剤耐性結核。

 

 

2014年2月3日

欧州 炭疽 ヘロイン乱用者患者47人、死者19人。
韓国 H5N8
鳥インフルエンザ
野鳥 渡り鳥の一羽に感染が認められた。
インド 炭疽 アクシスジカ 動物園の鹿が原因不明で死亡。炭疽を疑っている。
パキスタン リーシュマニア症 3地域で急激に増えている。患者254人、多くは女性と子供である。
フィリピン デング熱 アジア、太平洋、アフリカで流行している。
フィジー
タンザニア
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
患者7人、浙江省で56歳から78歳の患者発生。
メキシコ、パナマ、ボリビア デング熱 南北アメリカで流行している。
アメリカ ノロウイルス クルーズ船で発生、患者は700人。
ウクライナ アフリカ豚コレラ ブタ 1か所で発生が見られている。
サウジアラビア MERS-CoV 67歳男性で慢性疾患を保有・死亡。
世界 ポリオ 患者399人
スーダン 不明熱 2学校で不明熱発生
ナイジェリア 黄熱 黄熱のワクチン証明書が偽造されていた。

 

 

2014年2月4日

カンボジア H5N1
鳥インフルエンザ
5歳の少年が感染
韓国 H5N1
鳥インフルエンザ
家禽 家禽の処分に当たった10人は無症状。
中国 H7N9
鳥インフルエンザ
新患が14人を超え、総計は291人。
カナダ 回虫 アライグマ アライグマ17匹の剖検で回虫が確認された。
アメリカ ブタ伝染性下痢 ブタ 遺伝子配列は2004年から2012年までに中国で分離された株と類似性があった。
ウガンダ チックングンヤ ナイル川、セムリキ川流域で発生し、患者は数人確認。
モンゴル 口蹄疫 集団感染が見られている。

 

 

2014年2月5日

中国 H7N9
鳥インフルエンザ
新患10人が報告されている。
カナダ ボツリヌス症 アルバータ州でボツリヌスに汚染されたベーコンスプレッド瓶を確認。廃棄処分を実施。
カリブ海 チックングンヤ熱 疑い患者3人が確認された。
中国 H10N8
鳥インフルエンザ
女性2人が確認された。
南アフリカ サルモネラ症 患者44人、入院9人が報告されている。
ナイジェリア コレラ 少なくとも30人は死亡
ナミビア 死者15人
イラン 今年の患者は256人
インドネシア 食中毒 バリ島でサバ中毒と思われる症例が報告されている。
ニュージーランド 馬ヘルペス 1例を確認

感染症情報 2014年1月16日~25日

2014年2月 8日 11:14

2014年1月16日

中国 H7N9鳥インフルエンザ 患者5人
ナイジェリア ラッサ熱 ラッサ熱患者の妊婦の治療をした医師が感染死亡
イスラエル 口蹄疫 羊・山羊  
アメリカ サルモネラ感染症 テネシー州の矯正施設で患者9人
ウクライナ アフリカ豚コレラ  
カナダ 腸管出血性大腸炎 牛肉のタルタルステーキ、患者7人、1人重篤

 

 

2014年1月17日

ジンバブエ 炭疽 感染肉を食べて4人が感染
ペルー 黄熱 13年50週までに症例は20例で、13例が死亡している。
中国 H7N9鳥インフルエンザ 中国では新患4人が報告された。
フランス オーエスキー病 猟犬3頭が罹患。
アメリカ ブタ伝染性下痢症 ブタ  
インド 炭疽 アクシスジカ 動物園でアクセスジカ22匹死亡

 

 

2014年1月18日

中国 H7N9鳥インフルエンザ 人・家禽 中国全土での家禽でのサーベイランスを開始
中国・カナダ H5N1鳥インフルエンザ 家禽 カナダでの鳥インフルエンザ株は中国で循環するH5N1と一致
ブラジル リーシュマニア症 2013年度のリーシュマニア症患者は207人、死者は20人
ドイツ 牛海綿状脳症(BSE) 牛を賭殺して初めてL型の牛海綿状脳症が判明
中国 H7N9鳥インフルエンザ 上海の54歳男性、浙江省54歳、62歳、66歳男性患者発生。中国では患者は194人、死者53人となりました。
バングラディッシュ 二パ脳炎 確認死亡者2人、疑い症例4人、生のナツメヤシの樹液を飲んだ
ドミニカ チックングンヤ熱 カリブ海では患者280人

 

 

2014年1月19日

トルコ ランピースキン病 トルコで集団発生
麻疹 ロシア・フィリピン・シンガポール・カナダ ロシア78人、フィリピン62人、シンガポールからフィリピンに行き感染、カナダでの感染は予防接種未接種の乳児がフィリピンで感染。
チベット 口蹄疫 チベットの1箇所で発生
韓国 H5N8鳥インフルエンザ 養鴨農家2か所で発生
イラン リーシュマニア症 2万人が他の疾患と間違えて診断されているのではないか?

 

 

2104年1月20日

フィリピン デング熱 フィリピン東ヒサヤ56人、他カンボディア、シンガポール、フィジーで発生
パナマ・パラグアイ デング熱 南北アメリカでデング熱発生が続いている。
中国  H7N9鳥インフルエンザ 中国で新患7人が報告されている。
セントマーティン
ギアナ
チックングンヤ熱 カリブ海地域でチックングンヤ熱の発生が続いている。
中国 H7N9鳥インフルエンザ 上海で救急医師が呼吸不全で死亡し、本疾患が疑われている。
ジンバブエ 炭疽 牛17頭死亡
韓国 H5N8鳥インフルエンザ 新しい集団発生1か所
中国 H7N9鳥インフルエンザ 新患8人が報告されている。
エジプト H5N1鳥インフルエンザ 患者16人が報告されている。
南アフリカ 多剤耐性結核菌 南アフリカで感染が拡大している

 

 

2014年1月21日

ロシア 豚コレラ 新しい集団発生1か所
中国 H7N9鳥インフルエンザ 台湾を旅行していて発症
英国 不明死 一年間で犬の原因不明死が16匹報告されている。
ベトナム H5N1鳥インフルエンザ 52歳男性・死亡
韓国 H5N8鳥インフルエンザ 養鶏場1か所で集団発生
フランス ラナウイルス カエル 湖のアカガエルでの集団発生
パナマ
アルゼンチン
ハンタウイルス パナマで二人目の患者発生、アルゼンチンでは死亡

 

 

2014年1月22日

ニューカレドニア ジカウイル 76歳男性、他26人はポリネシアから輸入
シントマンテール島 チックングンヤ熱 新患10人
中国 H7N9鳥インフルエンザ 新患23人発生
アメリカ 梅毒 44年間で最も感染者が多くなっている。
WHO インフルエンザ 北米でのインフルエンザ患者は増加している。中国でも患者は増加し、H1N1pdm09,A(H3N2),インフルB。東アジアではA(H3N2)が南部で多く、とA(H1N1)pdm09とBが北部で多い。

 

 

2014年1月23日

ポリネシア ジカウイルス 15島で確認患者361人、疑い7156人
韓国 H5N8鳥インフルエンザ ヒシクイ 渡り鳥のトモガモ、ヒシクイで発生
WHO H7N9鳥インフルエンザ 中国で10人報告
アメリカ 炭疽 肺炭疽患者15人のうち8人が治癒し、治癒率が向上している。
WHO H7N9鳥インフルエンザ H7N9鳥インフルエンザはインフルA/Anhui/1/2013(H'N)と似ている。タミフルの感受性は高いことが判明。
コロンビア コレラ 患者10人、子供3人死亡
アメリカ ボツリヌス症 麻薬患者の間で患者発生。静脈注射乱用が原因
カナダ A群溶血性連鎖球菌 猩紅熱が増えている
フィリピン レプトスピラ症  フィリピンでの洪水の後、患者増加

 

 

 

2014年1月24日

ロシア 豚コレラ 集団発生が見られている
中国 H7N9鳥インフルエンザ 患者10人発生
アフリカ・アジア コレラ コンゴ共和国、ナミビア、ナイジェリア、ミヤンマ―
ユーロ インフルエンザ スペインとフランスで33人死亡
リトアニア アフリカ豚コレラ イノシシ

リトアニアのアリートウス県でイノシシの大量死

 

 

 

2014年1月25日

仏領ギアナ チックングンヤ熱 カリブ海では相変わらずチックグンヤ熱の流行が進んでいる
韓国 鳥インフルエンザん 家禽 家禽で陽性が見られた
リトアニア アフリカ豚コレラ イノシシ イノシシ二頭の感染を確認
中国 H7N9鳥インフルエンザ 新たに新患11人
ナイジェリア ハンセン病 昨年の新患は3805人

トリインフルエンザA(H7N9)が中国で流行しています

2014年1月28日 22:21

   トリインフルエンザA(H7N9)って、何ですか?

中国では鳥インフルエンザA(H7N9)に感染した患者が報告されています。

鳥インフルエンザA(H7N9)の人への感染は、今まで知られていませんでした。これらの鳥インフルエンザの発生は、いずれも中国で発生していたことから、中国政府はこの鳥インフルエンザに対する監視を強め、昨年4月以降、人への感染が見られていることが明らかになりました。

現時点では人から人への感染は確認されていませんが、報道では、医師が感染して死亡したと報じられています。それが患者から医師へ感染したものかどうかは明らかではありません。

 

 

○   対策や予防は?

現在流行地域の中国への渡航の際には、動物市場や家禽などに接触しないように注意が必要です。また、通常のインフルエンザ対策同様、手洗いの徹底が必要です。

感染症情報 2014年1月13日~15日

2014年1月28日 22:08

2014年1月13日

 

ブルガリア ブドウ球菌食中毒 学童のブドウ球菌食中毒発生
5~15歳 110人 60人が入院
トルコ インフルエンザ 子供での発生が多く、型はA(H3N2)が80%
グルジア 炭疽 患者251人、男性に多い。
アメリカ RSウイルス テキサス州で子供数百人が感染
家禽コレラ カリフォルニア州の1池で185羽死亡
バングラディッシュ ニパ脳炎 4人がニパ脳炎に罹患
ナミビア コレラ 患者107人、死亡者7人
ナイジェリア コレラ 患者2,165人、71人死亡。他多数の死亡者が出ている模様。
コンゴ共和国 コレラ 患者80人、死亡2人。

 

 

2014年1月15日

 

リトアニア 大量死 イノシシ 原因不明の大量死
中国 鳥インフルエンザ
(H7N9)
広東省で新患2人
オーストラリア リッサウイルス
感染症
オオコウモリ ニューサウスウェルズ州で1匹陽性
中国 鳥インフルエンザ
(H7N9)
香港の61歳男性死亡
浙江省62人、上海36人、江蘇省30人、広東省16人、福建省7人、江西省6人、安徽省4人、河南省4人、北京2人、河南省2人、山東省2人、河北省1人
アルゼンチン オウム病 8症例の報告
ベラルーシュ アフリカ豚コレラ  

感染症情報 2014年1月8日~11日

2014年1月16日 21:07

2014年1月8日

 

地域 感染症名 状況
カナダ N5H1鳥インフルエンザ 12月に中国を旅行し、帰国後カナダで発症
ポリネシア ジカウイルス感染症 ギランバレー症候群:呼吸筋マヒなど
ウクライナ アフリカ豚コレラ(猪)  
 中国 H7N9鳥インフルエンザ  患者は149人、浙江省52人、上海34人、広東省9人、江西省6人、福建省5人、安徽省4人、河南省4人、北京2人、山東省2人、湖南省2人、深圳・31歳男性
インド 口蹄疫(牛) 牛の死亡は4,705頭
中国 H7N9鳥インフルエンザ 広東省 51歳女性、江蘇省 54歳女性
トルコ ランピースキン病(牛) 6か所で集団発生

 

 

2014年1月9日

 

中国 H7N9鳥インフルエンザ 広東省・女性51歳、浙江省・女性51歳、その他、上海でも家禽で発生
オマーン 中東呼吸器症候群
コロナウイルス
59歳男性・死亡
アメリカ 梅毒・淋病 このところアメリカでは梅毒・淋菌感染が増えています。
イスラエル・パレスチナ自治区 口蹄疫  

 

 

 

2014年1月10日

 

カリブ海 チックングンヤ熱 カリブ海諸国ではチックグンヤ熱が増えています。
ポリネシア ジカウイルス感染症 確認症例で最も多い臨床症状は、発疹95%・無力症79%、発熱73%、結膜炎63%となっています。症状は軽症で自然治癒し、うち56例がギランバレー症候群を示しました。
アメリカ 吸入炭疽 炭疽が風土病の4州で男性の吸入炭疽患者が発生しました。
アメリカ サルモネラ症 鳥の生鮮市場で購入した食料からサルモネラ症が発生しました。原因菌はサルモネラエンテリカで、マサチューセッツ州で62人の発生。その96%はアジア人でした。
ジンバブエ 炭疽 家畜から人への感染が5人見られています。
日本 マラチオン マラチオンが混入した冷凍食品を食べ、日本全国に患者発生。
カナダ H5N1鳥インフルエンザ 北京に旅行したアルバータ州の住人がH5N1鳥インフルエンザで死亡したことが判明しました。

 

 

2014年1月11日

 

ケニア 口蹄疫 家畜100頭以上が口蹄疫を発症し、2頭が死亡しました。
アメリカ サルモネラ症 原因はカリフォルニア州の生カシュ―チーズで、患者は3州で14人で多くはカリフォルニア州の住人でした。
カリブ海 チクングンヤ熱 カリブ海地域でチクングンヤ熱の流行が見られています。

世界の感染症 2013年10月7日

2013年10月17日 21:36

10月7日発信

 

○   B型肝炎  アメリカ  ウェストヴァージニア  患者17人

静脈注射によって17人がB型肝炎に感染しました。

通常では静脈内薬剤濫用者によって2~3人が発生する程度です。

 

○   皮膚炭疽  アルメニア  ロリ地方  シラク地方

アルメニア北部、北西部で人での皮膚炭疽の発生が見られました。患者は15人で家畜から感染したものです。

 

○   クリミアコンゴ出血熱  パキスタン  肉屋  4人死亡  羊が原因

パキスタンでは肉屋4人が羊肉からクリミアコンゴ出血熱に感染し死亡しました。これらの地域では多くの人が羊などに暴露されており、感染拡大も懸念されています。

 

○   狂犬病  コンゴDR

野良犬数匹が狂犬病に罹っており、それらに噛まれて10人が死亡したと報告されています。そのうち乳幼児が父親と兄を噛み、感染が見られたが、治療により回復した模様です。

 

○   デング熱  

・アジア

パキスタンではデング熱患者が増加し、73人となっています。

フィリピン・ミンダナオでは患者は9,654人となり、59人が死亡したと報告されています。

他、シンガポール、マレーシアでも患者の発生が見られています。

 

・南北アメリカ

メキシコ、ホンジュラス、コロンビア、パラグアイなどで患者の発生が見られています。

 

○   豚コレラ  豚  ペルー

国連食糧機関はペルーで豚コレラの集団発生が5件見つかったと報告しています。

 

○   ボツリヌス  牛  イスラエル  

イスラエルではボツリヌス症の疑いのある牛、百頭を報告しています。発生のあった地域は17か所で、21か所の牧場で見つかっています。

 

感染症情報 2013年4月7日~4月14日

2013年5月11日 22:39

4月7日発信

○    トリインフルエンザンH7N9

中国の上海、杭州、南京では生きた家禽などを取引する市場を閉鎖しました。

 

○ 麻しん  英国  ベナン  ナイジェリア  パキスタン

英国では昨年9月以降の確認患者200人、疑い患者は176人となっています。

ベナン、ナイジェリア、パキスタン(イスラマバード首都圏)などで患者の発生が報告されています。

 

○    H7N9トリインフルエンザ

家禽ではH7N9トリインフルエンザはほとんどないが(症状が出ないと言う意味)、人では病気になることもあります。

一番良いことは、家禽などと家畜は人が生活する場所には置かないことです。

 

○ H7N9トリインフルエンザ  上海  安徽省

上海ではさらに2人のトリインフルエンザH7N9患者の発生が報告されました。

 

4月11日発信

○ H7N9トリインフルエンザ  セッコウ省

鴨に感染が認められています。また豚での感染も拡大しています。

 

○ C型肝炎  ポーランド  造影CTスキャンで

造影剤入りの注射針の使い回しが原因と思われるC型肝炎の流行がみられています。

 

○ ボツリヌス症  カナダ  ロブスター肉の缶詰

ニューズランズウィック州で作られたロブスター肉の缶詰がボツリヌスに汚染されていると懸念され、回収が進められています。

 

○ 日本脳炎  インド  急性脳炎で死者38人  患者118人

インド・ウッタルプラデーシュ州、ビハール州では患者それぞれ103人、14人、死亡者34人、4人となっています。

 

○    トリインフルエンザH7N9

WHO(世界保健機関)の報告では上海では、新患3人、江蘇省では2人となり、上海での患者は18人、死者は6人、江蘇省では患者12人、死者1人、安徽省では患者2人、うち1人は死亡。浙江省では患者6人、うち2人は死亡しています。

 

○ ボツリヌス症  アメリカ  カリフォルニア州  燻製ニシン

リトルマーメイドスモークハウスは燻製ニシンと塩漬けニシンをボツリヌスに汚染されている可能性があることから回収しています。

 

○ 不明疾患  ドイツ  ハンブルグ市  呼吸器疾患

警察官49歳が原因不明の呼吸器疾患で死亡し、他5人が同じような症状を発症していることが報告されています。疾患の詳細は不明です。 

 

4月12日発信

○    トリインフルエンザH7N9

トリインフルエンザH7N9に関しては、ヒトヒト感染は、今のところ見られていないが、トリインフルエンザH7N9に関する情報が少なく、対応に関して決定的な方法などは明確にはなっていない。

トリインフルエンザH5N1は感染力が強いが、H7N9は感染力は強くない、同じH7でもトリインフルエンザH7N7では症状は軽く、結膜炎程度で、このトリインフルエンザではヒトヒト感染は3人が今までに報告されています。この場合も症状は軽症です。

 

○ 炭疽  ベナン  牛

ベナンでは牛の間に炭疽の流行が発生しています。

 

4月13日発信

○    馬の腺疫(馬ジステンパー)  英国

英国・スコットランドの農場。厩舎で馬ジステンパーの流行が発生し、その封じ込めのための措置が取られています。

 

○    H7N9鳥インフルエンザ  河南省  患者2人

河南省でも鳥インフルエンザH7N9による死者が2名確認されました。

 

○    鳥インフルエンザ  ベトナム  H5N1  アマツバメが5,000羽死亡

ベトナムではアマツバメを飼育しているがそれらが大量死しています。原因はH5N1鳥インフルエンザウイルスとみなされています。

 

 ○    鳥インフルエンザ  人  中国

   ・上海:さらに1名、症例が認められました。

   ・北京:症例が1例報告されました。

   ・浙江省:2人の症例が報告されました。

現時点では国際的な感染拡大は見られていません。

 

○    ライム病  米国  罹患率の増加  ワシントン州 では23人、オレゴン州では48人

アメリカ・ワシントン州、オレゴン州ではライム病の罹患率が増加していることが報告されました。

 

4月14日発信

○    デング熱 

   ・メキシコ : 13,560人 出血熱 134人

   ・コスタリカ : 患者6,898人 出血熱 19人

   ・エルサルバドル、ホンジュラス、プエルトリコ、ブラジル、コロンビ

    ア、エクアドル,パラグァイ、ペルーなどで増えています。

 

○麻疹  英国  ナイジェリア  パキスタン  オーストラリア

英国、ナイジェリア、などで麻疹が流行しています。

日本でもこのところ風疹の流行が問題になっています。

実際に妊婦での風疹感染も報告されており、ワクチン未接種の人の多さがこの問題を大きくしていると思われます。特に日本での患者の多くが男性の若者であり、日本では昭和53年前後には女性のみが風疹の予防接種を受けており、受けていない世代が日本での風疹の流行を生み出していると考えられています。

 

○    麻疹  英国  ナイジェリア  オーストラリア

英国で多くの麻疹患者が出ています。

 

○    H7N9鳥インフルエンザ  中国  河南省  患者60人

中国での患者発生が60人となりました。死亡者は13人です。

 

○    ニューカッスル病  インド  クジャク

タルパルカルでクジャクが10羽、ニューカッスル病で死亡しました。

 

○    旋毛虫症  ドイツ  猪肉

旋毛虫の寄生した猪で作ったソーセージがザクセン州とブランンブルグ州で売られているとが判明ました。現時点では感染者は出ていません。

 

○    糞腺虫症  アメリカ  臓器移植

免疫が正常な人では無症状・無疾患ですが、免疫不全患者では重傷な症状を示すこともあります。

アメリカ・ペンシルバニア州では腎、膵移植者に糞腺虫症が見られ、ドナー由来と判明したことから、臓器移植に関して注意を喚起しています。

世界の感染症 2013年4月1日~4月6日

2013年4月11日 21:21

2013年4月1日発信

 

○ デング熱  アジア  太平洋

フィリピン:3,836人、死亡者8人。増加傾向。

シンガポール:3,100人

オーストラリア:101人

 

○ デング熱  南北アメリカ

メキシコ

45人、出血熱11人

コスタリカ

6,615人、重篤12人

アルゼンチン

疑い2,870人、確認181人

ボリビア

疑い6,200人以上、確認1,330人

ブラジル

123,694人、確認33,000人、死亡28人

コロンビア

19,000人

パラグアイ

76,492人、死亡39人

ベネズエラ

61人、減少

 

 

○ ラッサ熱  ナイジェリア  リバース州  1人死亡

州ではラッサ熱のサーベーランスを強化し始めました。

 

○ トリインフルエンザH7N9  中国  上海  安徽省

上海で2人、安徽省で1人の感染者が報告されています。

症例は気道感染があり、このうち2人はすでに死亡、1人は重態となっています。

 

○ 脳炎  バングラディッシュ  患者5人  内4人は死亡

患者は同一家族で、最初に亡くなった女性と隣人はウイルス性脳炎で死亡したと診断されています。

 

○ H7N9トリインフルエンザ

87歳男性は多臓器不全で死亡、息子は重症肺炎で死亡しています。

 

○ トリインフルエンザ  メキシコ  家禽  H7N3

メキシコの養鶏場52箇所、自宅での養鶏4箇所で発生が見られています。

 

4月3日発信

 

○ インフルエンザ  WHO(世界保健機関)

北米ではインフルエンザA(H3N2)の患者が多く見られていますが、減少してきています。

また、インフルエンザBが増加しています。

 

○ トリインフルエンザH7N9  浙江省  男性  死亡

江蘇省で患者g4人発生しています。ウイルスは家禽由来のトリインフルエンザウイルスと確認されています。

H7N9トリインフルエンザは鶏ではほとんど症状がありません。そのため家禽でのH7N9の追跡は難しいとされています。

トリインフルエンザH7N9の感染は、上海、安徽省、江蘇省、浙江省で見られています。

 

○ 口蹄疫  ロシア  A株  牛 

集団発生が3箇所で見られ、牛、豚、山羊などの殺処分を実施しています。

 

○ ブルセラ症  鹿  アメリカ  ワイオミング州

ワイオミング州でエルクやアメリカ野牛の中にブルセラ症が確認されました。

 

○ ブドウ球菌皮膚感染症  フランス

フランスのレユニオン島エタングサレ浜辺で泳いだ後にブドウ球菌感染症に罹る人が増えています。

 

○ 胃腸炎  オーストラリア  タスマニア  牡蠣

タスマニア地方では牡蠣を食べて60人以上が胃腸炎に感染しました。

 

○ トリインフルエンザ(H7N9) 上海  鳩でウイルス  患者11人

中国は上海での市場で収集した鳩からウイルスを検出しました。これで患者は11名となりました。

 

○ トリインフルエンザH5N1  カンボジア

6歳の少年がトリインフルエンザ(H5N1)に感染したことが判明しています。

これまでカンボジアでは患者31名、うち死者は27人、死者は8人となりました。

 

○ 牛  結核

スイスで牛の結核が報告されました。牛は殺処分しました。

 

○ 牛  炭疽  ガーナ

ガーナのアッパーウェスト県で炭疽の流行が発生しました。

 

○ 黄熱  ペルー  プーノ州  

同州で黄熱症例が検出されたことから、黄熱ワクチン500万回分を確保し、キャンペーンが始まりました。

 

○ エールリヒア症  アメリカ  ジョージア州  輸血  9歳  少年

ダニ媒介感染症であるエールリヒア症に輸血を介して感染したことが報告されました。

少年は急性リンパ芽球白血病で1ヶ月に3回程度輸血を受けており、輸血提供者の中に1人ダニに咬まれたと答えた人がいました。

 

○ 鯖中毒  英国  スコットランド  マグロサンド

ツナサンドを食べて口の粘膜のチクチク感、発疹、嘔吐、呼吸困難などを発症しました。

スコットランドで鯖中毒は稀です。

 

○ 大腸菌0121  冷凍ピザ  アメリカ  15州  24人

冷凍ピザなどが腸管出血性大腸菌に汚染されており、回収が進められています。

 

○ オウム病  ロシア  サンクトペテルブルグ市

昨年、オウム病に感染した人は102人となり、昨年の6倍となっています。

患者の多くはペット店員でした。

 

○ トリインフルエンザンH7N9

香港でもH7N9トリインフルエンザの疑い患者が発生しました。患者は7歳女児で、トリとの接触はありました。

 

○ 新型コロナウイルス  アラブ首長国  男性  73歳  ラクダから感染?

ラクダに接触した後に、インフル様症状を発症し、死亡しています。詳細は不明です。

 

4月6日発信

 

○ クリプトスポリジウム症  オーストラリア  患者458人  水泳プールと関係

 

○ 風疹  日本  患者は2,021人

東京での発生が最も多く、次いで神奈川、千葉となっています。

 

○ ニパ脳炎  人  バングラディッシュ

バングラディッシュでは今年ニパ脳炎と診断された人が24人で、その内21人が死亡していると報告されています。年齢は8ヶ月から60歳、男性が15人、女性が9人で潜伏期の平均は9日となっていました。    

世界の感染症 2012年12月26日~12月31日

2013年1月28日 22:28

12月26日発信

○ デング熱  南北アメリカ  メキシコ  ケイマン諸島  ボリビア  ブラジル

南北アメリカではデング熱患者892,000人、出血熱患者(重症)23,925人、死者521人が出ていることが報告されています。

主要流行地はメキシコ、ブラジル、コロンビア、パラグアイ、ペルーなどです。

 

○ デング熱  フィリピン  スリランカ  インド  オーストラリア

特にフィリピンのセブ島、スリランカでは多数の患者が出ています。

 

○ 腎症候性出血熱  ロシア  サラトフ州  患者140人

サラトフ州の腎症候性出血熱の罹患率が上昇し、11年度の同時期に比べて4.4倍になっています。急性呼吸器疾患やレプトスピラ症は減少していますが、HIV感染や、ウイルス性肝炎、腎症候性出血熱、急性ウイルス性A型肝炎、急性腸感染症は増えています。

 

○リーシュマニア症  結核  シリア  患者は一日で150人

シリアのアレッポ市では飢餓のために免疫機能の低下した人が増え、リーシュマニア症、結核などの患者が増えていると報告されています。

戦闘の続くシリアでは戦闘による外傷以上に感染症患者が多いようです。

 

○ ノロウイルス 宮崎県  高齢者6人が死亡

宮城県の老人施設で患者および従業員にノロウイルスの感染者が見つかり、6人の死亡が報告されています。

 

○ チックングンヤ  フィリピン  アルバイ州  19人の村民が病気に

チックングンヤはデング熱に似た疾患で蚊に刺されて感染します。ただ、デング熱よりも軽症ですみます。

 

○ 乳児死亡  ベトナム  ゲアン省  乳児3人死亡

ゲアン省ではポリオワクチン接種後に乳児3人が死亡したことが報告されています。

詳細は不明です。

 

○ 黄熱  スーダン  

詳細は不明ですが、患者は発熱、下痢、腹部痛、頭痛などを示しています。

スーダンでは黄熱のワクチン接種キャンペーンを開始しました。

 

 

12月27日発信

○ 不明食中毒  ロシア  クラスノダル地方  寿司

日本料理店のすし屋で食事した人が食中毒症状を示しました。患者は17人で、詳細は不明です。

 

○ コリネバクテリウム  馬  アメリカ  カンザス州 

ハト熱に罹患した馬が発見されています。

 

○ 百日咳  英国  

英国ではこの20年間で最大の百日咳の流行が発生しています。

患者数は12年11月で1,080人に及び乳幼児では14人が死亡しています。

 

○ リーシュマニア症  結核  シリア

シリアだけでなく途上国ではゴミなどの処理が上手くいっていないことから、ネズミや野犬などが増え、その結果、げっ歯類の動物による感染症が増えています。

 

○ 黄熱  スーダン  ダルフール  中央ダルフール州で5人が死亡

黄熱ワクチンのキャンペーンによって患者の発生は抑えられている模様であるが、事実は確認できていない。

 

○ 住血吸虫症  スーダン  患者は200万人と言われています。

スーダンではビルハルツ吸虫症の感染率が高いことから、国際機関に協力を働きかけています。

 

12月28日発信

○ レプトスピラ症  ドミニカ  死亡  新患5人

ドミニカ政府はレプトスピラ症の新しい感染者グループを報告しています。

1年前に50人以上がレプトスピラ症に感染し、7人が死亡していました。

レプトスピラ症はネズミの体内で増え、尿の中に排出されます。ヒトはそれらで汚染された水に皮膚、目、粘膜、傷などに触れて感染し、高熱、頭痛、筋肉痛、腹痛、嘔吐などの症状を呈します。

 

○ 食中毒  人間  コモロ  ウミガメ肉  死亡者3人  入院30人

適切な管理のされていない海ガメの肉を食べて感染したものと思われています。

症状は胃痛、嘔吐などでした。

 

○ ブルセラ症  ロシア  ボルゴグラード州  患者4人

牧畜農家でロストフ州の農場から戻った牛が、ブルセラに感染していたことが判明しました。

 

12月29日発信

○ ノロウイルス感染症  英国  患者は141,000人

この2週間でノロの集団発生が70件報告されています。この数年にない多さです。

 

○ 麻しん  英国  パキスタン  カナダ

患者は56%が12歳から17歳の人で、2回ワクチン接種を受けていた人は22%でしかも罹患しても軽症ですんでいることが報告されています。

 

○ トリインフルエンザ  ネパール  中部  H5N1  養鶏場で発生

高病原性トリインフルエンザH5N1が養鶏場で発生しています。

 

○ ハンタウイルス  アルゼンチン  疑い260人  確定22人  死者6人

アルゼンチン・フフイ州ではハンタウイルス感染症の疑い患者の報告が続いています。疑い症例は260例に及んでいます。

 

12月30日発信

○ トリインフルエンザ  人間  全世界で患者32人

2012年はトリインフルエンザH5N1に感染した人は32人に及んでいます。WHO(世界国際機関)の発表によると、そのうち20人が死亡しています。

内訳はエジプトが患者11人(死亡5人)、インドネシア9人、ベトナム4人、バングラディッシュ3人、カンボジア3人となっています。

 

○ デング熱  ポルトガル  マディラ諸島  患者2,103人  入院122人 死亡0

デング熱がポルドガルのマディラ島で大流行しています。デング熱ウイルスを媒介するネッタイシマカが、現在、マディラ島で著しく繁殖しており、それをポルトガル本国でも心配しています。今のところ本国での発生は見られていません。

 

○ 黄熱  スーダン  ダルフール  死者168人

スーダンでの黄熱の発生は20年間で最悪になっています。

黄熱での死亡者は既に168人となっており、ダルフール中では黄熱の疑い患者は800人と報告されていますが、実際にはさらに多いものと考えられています。

この流行は、豪雨と洪水によって黄熱ウイルス媒介蚊の繁殖が起こったことと、黄熱ワクチン接種が実施されなかったことが原因と考えられ、黄熱予防接種キャンペーンが急いで始まりました。

 

12月31日発信

○    デング熱 以下の地域でデング熱の流行が見られています。

アジア:スリランカ、ニューギニア

   南北アメリカ:メキシコ、エルサルバドル、ニカラグァ、ドミニカ、コロンビア

 

○ ノロウイルス感染症  日本  神奈川と群馬  院内感染

横浜市の病院では100人以上がノロウイルス感染症に罹患しました。高齢者で死亡した4人はおそらくノロウイルス感染によるものと推定されます。

世界の感染症 2012年12月17日~12月20日

2013年1月13日 23:27

12月17日発信

○ デング熱  南北アメリカ

メキシコ、ニカラグア、ドミニカ共和国、アルゼンチン、ペルー、パラグァイなどでデング熱が流行しています。時にパラグァイでの流行は著しく、出血熱も重症例4人が報告されています。

 

12月18日発信

○ 胃腸炎  ノルウェー  パーティーで感染拡大

クリスマスパーティーに参加した人の間で流行したもので、原因はノロウイルスと考えられています。

 

○ 黄熱  スーダン  北ダルフール州  4人死亡 新患6人

スーダンの北ダフール州の金山で黄熱と診断された患者4人が死亡しました。患者は6人になり、近隣地域で黄熱のワクチン接種を開始しました。

 

○ ポリオ  パキスタン  患者10人

パキスタンでポリオ根絶計画の援助活動をしている人が銃弾で射殺され、その後、ポリオワクチンを実施している援助チームが一時的に撤退しました。

 

○ 口蹄疫  豚  中国  江蘇省  血清型O型

豚で口蹄疫が報告されています。

 

○ デング熱  インド  パキスタン  オーストリア  サウジアラビア

インド : 227人  デングウイルス4型が多い

 

12月19日発信

○ 麻痺性貝毒  ニュージーランド  プレンティー湾  患者20人

麻痺性貝毒患者20名のうち10人が入院しました。

麻痺性貝毒の症状は、通常12時間以内に口、顔、四肢のしびれ、チクチク感、嚥下困難、呼吸困難、立ちくらみ、複視、などが現れ、重症例では呼吸不全となります。

 

○ 真菌性感染症  汚染薬剤  アメリカ  患者620人  死者39人

現在CDC(米国疾病予防管理センター)が詳細を調査中です。

患者は620人でステロイド注射に関連しているのではと想定されています。

 

○ 炭疽汚染ヘロイン  イギリス  イングランド  新患6人目が死亡

ヘロイン常用者で欧州では13人、英国では6人(イングランド4人うち3人死亡、スコットランド1人、ウェールズ1人)で英国の患者と欧州の患者との関係は、現段階では不明です。

 

○ トリインフルエンザ  エジプト  女性  2歳・・生存、インドネシア  男性4歳・・死亡

2003年から2012年12月17日までに、トリインフルエンザH5N1ウイルスの感染者は、15カ国で610人がWHO(世界保健機関)に正式に登録されており、うち360人は死亡しています。

12年1月以降、WHOに報告された人数は32人となりました。

 

○ ボツリヌス症  アメリカ  魚の燻製  7品回収中

ウィスコンシン州ケノーシャ地域のトルーティスト合同会社の製造する「辛味燻製ニジマス」など7品がボツリヌス菌汚染の疑いがあることから回収を始めました。

 

○ リステリア症  オーストラリア  患者8人  チーズ回収

オーストラリアでリステリア症患者8人を確認しました。原因はチーズでジンジ標識のブルーチーズ、カマンベルチーズが原因と思われ、それらの回収を行なっています。

 

○ 不明熱  インド  タミルナードウ州

発熱疾患で死亡が報告されています。

 

○ コレラ  キューバ  ハバナ  新患数十人

ハバナベエハ市では患者47人、首都では17人、東部の諸州では33人の患者が報告されています。

 

○ 黄熱  スーダン  ダルフール

黄疸と腎不全を症状とする黄疸がスーダンで発生し、死亡者は168人となり、ワクチンキャンペーンの実施を始めました。

 

○ チクングニヤ  ガボン  患者疑い

ガボンではチクングニヤに150人が感染していると発表されました。

 

○ 大腸菌O157  カナダ  ハンバーガー  患者5人

カナダ政府はブッチャーズチョイスにリンクする大腸菌感染症の報告を受けています。

 

12月20日発信

○ コレラ  ギニア  シェラレーネ、ブルンジ、ジンバブエ、ソマリア

菌株は非定型型エルトール株コレラで患者は7,000人以上と想定されています。

エルトール型は他の株よりも重篤になり、感染力も高いのが特徴です。

このコレラはシエラレオネで始まり、そこからギニアに拡がったと考えられています。

また、同じ株がジンバブエ、チャド、ハイチでも見つかっています。

 

○ 黄熱  スーダン  ダルフール

スーダンの難民キャンプなどで、ワクチンキャンペーンが始まりました。

 

○ 鹿流行性出血熱  アメリカ  ネブラスカ州  鹿6,000頭が死亡

今までの鹿流行性出血熱の流行の中で最大規模です。

 

○ コレラ  ドミニカ ⇒ サンマルタン(フランス)

下痢症患者がコレラと確定診断されました。患者はドミニカのサントドミンゴに滞在しており、そこで感染したものと考えられています。

 

○ A群レンサ球菌  香港  1,445人

香港の健康局保健センターでは猩紅熱が流行しており、警戒を呼びかけています。

患者1,445人のうち89%が10歳未満でした。

猩紅熱はAg群溶連菌でおき、発熱、咽頭痛、発疹などを伴い、時にはショックを起こしたり、心疾患や腎炎を合併する場合もあります。

感染症情報 2012年7月2日~6日

2012年8月17日 21:12

7月2日発信

● ブルセラ・メリテンシス  ボスニア・ヘルツェゴビア

 山羊がブルセラ・メリテンシスに感染していることが報告されています。

 

● サルモネラ感染症  アメリカ  ペットのウミガメ

CDC(米国疾病予防管理センター)は、サルモネラ症の調査を進めていますが、幾つかの州で、街頭で購入したウミガメが関係していることが推測される流行が見られています。  

 

● コレラ  キューバ  死亡者2人  入院50人

キューバのバランマ州マンサニヨ町でコレラの流行が発生しており、2人の死者などが出ていることが報告されています。

キューバ政府は街頭での飲み物の販売を禁止し、幾つかのレストランを閉鎖した模様です。

 

7月3日発信

●    コレラ  キューバ  死亡者3人

キューバで発生しているコレラ流行の患者は53人、死亡者は3人に増えています。

原因の一つに猛暑と大雨によって、コレラ患者の便によって汚染された地下水が井戸水に混入したのではないかと推定されています。

 

● ハンセン病  インド  ムンバイ  患者709人  半分以上は進行期の患者

ムンバイで11年から12年に見つかったハンセン病の患者の多くは進行期であったことが報告されています。

ハンセン病の場合、家族などが隠すことが多いために実態はつかめていません。全体の患者数としてはわずかに減少しているものの、依然として発生していることが明らかです。

 

● 百日咳  アルゼンチン  メンドサ州  患者150人

メンドサ州で発生している百日咳患者は大幅に増えています。患者は予防接種の未接種者で、ワクチン接種しても10年後には免疫力は低下することから、10年後に追加のワクチン接種が必要となります。

百日咳は成人や若者では重篤な問題は起こしませんが、1歳未満の乳幼児では合併症や死亡などの原因になることから注意が必要です。

 

● ボツリヌス症  アメリカ  オレゴン州  自家製缶詰  患者3人

デシューツ郡では3人のボツリヌス症患者の発生を報告しています。その原因は、自家製の缶詰と推測されています。ボツリヌス症は人から人への感染はないために、流行が拡大する可能性はありません。

 

● 家禽のトリインフルエンザ  中国  ウイグル自治区

ウイグル地区では、家禽の間でH5N1トリインフルエンザが発生したと報告されました。

 

7月4日発信

● 鳥トリコモナス症  ドイツ  バイエルン州  フィンチ

家庭菜園でアオカワラヒワ23羽が死亡しているのが見つかっています。

 

● 炭疽  ロシア  ダゲスタン共和国  住民6人が皮膚炭疽

他の家畜での炭疽感染は見つかっていません。

 

● 不明疾患  カンボジア  子供62人のうち60人が死亡

カンボジアではこの3ヶ月間で少なくとも60人の子供が死亡したと報告しています。症状は高熱、呼吸器の破壊、神経症状を示しています。

これらは国内の14州で発生していますが、詳細は不明です。

 

● レジオネラ症  英国  スコットランド  患者99人  工場冷却塔が原因

エジンバラのレジネラ症の発生は死亡者も出ています。

 

●    デング熱 

カンボジア、インド、フィリピン、エクアドル、ブラジル、メキシコ、ドミニカ共和国などで流行が見られています。

 

● C型肝炎  アメリカ  ニューハンプシャー州  院内感染

ニューハンプシャー州のエクセター病院でC型感染の集団発生が見られています。症例は27人で、従業員の1人が含まれています。

この従業員が心臓カテーテルのラボで麻薬を注射器で自己注射し、それをそのまま戻して他の患者にも使用したため感染拡大したのではないかと考えられています。

 

7月5日発信

● トリインフルエンザ  インドネシア  西ジャワ州  少女8歳

西ジャワ州カラワン県の8歳の少女がH5N1トリインフルエンザに感染して死亡したことを報告しています。少女はカラワン市場の近くで生活しており、この市場で家禽との接点がありました。

 

● トリパノゾーマ症  ナイジェリア  人

トリパノゾーマ症はアフリカなどでは時々見られる病気で、別名眠り病とも言われる病気です。ツエツエバエが媒介するトリパノゾーマによって引きおこされる感染症でナイジェリアの風土病のひとつです。

 

7月6日発信

● 炭疽  カナダ  アメリカ野牛

128頭のバイソンが炭疽で死亡していることが確認されました。

 

● 口蹄疫  エジプト

エジプトで口蹄疫の流行が報告されています。

 

● 日本脳炎  香港  20歳・女性

このところ日本脳炎患者の発生は見られていなかったため、11年ぶりの日本脳炎の発生となります。

当局は彼女の環境調査などに取り掛かりました。

 

● サシチョウバエ熱感染症  マルタ ⇒ スイス

11年にスイス人がマルタ旅行後に発熱し、それらを診療したスイスの医師がサシチョウバエ熱と診断しました。

サシチョウバエ熱は急性熱性疾患でインフルエンザ様症状を呈し、髄膜炎などを起こすこともありますが重篤にはなりません。

 

● レジオネラ症  スペイン  マドリッド  レストラン  患者14人

この患者はいずれもマドリッド近郊の街でレストランを訪問していました。近隣の病院では、これ以外にも数人の患者がされており、25人に及ぶ模様です。

 

● 大腸菌O157  フランス  牛ひき肉  患者4人

原因はジャンロゼブランドのハンバーガーと想定されています。業者は回収を始めています。

 

● おたふくかぜ  オーストラリア  クイーンズランド州  ゴールドコースト

成人のおたふくかぜの集団発生が確認されました。

おたふくかぜワクチンのブースター接種が十分ではなかったのではないかと推定されています。

 

● 鳥のボツリヌス症  アメリカ・オハイオ州  ガンとカモ  50羽以上死亡

オハイオ州では、鳥のボツリヌス症でガンとカモが50羽以上死亡していることが報告されています。

 

● 百日咳  アメリカ  ワシントン州

ワシントン州エベレットの病院では従業員1人が百日咳に罹患していたことを公表しています。少なくとも53人に暴露しており、最終的には300人近くに接触した可能性があることを示唆しています。

 

● 百日咳  ニュージーランド  疑い497人 確認328人

ニュージーランドの西海岸では百日咳の集団発生が見られています。

 

● 東部ウマ脳炎  アメリカ  ジョージア州 

ジョージア州では東部ウマ脳炎に感染した4頭目の馬を確認しています。

世界の感染症 6月30日~7月1日

2012年7月25日 21:56

6月30日発信

 

● 家禽のトリインフルエンザ  メキシコ  ハリスコ州  高病原性H7N3

メキシコの養鶏場で高病原性トリインフルエンザH7N3の発生が数箇所で見つかりました。

 

●炭疽  家畜  アメリカ  ノースダコタ州

ノースダコタ州では高温続きで、この時期には例年炭疽の発生が増えることから、注意喚起をしています。

 

● ノロウイルス  アメリカ  インディアナ州  スポーツキャンプ

インディアナ州のノートルダム大学でスポーツキャンプに行った生徒106人にノロウイルス感染症の集団発生が見られました。

大学では手洗いの徹底と、吐物や便の処理後の手洗いを厳重にするように指示しています。患者はいずれもすでに軽快しています。

 

7月1日発信

 

●チクングンヤ  インド  西ベンガル州ジャルパイグリ県  集団発生

ジャルパイグリ県の3区域で集団発生があったと報告されています。

この2か月で患者は1,000人以上に達しています。

チクングンヤはネッタイシマカによって媒介される感染症です。そのためこの地域では、ボウフラの発生する水溜りを無くすこと、雨水が溜まるような飲み物の空き瓶・缶などを放置しないように啓発しています。

 

● 日本脳炎  インド  アッサム州  患者332人  死者50人

アッサム州では急性脳炎症候群(AES)症例が増えています。

原因は雨季の雨量が多く、蚊の駆除のための防虫剤噴霧を控えたためではないかと考えられています。ワクチンプログラムが最も有効な対策と考えられますが、政府のワクチンプログラムについては不明です。

 

● 手足口病  アメリカ  ベトナム  ボルネオ

ユタ州:子供の間で手足口病の集団発生が見られています。

ベトナム:メコンデルタで手足口病の流行が見られています。すでに子供7人が死亡しており、1,300人が感染していると報告されています。

 

● 家禽のトリインフルエンザ  メキシコ  ハリスコ州  家禽100万羽死亡

メキシコ・ハリスコ州の養鶏場で流行しているトリインフルエンザH7N3では、すでに家禽100万羽の死亡が報告されています。

 

● インフルエンザ  アメリカ  フロリダ州

フロリダでのインフルエンザの調査では、流行期の後半ではB型インフルエンザの著しい発生があったとしていますが明らかではありません。

 

● 不明疾患  ベトナム  炎症性掌蹠角化症候群(IPPH)

昨年4月から炎症性掌蹠角化症候群(IPPH)の患者216人、死亡者12人が報告されています。感染源や原因などについては分かっていません。

 

● 腸炎ビブリオ  アメリカ  ミズーリー州  患者3人

ミズーリー州東部でビブリオ症の流行が発生しています。

ビブリオ症は生や生焼けの貝類などを食べて罹ることが多く、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状がでます。免疫力の低下した人や肝臓疾患のある人、糖尿病、十二指腸潰瘍のある人では重症になることがあります。

通常、人から人への感染は見られません。

 

● サルモネラ症  オーストラリア  患者75人

原因は地元固有の有袋類・ミミナガバンディクートの糞が原因ではないかと言われています。ミミナガバンディクートが公園の砂場で糞をし、その中で子供が遊んだために感染したのではないかと考えられています。

 

● ブルセラ症  アメリカ  メーン州  ネズミイルカの大量死

 

● 狂犬病  アメリカ  コロラド州  バイソン1頭

コロラド州のフォートコリンズ地域でバイソンが狂犬病で死亡したことが報告されました。

感染症情報 2012年6月23日~6月29日

2012年7月22日 10:05

6月23日発信

● 炭疽  人  牛  南スーダン

南スーダンのイエイ郡では感染牛の肉を食べた人で感染が発生しました。1人は死亡し、3人は入院しました。

 

● 炭疽  人  グルジア  患者30人

グルジアでは今年度、少なくとも30人が炭疽に感染していることを報告しています。

 

● ビブリオ・バルニフィカス  香港  患者2人  男性48歳と61歳は死亡

男性48歳は基礎疾患を有していましたが、6月16日に発熱、疼痛、両脚の腫脹で病院を訪れ、壊死性筋膜炎で両足を切断しましたが、症状は悪化し、19日に死亡しました。

血液培養や患者の傷から、ビブリオ・バルニフィカスが検出されていました。

61歳の男性も基礎疾患があり、16日に発熱、17日には意識消失、18日には死亡しています。この患者は生のシャコ類を食べたことが判っています。同じものを食べた他の家族などに症状はありません。

 

● 炭疽  ヘロイン関連  デンマーク  69歳

69歳のヘロイン中毒患者が皮膚炭疽に罹患したことが報告されています。

この患者の炭疽菌遺伝子分析では、デンマークで発生したヘロイン関連の炭疽患者と同じでした。ヘロインはドイツで購入しているとのことでした。

 

● サルモネラ感染症  血清型パラチフスB型  スペイン  ペットの海がめからの感染

サルモネラ感染症の多くは食品を介して発生しますが、時には爬虫類との接触で感染することもあります。時に爬虫類は腸管内にサルモネラを持っていることがあり、爬虫類の排泄物の中やそれらが生息している水の中で見つかります。子供のペットとして飼われていることもあるため、注意を喚起しています。

 

● サルモネラ感染症  アメリカ  ツナ

サルモネラ・バレリーとヌチャンガ株に感染した人が確認されています。患者は27州とコロンビア特別区で報告され、390人の感染者が発生しています。

サルモネラ・バレリーの集団発生は376人、27州に及んでいます。

サルモネラ・ヌチャンガは14人、7州から報告されています。

これらのサルモネラ症患者の発症は1月から6月3日までの間に発生したもので、患者の年齢は1歳未満から86歳までで中央値は30歳となっています。患者の60%は女性で、47人(16%)は入院しています。

 

● クリミア・コンゴ出血熱  インド  医師死亡

研修医の一人がクリミア・コンゴ出血熱に感染して死亡しました。

医師はクリミア・コンゴ出血熱に感染した患者の血液を介して感染した模様です。

 

● 大腸菌O145  アメリカ  6州  15人

腸管出血性大腸菌O145の患者は15人になり、6州に渡っています。

患者発生は4月15日から5月12日までの間で、患者の年齢は1歳から79歳におよび、中央値は31歳でした。73%は女性で、4人が入院中、1名の死亡者が報告されています。

現段階では原因食については同定できていません。

 

●    インフルエンザ  

今年度の北半球でのインフルエンザの流行はほぼ終息しています。

南半球ではインフルエンザAの発生は見られていますが、未だ発生は少なく、多くはインフルエンザA(H3N2)ウイルスで次いでインフルエンザB、インフルエンザA(H1N1)pdm09となっています。

オセルタミフル耐性インフルエンザA(H1N1)pdm09が見られています。

 

● ブルセラ症  豚  ベルギー

ベルギーではイノシシでのブルセラ小調査が実施されています。

 

6月24日 発信

● ヘロイン関連炭疽  ドイツ  2人  英国症例同一

レーゲンスブルグ地域で麻薬中毒者に炭疽症例が2人見られています。一人は死亡しています。炭疽菌株は9年10年の集団発生の時と同じで、英国の症例とも関連していました。

 

● 化学物質の中毒  チリ  子供 20人が眩暈

子供20人が眩暈、吐き気、嘔吐などの症状を呈しています。しかし、原因物質については不明です。

 

● 水疱性口内炎  馬  アメリカ  ニューメキシコ

ニューメキシコ州で馬の水疱性口内炎の流行が発生しています。

 

● 狂犬病  アラバマ州  アライグマから23人が暴露

アライグマの赤ちゃんが狂犬病に感染していることが判明し、そのアライグマを連れて行った人達が狂犬病の予防接種を受けることになりました。

 

● 炭疽  人  家畜  バングラディッシュ  患者67人

バングラディッシュでは、この数日でさらに炭疽の患者が増え67人に達しています。

患者は感染した雄牛1頭と、やぎ1頭を食べて罹患したと思われています。

 

●    麻しん  

英国:10人

赤道ギニア:マラボ地域で流行発生。ワクチン接種開始。

フィリピン:セブで疑い61人

オーストラリア:患者1人

 

● トリインフルエンザH7  メキシコ  

3ヶ所の農場で発生しています。

 

● ボツリヌス症  アメリカ  カリフォルニア  にんじんジュース

カリフォルニア州のヘルシーチョイスアイランドブレンド社のにんじんジュースのパックの中にボツリヌス菌を検出し、ジュースの回収を始めています。

現時点では感染者は出ていません。

 

6月25日発信

● クリミア・コンゴ出血熱  パキスタン  疑い22人  15人が確定

パキスタンの数箇所で麻しんとクリミア・コンゴ出血熱の発生が見られています。

12年ではすでにクリミア・コンゴ出血熱で5人が死亡しています。患者の15人はバローチスタン州から、13人はクエッタから報告されています。

患者の多くは農業従事者や皮革業者でした。

 

● ブルセラ症  オランダ  

オランダのナイメーヘン地域の研究所から送った結核菌検体がブルセラ菌に汚染していることがわかり、従業員の調査などを始めています。

 

● サルモネラ症  アメリカ  

サルモネラ菌培養に関わっていた学生のルームメートが、サルモネラ症に感染していることが判明しました。クラーク研究j所の調査を開始し、検査室で使用したものの持ち帰りを禁止しました。

 

● 口蹄疫  ルワンダ

ウガンダからルワンダへの動物の移動を禁止し、口蹄疫の拡大防止を図る対策が取られました。

 

6月26日発信

● マラリア  アラブ首長国連邦  輸入例

アラブ首長国連邦のアブダビでは、このところマラリアの輸入症例が増えていることが報告されています。原因は移住労働者の流入増加が関係していると保健当局は言っています。

05年のマラリア患者は900人だったのに、昨年は2,731人であったと報告されています。

最も多いのはパキスタンからの入国者で、次いでインド、アフガン、バングラデッシュなどが続いています。

 

●    H1N1インフルエンザ  

2009年に大流行した豚由来のインフルエンザA/H1N1pdm09での死亡者は推定284,500人と推定されました。この数字に関しては国や研究所など、調査によって異なっていますが、途上国での死亡率は高いことが判明しています。

 

● 豚レンサ球菌  人  ベトナム

北部ベトナムで多くの人が豚由来の豚レンサ球菌に感染していることが報告されました。20人以上が入院しており、重篤な場合には、髄膜炎、敗血症などを発症しています。

患者の多くは、生焼けの感染豚を食べたことや血液ペーストを食べて感染していると考えられています。

 

● マラリア  カンボジア  5ヶ月で29510人  死者27人

この5ヶ月でカンボジアではマラリア患者29,510人、死亡者27人が報告されています。

多くは国境の地域や森林、山岳地帯で発生しています。

 

● レプトスピラ症  タイ  スリン県  確認患者107人  死亡7人

タイのスリン県北東部にレプトスピラの集団発生が見られています。

農民にゴム長靴、ゴム手袋での農作業を勧めています。

レプトスピラ症

レプトスピラ属のグラム陰性細菌で起こる感染症で、自然宿主は野ネズミ(ドブネズミ)です。

感染は水や土壌から、経口的あるいは経皮的に感染し、人での潜伏期は3~14日です。症状は発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、筋肉痛などで、軽症の場合には早期に回復します。

重篤な場合にはワイル病とも言われ、黄疸、出血、腎臓不全、肝臓障害などに陥り、死亡率は5~50%におよびます。

タイなどの東南アジアでの流行期は7月から10月です。

 

● 大腸菌O157  フランス  患者は成人1人と子供4人  ハンバーガー

腸管出血性大腸菌による感染が報告されています。原因は牛ひき肉を使ったハンバーガーと考えられています。 

 

● サルモネラ感染症  アメリカ  

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、アメリカでの人サルモネラ症の集団発生を報告しています。

原因は、ミズリー州の孵化場のひよこと、子がもに関係していると推測されています。

患者は20州に及び66人が報告されています。

患者の86%は生きた家禽などとの接触を認めています。雛鳥などは通信販売で流通しており、感染の拡大は必至です。

 

●    デング熱

タイ・チェンマイ:患者100人以上

その他:タイ、パキスタン、インド、マレーシア、フィリピン、エクアドル、ブラジル、

パラグァイ、メキシコドミニカ共和国などで患者が見られています。

 

6月27日発信

● 狂犬病  南アフリカ  犬  人

ダーバン地域で4歳の少年が狂犬病に感染していることが確認されています。関係した犬は既に死亡しています。

 

● 腸管出血性大腸菌  フィンランド  無殺菌乳飲料

フィンランド南西部の農場で販売された無殺菌乳を飲んだことにより感染したと推定されています。患者は子供4人です。

 

● ボリビア出血熱  ボリビア  死者5人

マチュポウイルスによるボリビア出血熱に感染した死亡者は5人に及びました。出血熱疑い症例は98人に及んでいます。

ボリビア出血熱の媒介動物はハツカネズミです。

 

● ハンタウイルス感染症  パナマ  ロスサントス県

ロスサントス県ではハンタウイルス感染症症例、女性39歳が確認されました。

症例は今年になって8人目の症例です。

 

6月28日発信

● コクシジオデス症  アメリカ  カリフォルニア州

このところコクシジオデス症(渓谷熱)が、この地域で増加していることが報告されました。

感染症のピークは晩夏から初秋にかけてで、原因は真菌です。

 

6月29日発信

● ヘロイン関連炭疽  ドイツ

6月にヘロイン常用者の死亡が確認されました。血液検査の結果、炭疽が確認されました。

 

● 炭疽  ロシア  ダゲスタン共和国  患者6人

6人の皮膚炭疽疑い患者が報告されました。

 

● 大腸菌O157  カナダ  ロメインレタス

カナダのミラミチ州でサラダに使われた汚染レタスを食べた人が、大腸菌O157に感染したことが報告されています。

 

● ボリビア出血熱  ボリビア  ベニ県  疑い100人  確認12人  死者7人

ベニ県ではボリビア出血熱の発生原因となるブラジルヨルマウスなどのげっ歯類の調査を実施しました。

この疾患は、マチュポウイルスが原因で発生します。これは、げっ歯類の動物が保有しており、排泄物などに派出されるウイルスを介して感染が拡大します。

症状は倦怠感、頭痛、発熱、筋肉痛、関節痛、鼻出血などです。

 

● 東部ウマ脳炎  アメリカ  サウスカロライナ州

サウスカロライナ州で馬2頭が東部ウマ脳炎で死亡したことが報告されました。

 

● 牛結核  アメリカ  ミシガン州  雌牛1頭が陽性

 

● 馬のヘンドラウイルス  オーストラリア  クイーンズランド

クイーンズランド州ではヘンドラウイルスの集団発生が確認されています。

感染症情報 2012年6月16日~6月21日

2012年7月 5日 22:38

6月16日発信

 

● 白鼻症候群  コウモリ  アメリカ  アイオワ 

アメリカ・アイオワ州でコウモリの白鼻症候群を起こす真菌症が流行しています。

 

● 百日咳  カナダ  オンタリオ州  乳児1人、幼児1人

南部グレーブルースに住む乳児1人と幼児1人が百日咳を発症していることは報告されました。

南西部オンタリオ州にも百日咳の集団発生が見られています。

地元では患者の家族や接触者に抗生物質の予防投与が実施されています。

百日咳の最善の予防策は予防接種ですが、カナダでは百日咳で毎年1~3人が死亡しています。

多くは予防接種を拒否しているメノニートの宗派の中で発生しています。

 

●    麻しん 

ドイツ:ハンブルグのロマ共同体で集団発生しています。

患者は216人でいずれもD4ハンブルグ麻しんウイルス株で起きています。

英 国:イギリスでは多くの子供が2歳までにMMR接種の初回を受けていますが、12年1月から301人の患者が確認され、さらに148人は調査中です。

 

● 大腸菌O157  ベルギー  患者19人、うち3人は溶血性尿毒症侯群

リンブル州では大腸菌O157感染症の患者19人が報告されました。なかでも3人は重症化し、溶血性尿毒症候群(HUS)を示しています。患者は牛肉を食べており、感染源と思われる牛肉は処分しましたが、食肉処理場や食肉カットの調理台などの衛生管理について点検しています。

 

● クリミア・コンゴ出血熱  パキスタン  農場労働者57歳が死亡

バローチスタン州の農場勤務者57歳が、クリミア・コンゴ出血熱で死亡したことが確認されました。患者の症状は高熱、筋肉痛、歯肉出血などでした。

 

● 急性脳炎症候群  インド  ビハール州、ウッタルプラデーシュ州で感染拡大

日本脳炎などの急性脳炎症候群(AES)は致命的な蚊媒介疾患で、インドの2週で感染拡大しています。死亡者は3週間で159人と増加しています。

 

● 皮膚リーシュマニア症  コロンビア  南中央ネイパ市で患者7人

コロンビアでの皮膚リーシュマニア症登録患者は36人です。サシチョウバエに刺されることで感染します。

症状は皮膚の潰瘍、発熱、貧血、肝臓・脾臓障害で、今回の集団は南部ウイラ州ネイバ市に集中しています。

この疾患にはワクチンがなく、治療としてアンチモンの注射が行われます。主に、熱帯や亜熱帯で見られる疾患です。

 

● マラリア  インド  グジャラート州  ラジャスターン州

アフマダーバード県ではマラリア患者はこの1年で3倍になりました。

 

6月17日発信

 

●    デング熱 

ブラジル、プエルトリコ、ベトナム、フィリピン、オーストラリアなどでデング熱が流行しています。

特に、ブラジル、プエルトリコ、ベトナム、スリランカでの患者発生が顕著です。

 

6月18日発信

 

● 狂犬病  イスラエル

インドに旅行したイングランドの女性が旅行中に犬に咬まれて狂犬病に罹り、帰国後に死亡しました。これを受け、イスラエルでもインドへの旅行に際しては狂犬病ワクチン接種を推奨することにしました。

 

● インフルエンザ  インフルエンザワクチンに関しては12年-13年と同様

インフルエンザA/California/7/2009(H1N1)pdm09様ウイルス

インフルエンザA/361/2011(H3N2) 様ウイルス

インフルエンザB/Wisconsin /1/2010様ウイルス(B/Yamagata系統)

 

● クリミア・コンゴ出血熱  イラン  2年間で患者は114人、うち14人が死亡

当局は東の国境から輸入される家畜が原因ではないかと言っています。

この感染症はダニ媒介のウイルス性疾患で、家畜や野生動物に感染し、人にも感染します。

 

● サルモネラ感染症  スペイン  ムルシア州  患者30人

ミネロウバーのレストランに行った人の間でサルモネラ感染症が発生し、患者30人が出ました。

 

● 山羊のQ熱  アメリカ  アイダホ州

山羊の一群でQ熱を発見し、隔離中です。

 

6月19日発信

 

● 黄疸  インド  マハラーシュトラ州  患者3,803人、死亡12人(E型肝炎?)

マハラーシュトラ州では、この4日間で黄疸の集団発生がありました。この1ヶ月で死亡者は12人に及んでいます。

原因はパチャガンガ川の汚染による、E型肝炎が原因ではないかと考えられています。

E型肝炎はインド、東南アジア、北アフリカ、西アフリカ、メキシコで報告があり、糞口感染で感染拡大します。

 

● アフリカ豚コレラ  ロシア  トベリ州

トベリ州ではイノシシでアフリカ豚コレラウイルスが検出されたと報告されました。

 

● ツツガムシ  インド  ケラーラ州、コジコーデ県

ツツガムシは通常、東南アジアなどで見られますが、インドでも様々な場所で報告されています。しかし、ツツガムシは特に初期の診断が難しく、時には死に至ることもあるため医師などに啓発を進め、死亡者が減少するような取り組みが必要と言われています。

 

6月20日発信

 

● 腸管出血性大腸菌  アイルランド  

この6週間にロングフォード郡の2箇所に集団発生が見られています。患者の多くは乳幼児で、発生した保育施設は閉園しました。予防は手洗いです。

 

● 口蹄疫  キルギス  ワクチン接種済みの家畜で感染

 

● コレラ  細菌性赤痢  シャエラレオーネ  フィリピン  中国香港

特に中国での発生が著しくなっています。

 

● シックハウス症候群  アメリカ・ニュージャージー州

ニュージャージー州の裁判所で人々が、吐き気、胸痛、呼吸困難、発疹などを訴えたため、この裁判所を閉鎖しました。患者は65人に及び、症状はシックハウス症候群に似ていました。

原因などの詳細は不明です。

 

● 馬のヘンドラウイルス  オーストラリア

馬2頭、犬1匹が感染していることが判明しました。

 

6月21日

 

● コレラ  ハイチ  患者555,000人  死者7,200人

カリブ海のポルトーフランスでは雨季が終わり、コレラ患者が激減したと報告されています。

アメリカの研究者はハイチでの流行を調査しました。その結果、多くがコレラ菌01株であり、その他は非01/非0139ビブリオでした。しかし、今回の流行の原因菌は定かではありません。

 

● おたふくかぜ  スペイン  カタロニア州  患者148人は終息へ

スペインのカタロニア地域で発生していたおたふくの流行は終息に向っています。

世界の感染症 6月9日~6月15日

2012年6月28日 22:09

6月9日発信

 

● 鳥のトリインフルエンザ  ロシア  養鶏場

家禽でトリインフルエンザH9の流行が発生しています。

 

● レジオネラ症  スコットランド 英国  確認症例、疑い症例80人

スコットランドの健康保険局は、エジンバラでレジオネラ症の集団発生を報告しています。患者数は確定例と疑い例を入れて80人に達しました。

 

● 狂犬病  インド

英国人女性がインドへの旅行中に犬に噛まれ、狂犬病で死亡したことがWHO(世界保健機関)に報告されました。

インドは狂犬病のハイリスク国と認識して旅行するように注意喚起しています。

 

● A群レンサ球菌  猩紅熱  アイルランド  施設の子供5人

アイルランドの東ゴールウェイ州の託児所で猩紅熱の集団発生が報告されました。

 

6月10日発信

 

● C型肝炎  アメリカ  ニューハンプシャー州  心臓カテーテル研究所  患者14人

患者14人がC型肝炎に罹患したことが報告されました。うち1人が病院の従業員でした。

 

● ダニ麻痺  エジプト  ギザ県  患者は子供4人

ダニ麻痺は、従来、獣医が感染する程度の疾患で、一般の人々の間では感染が見られませんでした。しかし、今回、ギザ県に住む子供4人が感染していることが報告されました。

 

●      麻しん 

アイルランド

患者64人(51人は子供)

英国 アイルランド

子供36人

イスラエル

患者96人

ソマリア

患者4,288人を国境なき医師団が治療

パキスタン

患者21000人、死亡者27人

米国

患者222人

オーストラリア

患者1人

 

 

 

6月11日発信

 

● 黄熱  猿  ブラジル  リオグランデドスール州  サル2頭が陽性

健康監視センターでは2頭の死んだサルから黄熱ウイルス感染が確認されたと報告しています。

 

● 狂犬病  南アフリカ  3歳、 少年

3歳の少年の狂犬病感染が確認されました。この地域ではこの1ヶ月で狂犬病で3人の死者が出ています。

この州の獣医師は少なくとも狂犬病の犬50匹を安楽死させていると報告していますが、素手で犬と接触している可能性もあるため相変わらず注意が必要と言われています。

 

● 大腸O145  アメリカ  6州で患者14人

6州の14人がEHEC O145に感染していることが判明しました。患者はアラバマ州2人、カリフォルニア州1人、フロリダ州1人、ジョージア州5人、ルイジアナ州4人、テネシー州1人となっています。年齢の中央値は33歳。79%は女性で、3人が入院し、1人が死亡しています。感染源については不明です。

 

●      デング熱 

カンボジア

この5ヶ月で4,434人(昨年は1,007人)

その他

フィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インド、オーストラリア、メキシコ、パラグァイ、ブラジルなどで発生しています。

※下線は患者数の多い地域

 

●      百日咳  アメリカ 

このところ、小児にDPT(三種混合ワクチン)などを接種しているアメリカでの患者発生が見られています。

ワシントン州

433人

モンタナ州

56人

メーン州

80人

ユタ州

96人

オレゴン州

112人

カンザス州

130人以上

フロリダ州

40人

 

 

6月12日発信

 

● レジオネラ症  英国 スコットランド  患者88人

エジンバラで発生したレジオネラ症の患者が増加し、88人となっています。

原因は冷却塔が関係していると推定され、安全当局は、塔の完全な洗浄、除熱装置の監視と保守を実施するように指示しました。

 

● ペスト  アメリカ  オレゴン州  50代 男性

クルック郡の保健当局は、50歳代の男性がペストに感染していることを報告しました。

男性は先週、野良猫に咬まれており、その猫からの感染ではないかと推定されています。

ペストは早くに抗生物質の治療が実施されれば治療可能な感染症です。

多くは動物についているノミがペスト菌を保有しており、そこから人に感染します。

症状は暴露後1~4日で発症し、腺ペスト(リンパ節感染症)、敗血症型ペスト(血液感染症)、肺ペスト(肺感染症)などを示します。

腺ペストが最も多く、高熱、嗜眠、リンパ腺腫脹などが典型的な症状です。

 

● 急性脳炎症候群  インド  ビハール州  患者260人

インドでは日本脳炎などで100人の子供が死亡し、現在57人が治療中であると報告しています。

 

● 炭疽  ブルガリア  牛  人

動物の屠殺に加わった1人が皮膚炭疽に感染していることが判明しました。

 

● 類鼻疽  オーストラリア  ノーザンテリトリー

この雨季に類鼻疽に感染した人は97人に及び、うち9人が死亡していると公表しました。

この原因菌は土壌の中に生息していますが、雨などで表面に浮かび上がり人に感染するものと考えられています。

土壌に接触する機会の多い人や、免疫不全者は注意が必要です。

 

● ボツリヌス症  アメリカ  カリフォルニア州

地元のファーマーズマーケットで販売された缶詰スープが原因でボツリヌス症に感染した可能性が高いことを公表しています。

 

● ブルセラ症  中国  人  牛  患者37人

中国の黒龍江省でブルセラ症の集団感染が発生したと報告されました。

症状は発熱、発汗、脱力、身体の痛みなどで、雌牛600頭も感染していることが確認されています。

ブルセラ症は中国の風土病であり、多くの人が感染の危機にあると言われています。

 

● ブルセラ症  メキシコ  人  家畜

メキシコのグアナファト州ではブルセラ感染動物は300匹、ヒト18人が感染していると報告されています。

 

● ADM-1保有エンテロバクター  患者は男性  64歳

男性64歳はタイに旅行しており、香港の病院で治療を受けています。

患者は慢性疾患に罹患しており、発熱、悪寒、硬直、左足の炎症があり、壊死性筋膜炎と診断されています。

 

● クリミア・コンゴ出血熱  イラン  患者29人  死者7人

イラン東部諸州でクリミア・コンゴ出血熱ウイルスが証明されており、さらに感染は拡大する可能性があると警戒しています。

 

● レジオネラ症  イギリス

スコットランドのレジオネラ症は最悪の状況を脱したと報じられています。

 

●      プリオン病

英国

新患なし

フランス

1人確定・・・3年間で始めての症例

スペイン

メイコエイロ病院では12人を診断しています。

その内、10人は孤発性で2人は遺伝性でした。

 

6月13日発信

 

● 狂犬病  南アフリカ  

3人の子供が子犬に咬まれ、狂犬病が疑われています。現時点で確定はされていません。

 

● 炭疽  グルジア  人間  患者は30人  内アゼルバイジャン人は20人

今までアゼルバイジャンでは炭疽の報告がないにも拘らず、このところ患者の発生が見られています。おそらく、近隣のグルジアから輸入される動物などにより入ってきた可能性が考えられています。

 

● 急性脳症候群  インド  ビハール州  追加情報  子供100人が死亡

原因は日本脳炎、ニパウイルス、ウェストナイルウイルスの脳炎などの他、日射病の脳症も

考えられます。

症状は急激な発熱、意識消失、痙攣発作などで始まり、頻脈、過呼吸、脳圧亢進、低カリウム血、低カリウム血などがあります。

 

● コレラ  南スーダン  カメルーン  ガーナ  インド

インドではコレラ疑い患者が500人以上いる模様です。カメルーンや、ガーナでも患者は多数見られています。

 

● 狂犬病  南アフリカ  29歳  農民

感染源は野良犬との接触と思われるが、最終的に患者は死亡しています。

この地域での狂犬病はワクチンキャンペーンを実施して以来、減少傾向にあったが、最近、増加中です。

 

6月14日発信

 

● 手足口病  ベトナム  ドンナイ省  患者は2,000人  死亡2人

ハノイの南にあるドンナイ省で、急速に手足口病の流行が拡大しています。患者は約2,000人で現在流行のピークと思われています。

 

● C型肝炎  アメリカ  ニューハンプシャー州  院内感染

同州エクセター病院の心臓カテーテル研究所で治療した患者にC型肝炎の流行が見つかりました。原因は注射器の使い回しではないかと考えられています。

 

● 腸チフス  ジンバブエ  ハラレ市

ハラレ市で4,185人の腸チフス疑い患者が報告されています。

症状は3日以上の発熱、倦怠感、頭痛、嘔吐か下痢、便秘、咳などで、患者の中央値は15歳、女性が54%でした。

ジンバブエ政府は飲み水の塩素消毒を始めました。

世界的には腸チフス患者は2,200万人で死亡者は216,000人、糞口感染で水や食べ物を通して感染拡大します。

サハラ以南のアフリカでは風土病となっています。

 

● インフルエンザ  バミューダ

バミューダではインフルエンザ患者8人が入院したことが報告されています。その内7人は子供です。

 

● サルモネラ感染症  アメリカ  ドッグフード

サルモネラインファティエンスの集団発生がアラバマ州、カリフォルニア州、イリノイ州、ニューヨーク州、サウスカロライナ州などで発生しています。

患者の70%が発症の1週間以内に犬との接触があり、またダイヤモンドペットフード社のドッグフードからサルモネラが検出されていることから、原因はドッグフードではないかと言われています。

 

6月15日発信

 

● パルボウイルスB19  英国 

パルボウイルス19は子供の罹る感染症、伝染性紅斑(りんご病)などを引きおこすことで知られる病原体ですが、一般に軽症の発熱性疾患で、免疫不全患者では真性赤血球系無形成症を引きおこします。また妊娠20週目にこのウイルスに感染すると子宮内胎児死亡や胎児水腫の危険性が増えます。

このウイルスが、イングランド、ウェルーズで最近増えており、警戒されています。

感染症情報 2012年2月12日~2月18日

2012年4月 2日 23:57

2月12日発信

 

○ ニパ脳炎  バングラデシュ  ジョイプールハット  6人全員死亡

バングラデシュ北部のジョイプールハット県でニパ脳炎の集団発生が報告されました。

ニパ脳炎は死亡率が高いことから、国は警戒し、ナツメヤシの樹液を飲まないようにと啓発しています。

【著者のコメント】

ニパ脳炎は蚊が媒介する感染症で致死率の高い感染症ですが、バングラデシュではその真相も理解していないようです。

 

○ チクングンヤ  マレーシア  スランゴール州

ペラ州パンコール島から戻ったスランゴール州の大学生53人が、チクングンヤに感染していることが判明しました。彼らは戻って1週間後に発熱、頭痛、咳、関節痛、身体痛を発症しました。チクングンヤ患者はマレーシアでは11年は30人、10年は804人が報告されています。

 

○ ロタウイルス  アメリカ  ノースカロライナ州

ここ数週間ロタウイルス感染症の単発例が増えていると報告されています。症状は嘔吐、腹痛、下痢などで、学童や乳幼児に患者発生が多いのはもちろんですが、成人でも発生しています。対策として石鹸での手洗いを強調しています。

 

○    麻しん  

ウクライナ

今年初めからの患者数2,826人

ロシア:南部

患者100名、死亡者1人

英国:ブリストル

患者30人

アメリカ:インディアナ州

患者2名

インド:ヒュマーチャルプラデーシュ州

1県で患者100人

オーストリア

患者2人目を報告

 

○    黄熱  セネガル  患者3人 

セネガルで3人の黄熱患者が確認されたことから、41チームを動員して、黄熱ワクチンキャンペーンを開始しました。

 

○ 腸チフス  ジンバブエ  ハラレ市  インド  ヒマーチャルプラデーシュ州

ハラレ市の裁判所職員の20人が腸チフスに集団感染したことが報告されました。現在、ハラレ市に広がっています。

インドのヒマーチャルプラデーシュ州では腸チフス患者15人を報告しています。飲料水による感染拡大と考えられています。

 

○ 食中毒  メキシコ  ゲレロ州  患者709人  黄色ブドウ球菌

タマゴ入りタコライスが原因と思われる黄色ブドウ球菌食中毒が発生しています。ラリーに出席した4,000人のうち、709人が感染したものと考えられています。

 

2月13日発信

 

○    インフルエンザ騒動  

ニュージーランドに旅行した日本の学生がインフルエンザに感染していたとして、オークランド空港で大騒動が起きたことが伝えられています。

日本からの学生は未知の型のインフルエンザに感染していると疑われ、地元の保健当局が混乱し、対応が過剰になったものと思われます。

ニュージーランドでは日本全国でインフルエンザが流行していることが報じられており、それらに過剰に反応したために、そのような扱いになったのではないかと言われています。

 

○    コレラ 

マラウイの南部で集団発生が報告されています。11年の発生は76人でした。また、コンゴ共和国のバコンゴ州でも死者4人が確認されています。

 

○ ブルセラ症  台湾  

台湾は30年来、ブルセラ症の清浄国でしたが、昨年5人の患者が確認されており、いずれも輸入例でした。

ブルセラ症発生の多いアフリカ、中東、東南アジアなどを訪問する時には、動物との接触を避け、生肉や無殺菌乳などの飲料、チーズなどを食べないように指導しています。

 

○    ペスト  ウガンダ  2人死亡

ウガンダのアルア県で2人のペスト疑い患者の死亡例が報告されています。ペストはここ数年近隣国のコンゴ民主共和国で報告されており、ウガンダでの流行を警戒しています。

 

○ ハンタウイルス  チリ  ペルー

チリではこの5年間でハンタウイルス感染症の患者が246人発生しています。その多くはビオビオ州とロスラゴス州で発生していました。このところ、サンチャゴ周辺で2人の疑い患者が報告されています。

また、ペルーでもイキトスで18歳の男性の疑い患者が報告されています。

 

2月14日発信

 

○ ヘラジカの狂犬病  ロシア  患者2人

狂犬病に罹ったヘラジカと接触したモスクワ州の住人2人が狂犬病に感染し、治療を受けています。

 

○ カンピロバクター感染症  アメリカ  無低温殺菌乳飲料  4州  65人

このところ発生しているカンピロバクター感染症の患者数は、ペンシルバニア州で65人、メリーランド4人、ウェストバージニア州3人、ニュージャージー州2人で、発生源はペンシルバニア州と見られています。

原因となったミルクは未処理のミルクで、十分な殺菌処理をするように呼びかけています。

 

○ 類鼻疽  オーストラリア  トップエンド  患者54人  死者3人

ノーザンテリトリー・トップエンド地域の住人は類鼻疽に注意が必要とCDC(アメリカ疾病予防管理センター)は警告しています。今年の雨期にすでに54人が感染し、3人が死亡しています。

 

○    デング熱 

タイ

患者332人、死者1人

マレーシア

全国で2,854人

スリランカ

患者4,611人、死者21人

インド:ケラーラ州

この2ヶ月で患者139人

エクアドル

沿岸で654人、9県で829人

ブラジル

各地で多発

パラグアイ

265人の患者を確認

ボリビア

疑いは4,000人以上、死亡者3人

 

 

2月15日発信

 

○ カンピロバクター感染症  アメリカ  無低殺菌乳飲料

先日から問題になっているカンピロバクター感染症は、その後さらに患者6人が新たに発生したことをペンシルバニア州健康局は報告しています。この集団発生は今も進行中で、いずれも「あなたの家族の牛」酪農農家の牛乳に関連しています。

確定患者数は71人、9人が入院中、患者の年齢は2~74歳、18歳以下の犠牲者は24人です。

 

○ サルモネラ  カナダ  マツノヒワ 50羽以上を治療

この1月からマツノヒワ50羽のサルモネラ治療を行ったことを発表しています。同時に関係者には、小鳥の餌いれと水浴び場の清潔を心がけるように広報しています。

 

○ ラナウイルス  アメリカ  メリーランド州  カロリナハコガメ  大量死

ラナウイルスによる海がめの大量死が報告されています。このウイルスによって、おたまじゃくしや若いサンショウウオが死亡したとも言われています。

 

○ 犬ジステンパー  アメリカ  バージニア州  犬5匹  アライグマも

バージニア州では犬やアライグマで致死的なジステンパーが流行していると報告されています。

 

○ ハンセン氏病  WHO西太平洋地域  マーシャル群島

1991年以降ハンセン氏病は根絶したと言われていましたが、西太平洋地域では500人の患者が発見されていることが報告されています。

 

○ 梅毒  オーストラリア

クイーンズランド州では不法売春婦の中で梅毒が流行していることを報告しています。

 

2月16日発信

 

○ 風疹  ルーマニア  サラジュ県 確定患者1,840人

ルーマニア・サラージュ県では昨年末から若者者の間で風疹が流行していると報告されています。患者はほとんどがワクチン未接種者で、髄膜炎、関節炎などを合併した人も11人報告されています。

1,800人の患者の中には妊婦もいましたが、現時点では先天性風疹感染の症例は見つかっていません。

 

○ 住血線虫髄膜炎  アメリカ  ハワイ州  患者1人  男性22歳

ヒロ市で有機栽培のフルーツを食べて感染した可能性が高いことが言われています。住血線虫はナメクジやカタツムリの中におり、それらを介して感染したものと思われています。それを受け、果物を良く洗うように指導しています。

 

○ 梅毒  英国  イングランド

男性の同性愛者の中で増えていることが報告されています。ウェブサイトで啓発キャンぺーンを展開し、男性専用の診療所を設けることにしました。

 

○ プリオン病  英国  

イギリスでのプリオン病監視のために山羊のBSEの調査や最近トルコでクロイツフェルドヤコブ病が発見されてことから、トルコへの渡航暦を有する神経疾患などにも調査を拡大しています。

 

○ アルコール中毒  カンボジア  メタノール疑い 

自家製のお酒を飲んで49人が死亡したことが報じられました。318人は入院しています。原因はメタノールではないかと考えられています。

 

○ シュマレンベルクウイルス  家畜  英国  フランス  オランダ

シュマレンベルクウイルスによる感染症が家畜の中で報告されています。

 

○ 大腸菌O26  アメリカ  クローバースプラウト  患者12人

腸管出血性大腸菌O26による感染症が発生していると報告しています。

調査の結果、クローバースプラウトが原因と考えられ、最初は5州で12人の患者が報告されていました。患者は全員女性で、症状は軽症でした。この流行は一箇所のお店から出されていた種から発芽したものを食べた人の間で広がった可能性が高いことを突き止めています。

 

2月17日発信

 

○    インフルエンザ

北半球ではインフルエンザの流行は低くなっています。多くの流行ウイルス型はH3N2でメキシコはインフルエンザAH1N1(pdm09)でした。

中国ではインフルエンザB型が優勢で、それらは韓国に広がっています。

 

○ カンピロバクター感染症  アメリカ  非低温殺菌乳飲料  患者77人

ペンシルバニア州の農場の非低温殺菌乳に起因する感染症の流行は患者77人にまで達しました。

 

2月18日発信

 

○ 狂犬病  犬 

生後8.5週の犬がモロッコからスペインを経由してオランダに輸入され、狂犬病であることが判明し、子犬との接触者50人の追跡調査を始めました。

 

○ 牛結核  鹿  アメリカ  ミシガン州

野生鹿3頭が牛結核に感染していることが判明しました。

 

○ 馬のヘンドラウイルス  オーストラリア

オーストラリアではヘンドラウイルスに感染した馬の隔離は中止しました。

 

○ 在郷軍人病  イタリア  ローマ  歯科医関係

歯科医を受診した高齢の患者が、在郷軍人病に感染したことが報告されました。患者は82歳の女性で呼吸障害と発熱を発症しましたが、原因は歯科用ユニット水ラインと関係していると判断されました。

感染症情報 2012年1月13日~1月18日

2012年2月28日 23:14

1月13日発信

 

○ 馬ヘルペスウイルス  アメリカ  カリフォルニア州

馬3頭がカリフォルニア州オレンジ郡で馬ヘルペスウイルスに感染していることが確認されました。

 

○ 狂犬病  メキシコ  タマウリパス州  牛

狂犬病で23頭の牛が、1牧場で死亡したことが報告されました。

 

○ トリインフルエンザ  人  カンボジア

カンボジア北西部で少年2人がトリインフルエンザH5N1ウイルスに感染したとWHO(世界保健機関)から発表されました。子供は重症で、患鳥との接触があったことが確認されています。

カンボジアでは人でのH5N1ウイルス感染は19人目で、その内16人は死亡しています。

 

○ レプトスピラ症  フィリピン  

ミンダナオ島では台風の影響を受け、水害が発生し、その影響でレプトスピラ症の発生が懸念されています。現時点ではレプロスピラ症患者は314人で死亡者は8人ですが、今後増えることが予想されています。

09年に大きな被害を出した台風ケッツアーナでは2,000人以上のレプトスピラ症患者と167人の死亡者が報告されています。その影響は今も続いていると考えられています。

 

1月15日発信

 

○    麻しん  

フランス

29歳女性の患者を認めています。

ロシア

チェチェン共和国  子供25人が報告

ウクライナ

イタリアからウクライナへの移民の患者が多い。また、ウイルス型はD4で、これはイタリアにも多くなっています。

患者は303人、うち子どもは131人です。

→患者は1,118人でうち子供が579人となっています。

英国

スコットランド

小学生

コンゴ共和国

ほぼ毎日1人以上の子供が死亡していると報告しています。

アメリカ

カンサス州では2人の患者が報告されています。

 

○ 炭疽  牛  ペルー  タクナ州

牛での炭疽の集団発生が報告されています。幸い人での症例はありません。

 

1月16日発信

 

○    デング熱

フィリピン

子供3人が感染

スリランカ

患者674人、死亡者7人、11年は患者28,112人、死亡者185人でした。

マレーシア

12年第1週で440人の患者が報告されています。

ペルー

陽性33人、ほぼ陽性90人

ブラジル

リオデジャネイロ地区では患者64人

マーシャル群島

疑い患者は101人、確定46人

ミクロネシア

9月からは患者は1,078人に達している。

 

○ リスポックス  アカリス  アイルランド

野生のアカリス2匹がリスポックスに感染していることが確認されました。

 

○ 性病性リンパ肉芽腫症  欧州

チェコ共和国でクラミジアによる直腸炎4人が報告されています。いずれもHIV感染者で男性同士の性交渉によるものです。

このリンパ肉芽腫は性病であり、アフリカ、アジア、南米、カリブなどに限局して流行して来ました。しかし、このところ、欧州諸国、アメリカ、カナダのHIV患者の同性愛者の間で患者発生が見られています。

 

1月17日発信

 

○ 腸管出血性大腸菌  アメリカ  ミネソタ州

10年12月に発生した高校生の下痢症患者から出血性大腸菌が検出されています。

彼らは車に轢かれて路上で死亡していた鹿を焼いて食べたことから感染したと推定されています。

 

○ 腸管出血性大腸菌  アメリカ  ミシガン州

感染の原因はレストランの食品取扱者と考えられています。患者は7人が報告され、そのうち4人が入院しましたが、現在は新しい患者は見られていません。

大腸菌汚染の最も大きな感染源は牛ひき肉ですが、その他にも無殺菌乳飲料、スプラウト、レタス、サラミなどの摂取や牛に触れたり、患者に触れたりすることでも感染することから、原因は様々です。

食中毒の予防には以下のことを指導しています。

1.調理をする前によく手を洗う。

2.調理器具などを清潔にする。

3.食肉には十分火を通す。

 

○ 多剤耐性結核菌  インド  ムンバイ  

州ではこれらの患者をサナトリウムに収容し、患者の封じ込めに向けて動き出しました。

 

○ 髄膜炎菌性髄膜炎  ベトナム  ホーチミン

ホーチミン市で髄膜炎菌性髄膜炎の集団発生が報告されています。患者は5人で最初は29歳の男性の患者が見つかりましたが、その前に職場の同僚の女性が同様の感染症で治療を受けていることが確認されています。

他にも同じ職場の同僚から同様の感染が確認され、患者は5人になりました。

 

○ マレーバー脳炎  鶏  オーストラリア

東キンバリー郡の養鶏場で蚊媒介感染症であるマレーバー脳炎に感染した家禽が見つかったことが報告されています。

蚊によって、人への感染の可能性もあることから注意を呼びかけています。

 

○ トリインフルエンザ  カンボジア  人

カンボジアの保健省ではトリインフルエンザH5N1に2歳の子供が感染したことを報告しています。現在までには他の人への感染は認められていません。

 

1月18日発信

 

○    発ガンウイルス 

ある種のウイルスは鶏や七面鳥に自然感染し癌を起こします。

トリ白血病肉腫ウイルス、細網内皮症ウイルス、マレック病ウイルスなどは、動物の強力な発がん因子ですが、これらが従業員などの肝臓癌、すい臓がんなどの危険因子になっていないかどうか、コホート研究が公衆衛生学的には必要と調査を推奨しています。

しかし、ウイルス学者はその必要性も認めていません。現在では、唯一ライス肉腫だけがウイルスが原因となっていると言われているだけです。

 

○ 馬ヘルプスウイルス  米国  カリフォルニア州

オレンジ郡では、更に馬2頭がウイルス陽性であることが判明しています。カリフォルニア州ではこれで5頭の馬が感染していることが確認されています。

 

○ コリネバクテリウム  米国  馬  テキサス州

アメリカ・テキサス州 デントン郡ではハト熱に感染した馬が更に見つかりました。この疾患集団発生は2~3ヶ月で1週間に1~2頭報告されています。

世界の感染症 1月9日~1月13日

2012年2月 8日 22:16

1月9日発信

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  ジャカルタ  男性  23歳

インドネシアのジャカルタでトリインフルエンザH5N1に罹患したと疑われた23歳の男性患者は死亡しました。

 

○ 炭疽  野生動物  ジンバブエ  ザンベジ谷下流  ゾウ  カバ  水牛

ザンベジ谷下流のマナプールズ国立公園では動物165匹が死亡しました。この地域では、この数週間、炭疽の集団発生が見られています。

 

○ 狂犬病  ネパール  ビラトナガル市  狂犬病の犬  16人が暴露

ネパールの狂犬病の犬は死亡しましたが、その犬に咬まれた16人のうち10人は感染症専門病院でウイルス暴露後のワクチン接種を受けました。

 

○ 炭疽  インド  アーンドラプラデーシュ州  汚染地下水

アーンドプラデーシュ州では26軒以上の住宅で、地下水から炭疽の芽胞を確認しました。

 

○    デング熱

カンボジア

11年内に子供72人が死亡したと報告されています。

(10年は38人)

フィリピン

セブ市で子供一人死亡

ボリビア

この30日間に5人が死亡、300人が重症

バハマ

デング熱はほぼ終息

クロネシア・ヤップ島

2人が死亡、患者は900人

 マーシャル群島では患者1400人

 

○ 胃腸炎  フランス  

フランスの6つの地域で胃腸炎が流行しています。この流行では43%が男性で平均年齢は28歳でした。

 

○ 食中毒  ヨルダン  ザルカー県  患者16人

食中毒症状が出た患者16人は、アンマン東部の病院に入院、治療を受けています。

 

1月10日発信

 

○ シュマレンベルクウイルス  ドイツ

牧場6箇所で12件が陽性と判断されています。

 

○    腸チフス

フィジー

患者42人(村民922人)

フィリピン

レイテ州で102人が感染していることが判明

インドネシア,ジャカルタ

インドネシアの大統領夫人が腸チフスの治療をしたことが公表されました。

ザンビア

患者数2,094人

 

○ 超多剤耐性結核  インド  患者12人

カルナータカ州、マハラーシュトラ州などで超耐性結核菌が見つかっています。

 

○    ハンタウイルス  

パナマのべラグアス県では48歳男性が疑い症例として現在治療中です。また、アルゼンチンのブエノスアイレス州では33歳女性が死亡、サンタフェ州では男性が死亡しています。

 

1月11日発信

 

○ デング熱 チックングンヤウイルス重感染  インド

デング熱ウイルスとチックングンヤウイルスの重感染患者が増えていることがインドで報告されました。これらの感染症は共に蚊が媒介する感染症で、チックングンヤは致命的ではないが、デング熱では死亡例や重症例も見られます。

これらの疾患での共通の症状は発熱、関節痛、吐き気、頭痛、疲労感などで、関節痛はチックングンヤの方が強いようです。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  ジャカルタ

インドネシア健康局はトリインフルエンザH5N1に23歳男性が感染していることを公表しています。5歳の弟は健康です。患者はハトを飼育していたと報告されています。

インドネシアではトリインフルエンザH5N1ウイルス感染者が183人確認されており、そのうち151人が死亡しています。

 

○ コレラ  ハイチ  ドミニカ

ハイチの地震で訪れたネパールの国連平和維持軍が持ち込んだとされているコレラは、その後、ハイチ、ドミニカで多くの患者を出し、両国で多くの死亡者が報告されていますが、明確な患者数などは不明です。

 

○ 百日咳  オーストラリア  ウェスタンオーストラリア州

11年12月末までに百日咳患者3,597人が報告されています。10年の患者数は1,458人で、ウェスタンオーストラリア州では11月にピークとなり、患者数は704人と報告されています。現在、減少傾向にはある模様です。

 

○ ツツガムシ病  インド  タミルナーデュ州  チェンナイ

医師は少なくとも3人のツツガムシ病の子供がいることを明らかにしました。

 

1月12日発信

 

○ コレラ  ハイチ  グランダンス県

ハイチのコレラは再び流行し始めています。グランダンス県では患者200人から300人、死亡者は55人と報告されています。

 

○ 口蹄疫  パラグァイ  家畜168匹を処分

パラグァイの農場で口蹄疫が見つかり殺処分が実施されました。

 

1月13日発信

 

○ 狂犬病  ボリビア  ラパス市  トリニダード市

両市で狂犬病の犬が報告されました。

 

○    リーシュマニア症

欧州ではここ数年リーシュマニアの輸入症例が増えています。治療、診断など特殊なリーシュマニアでは国際的なサーベーランスや専門家同士の情報交換の場が必要になっていると、コンソーシアムが作られました。参加者は37人になりました。

 

○狂犬病  アルゼンチン  牛  6頭は死亡

サントトメ地域で、狂犬病の集団発生がありました。この地域では、犬、猫などのペットに狂犬病のワクチンをするように呼びかけています。

感染症情報 2011年12月29日~2012年1月2日

2012年1月30日 21:31

2011年12月29日発信

 

○ 不明呼吸器疾患  ミヤンマー  チン州

チン州の3つの村で発生した病気は80人の患者を出しています。

症状はインフルエンザ様の症状、発熱、頭痛、嘔吐、咳などで、患者の多くは10歳未満です。原因などは不明で、調査も未だ進んでいません。

 

○ マレーバー脳炎  オーストラリア  ニューサウスウェルズ州 (私信)

州の健康局は州でのマレーバー脳炎の危険性が高いので、予防策をとるように住民に警告しています。マレーバー脳炎は蚊によって媒介される感染症で、州で設置したおとり家禽からウイルスが検出されていることから、注意を呼びかけています。

マレーバー脳炎の発生は蚊の繁殖に左右されることから気候などに注意が必要です。

 

○ リーシュマニア症  人間  アルゼンチン  先住民  14歳

サシチョウバエによって感染が拡大するリーシュマニア症では犬なども媒介動物(リザーバー)になることも考えられ、犬の管理や家の周りの環境整備に注意を払うように注意喚起しています。

リーシュマニアはサシチョウバエなどにより媒介されて感染が拡がる原虫症です。

特に犬が内臓リーシュマニア症の宿主になることから、犬の管理が大切になります。

内臓リーシュマニア症は肝臓、脾臓、リンパ節に感染し、腫大を起こしたりします。臨床的には経過は長く、その間に発熱、貧血、体重減少などのさまざまな症状を示します。

 

2011年12月30日発信

 

○ 狂犬病  アメリカ  マサチューセッツ州  コウモリ  男性1人

マサチューセッツ州で男性1人が狂犬病に感染したことが報告されました。

同州では75年ぶりのことで、男性は家に居たコウモリに咬まれて感染したものと考えられています。

狂犬病は中枢性のウイルス疾患で脳の症状を示し多くは死亡します。

 

○ 日本脳炎  インド  ウッタルプラデーシュ州  死者643人

インドのウッタルプラデーシュ州では子ども2人が日本脳炎で死亡したことを報告しています。これで11年度の日本脳炎による死亡者は643人に及び、現在は82人が治療を受けています。

 

○ 炭疽  アルゼンチン  牛  ブエノスアイレス

死亡した牛の検体から、炭疽菌が検出されました。

 

○ ブルセラ症  アルゼンチン

アルゼンチンのブルセラ症は20年に渡って減少しています。

 

○ インフルエンザ  オーストラリア  

オーストラリアのニューサウスウェルズ州でオセルタミフル耐性ウイルスA(H1N1)pdm09の変異型が見つかったと報告されています。

 

○ ワタリガラス集団死  スイス

ワタリガラスの集団死がスイスで見られたが、死因は中毒の可能性が高いと考えられています。

 

○ アフラトキシン  ドッグフード  アメリカ

乾燥ドックフードで高レベルのアフラトキシン汚染が見つかりメーカーは回収を行っています。

アフラトキシンは黴の一種で、発がん性なども言われており、現時点ではペットでの被害は見つかっていません。

 

2011年12月31日発信

 

○    日本脳炎  インド  ウッタルプラデーシュ州

インドのウッタルプラデーシュ州では相変わらず日本脳炎が流行しており、罹った子どもの25%は死亡し、生き残った子どもの40%には後遺症が見られていると報告しています。

 

○ ハンタウイルス感染症  中国山東省  死者24人  患者938人

中国山東省で発生しているハンタウイルス感染症はドブネズミが媒介している可能性が高いと推定されています。死者は24人に及び、そのほとんどが10月以降に発生しています。死者の数は10年に比べて11人多くなっています。

これで11年度の感染者は938人に及び、24人の死者のうち13人は港湾地域の青島市で発生しており、医師は患者は農村部から来ていることなら、冬場に食べ物がなくなったネズミが農村の家に入り込みそれらのネズミの尿や糞などで汚染され、それらに触れたりすることによって罹るものと考えられています。

 

○ ボツリヌス症  ドイツ  バーデンビュルテンベルグ州  2人

ボツリヌス症は極めて珍しく、この症例の原因や関係なども特定されていません。

 

○ リケッチア症  メキシコ  ミチョアカン州

ミチョアカン州のラザリカルデナス港ではリケッチア症の集団発生が報告されています。患者は25人(男性9人、女性16人)です。患者の年齢は5~65歳でした。

 

○ ブルータング病  ロシア  牛

アルボウイルスが引きおこすブルータング病がロシアのスモレスク州で集団発生したことが報じられています。

 

○ 水疱性口内炎  牛  ベリーズ

農場の牛で水疱性口内炎の集団発生が見られています。

 

○ アフラトキシン  ミルク  食用油  中国

中国の蒙牛乳業が製造したミルクにアフラトキシンがランダム検査で確認されました。

ウェブサイトで事実を公表し、ミルクの摂取を避けるように広報しています。

また、中国の3社が作る食用油からアフラトキシンが検出されたことを発表しています。

アフラトキシンは発がん性のある黴毒で肝がんなどの原因になるとされています。食用油はピーナツから取ったものでした。

 

○ 疥癬  スペイン  介護施設入院者4人と従業員3人

疥癬の集団発生はログロニョ地域のカサモンテッソーリ高齢者養護施設で入院患者4人と従業員3人が感染していることは報告されました。

疥癬自体が重篤な感染症ではないことから病院側も明確な対策を取っておらず、塗り薬での治療で経過を見ているのみです。

 

○ 鳥インフルエンザ  ジンバブエ  人疑い

ブラワヨ市の女性の上院議員がトリインフルエンザで死亡したと公表されました。明らかな病名など詳細は不明です。

 

○ トリインフルエンザ  中国広東省  男性39歳

患者は深セン在住の39歳男性で、重症肺炎となり検査したところ、H5N1鳥インフルエンザウイルスが陽性であったと公表しています。

現時点では男性は病気の家禽との接触はなく、他の患者発生も見られていません。

症状は発熱、咳、咽頭痛、肺炎、呼吸器疾患などで、人から人へはほとんど感染していません。

深センは香港に近いことから、香港では家禽の処分などを始めています。

 

○ 炭疽  スコットランド  人  ヘロイン乱用者

炭疽の集団発生は09年12月にグラスゴーの薬物中毒者の間で始まり、同時期にイングランドで5人、ドイツ2人の患者が見られていました。

その原因は不法なヘロインの使用と関係があるのではと考えられ、その元はアフガニスタンやパキスタンから、トルコを経由して入ってきたのではないかと考えられています。

ヘロインが炭疽芽胞の伝達媒介物質だったのではないかと考えられています。

 

○    麻しん 

フランス

11年には患者15,000人、神経合併症16人、

重症肺炎649人、死者6人

ドイツ

11年患者1,607人、死者6人

ロシア

患者は222人、その1/3がダゲスタン共和国で68人

ロシア

ボロネージ州5人

ウクライナ

患者1,112人

 

○ クロノバクター・サカザキイ  アメリカ  死亡

乳児用ミルクによると思われるクロノバクター・サカザキイに乳児4人が罹患し、2人が死亡しています。通常このクロノバクターは粉ミルクが関係しますが、調査を進めた結果、今回は明らかな汚染は見られていません。

ただ、粉ミルクの開放容器とナーシングウォーターにクロノバクターを確認していますが、混入経路などは不明です。

 

○ トリインフルエンザ  ジンバブエ  

先日の上院議員の死とトリインフルエンザとの関係は確認できないままで、トリインフルエンザでなかったのではないかと言われています。

 

○ リーシュマニア症  アルジェリア  皮膚リーシュマニア症は330人

アルジェリアのナーマ県では皮膚リーシュマニア330人を記録したと報告されています。

この感染者は増え続けており、ほぼ全域で子どもの患者が見られている模様です。その原因は衛生環境の悪化が、サシチョウバエの繁殖を進めたためと考えられています。

 

2012年1月2日発信

 

○ キノコ中毒  オーストラリア

2人が毒キノコを食べて危篤となり入院したことが明らかになりました。更に1人の入院も判明しています。原因キノコは「タマゴテングタケ」です。

 

○ トリインフルエンザ  中国  広東省  H5N1  男性39歳死亡

先週から言われていたトリインフルエンザ感染者は多臓器不全で死亡しました。

患者はバス運転手で、病気の家禽との接触はなく、疑問点は残されています。

広東省では家禽でのトリインフルエンザは発生していないと発表しています。

 

○ ヒト免疫不全ウイルス  アメリカ  ミシガン州

51歳の男性患者が数千人に感染させたと報告しています。本人は故意に感染を試みたと語り、精神科での治療が望まれています。

 

○ 炭疽  インド  ケラーラ州  牛郡

牛の群れの中に炭疽に罹った牛が発見されました。

 

○バルトネラ症  ペルー  ピウラ州  確認5人

ペルーのパヤカ町でバルトネラ症の集団発生が見られました。同患者の3人は輸入例で、2人が現地例と言われています。

 

○ C型肝炎  パキスタン  パンジャーブ州  死亡15人  患者500人

この1ヶ月にラジャンプール村でC型肝炎疑いの15人が亡くなっていることが明らかとなりました。また500人が感染していると推定されています。

これらの地域では衛生環境も不十分な上、知識もないことから感染症に対する偏見も生まれ混乱しています。また、治療のための医療費などもないためにC型肝炎の発生は継続しています。

 

○    デング熱  

ボリビア、ブラジル、マレーシア、パキスタン、スリランカなどで患者が発生しています。特にブラジルのマナウスでは患者49,932人が登録されています。

感染症情報 2011年12月14日~12月18日

2012年1月14日 17:54

2月14日発信

 

○ 不明の腎疾患  中南米  男性  野外労働者

エルサドバドルで2人目の死者が報告されています。ニカラグアなどでは、このところ腎機能が弱り亡くなる人が相次いでいます。

原因は不明で、患者はこれらの地域のサトウキビ畑などの農地で働いており、必要以上に殺虫剤や除草剤などを使うことから、それらが関係している可能性があるのではないかとも言われています。また、これらの地域の労働者は、高温の条件の中で重労働な作行を行うことから、それらも影響しているのではないかとも考えられています。

 

○ C型肝炎  中国  河南省、安徽省  患者86人

86人のC型肝炎の集団感染が発生し、その原因が、河南省の診療所での感染針の使い回しである可能性が報告されています。

 

○    マラリア  

10年のマラリアでの死者は655,000人、5歳未満の死者は86%です。これは09年よりも5%減っています。これらの死者の91%はアフリカで、世界の患者は2億1600万人でその81%がアフリカで発生しています。

WHO(世界保健機関)は15年にはマラリア根絶を目指しており、アフリカでの防虫剤処理、蚊帳の保有は増加していますが、未だマラリアは風土病であり、ナイジェリア、コンゴ共和国、ブルキナファソ、モザンビーク、コートジボアール、マリでは死亡者の60%がマラリアで、2010年には欧米でのマラリア感染は176人と報告されています。

 

○ 疥癬  メキシコ  ベラクルス州  患者426人

ベラクルス州では疥癬の集団発生を抑えるために各家を回り、治療や予防措置などを啓発しています。現在、感染患者は426人で死亡などはありません。

 

○ A型肝炎  カナダ  ブリティッシュコロンビア州  患者91人

ブリティッシュコロンビア州でのA型肝炎は11年1月より発生し始め、9月からは週1人の割合で患者が発生していました。バンクーバー島のあるグループでの中で流行は広がっており、衛生当局は1万人の予防接種を計画しています。

 

○ 手足口病  ベトナム  エンテロウイルス71型  患者8万人  死亡者137人

ベトナム健康省はエンテロウイルス71型に関係した手足口病の集団発生を報告しています。これらは1997年以降東南アジアで流行しているエンテロウイルス71型に起因しており、子どもの一部では重篤な脳炎を起こしています。

ウイルスは唾液、鼻汁、感染患者の水疱の中、糞便などで排泄されることからそれらに触れることによって感染は拡がっています。

トイレの後、食べる前、赤ちゃんのおむつ交換後には石鹸でよく手を洗うように指導しています。

 

○ トリインフルエンザ  中国  チベット自治区  鳥

チベット自治区ではトリインフルエンザH5N1の集団発生が見られていると報告されています。現在は1箇所で鳥の殺処分を実施し、拡大を防いでいます。

 

○ レジオネラ症  アメリカ  バージン諸島  2ホテルで患者5人

10年3月から11年8月までの間に5人がレジオネラ症に感染したと報告されています。場所はセント・トマス島のマリオットホテルの水道システムに問題があるのではないかと考えられています。

 

○ 不明熱性疾患  インド

この数週間、高熱と関節痛の患者の増加が報告されています。多くは発疹、頭痛、手足のしびれなどを伴っていますが、チックグンヤ、デング熱などの検査では該当していません。

確定診断はついていません。

 

○ 不明疾患  牛  ニュージーランド  死亡20頭

原因は明らかではありませんが、サルモネラによると思われる感染症で雌牛20頭が死亡したと報告されました。

 

12月15日発信

 

○ 集団死  ゴマフアザラシ  アメリカ  ニューイングランド  

ニューイングランドの海岸でゴマフアザラシの集団死が報告されました。それらの内5匹からインフルエンザA型ウイルスが検出されています。しかし、これらのゴマフアザラシの死因がインフルエンザA型ウイルスによるか否かは不明です。

地域住民には犬などをアザラシに近づけないように指導しています。

 

○ うなずき病  ウガンダ  パデル県

ウガンダではうなずき病で66人が死亡したことを報告しています。

うなずき病の原因は不明ですが、感染症ではないと思われ、1,800人が新患として報告されています。

うなずき病は1980年にスーダンで最初に報告されており、現在南スーダン、タンザニア、ウガンダの小さい地域で発生が認められているだけです。

この疾患はオンコセルカ症で発生したてんかんがで原因ではないかとも言われています。

また食品による毒素などが関係したのではないかとも考えられていますが不明です。

 

○ トリインフルエンザ  人間  エジプト  母と子で発症

トリインフルエンザH5N1に感染した母と子が報告されています。病院に入院し治療を受けましたが母親は死亡し、子どもは安定しているということです。

今までにエジプトで確認された患者は155人、うち死亡は53人です。

 

○ 炭疽  カバ  ザンビア

ザンベジ公園では多くの動物が炭疽で死亡しています。特にカバの死亡が多く、川に浮かんだカバの死体を食べないように、また、カバの肉を食べないように指導しています。

 

○ トリインフルエンザ  人  香港

ユリカモメに触れた女性が病気になったことから、ユリカモメを検査したところトリインフルエンザH5N1に感染していることが判明しました。

女性48歳は素手で鳥を掴みその後、風邪症状を発症したとのことでした。女性は病院で検査を受けましたが、その後軽快しています。

 

○ ウマ伝染性貧血  ドイツ  馬

ウマ伝染性貧血に罹患した馬が発見されましたが、集団発生は見られていません。馬は殺処分され、感染拡大は見られていません。

 

12月16日発信

 

○ 手足口病  ベトナム  死者156人

ベトナムでは11年11月には手足口病患者は96,000人以上に達しました。156人が死亡していると報じられています。

 

○ マラリア  ドバイ

ドバイでは医師が1週間あたり2~3人のマラリア患者を治療していると報告しています。

アラブ首長国連邦は07年に、WHOでマラリア清浄国として宣言されていますが、ドバイ内で患者が見られることから、周辺国からの輸入マラリアが考えられ、注意を払っています。

 

○    インフルエンザ 

北半球温帯地域でのインフルエンザの活動は低レベルで、カナダ、アメリカ、欧州数カ国で散発的に活動がある程度です。

熱帯地域ではインフルエンザ活動は低くなっていますが、コスタリカではインフルエンザA(H3N2)、カメルーンではインフルエンザA(H1N1)pdm09の発生が見られています。

北半球の温帯では大きな流行はなく、インフルエンザA(H3N2)とインフルエンザBの流行が見られていますが低レベルです。

 

○ アメーバー髄膜脳炎  アメリカ  ルイジアナ  51歳女性  死亡

ルイジアナ州保健局では不適切な鼻洗浄器を使うと感染する可能性があると警告しています。それはフォーラーネグレリアと言うアメーバーによって発生する感染症で、鼻洗浄器でも発生する可能性があることを注意しています。

フォーラーネグレリアは多くは淡水などでの水遊びで鼻から入った水によって感染することが多く、鼻から入り髄膜炎を起こすもので時には死に至ります。

症状は感染後1~7日目に頭痛、発熱、吐き気、嘔吐、後部硬直などが発症し、その後、錯乱、痙攣、幻覚などが起こり1~12日以内に死亡します。

アメリカでは32人の患者報告がありました。それらの内30人は汚染した池、プールなどの水泳で感染、2人は地熱を使った飲料水供給で水から感染していました。

 

○ トリインフルエンザ(H5N1)  人  香港

先週トリインフルエンザの感染を疑った女性は陰性と判明しました。

 

○ 狂犬病  ボリビア  オルロ県  犬 約20件

ボリビアで20件の狂犬病が見つかりました。

 

12月17日発信

 

○ 狂犬病  米国  ロードアイランド:猫  フロリダ:馬

ロードアイランド州ではペットの猫が狂犬病に感染していることが判明し、予防策として11人が狂犬病ワクチンによる治療を受けました。現在犬1匹の治療中です。

また、フロリダでは馬が狂犬病に感染していることが確認されました。他アライグマなどからも狂犬病が見つかっています。

 

○ 食中毒  日本  大阪  受刑者1,074人

大阪・堺市で大阪刑務所の受刑者1,074人が食中毒になりました。

 

○ 食中毒  バングラディッシュ  死亡3人  重態23人  コレラ?

原因は不明ですが、症状などからコレラが推測されます。2,000人以上の患者が出ている模様です。

 

○ 大腸菌O157  アメリカ  クッキー生地  小麦粉が原因

09年に発生した大腸菌O157の集団は発生30州で80人に及んでいます。原因としては小麦粉が考えられていますが確かではありません。

 

○ サルモネラ感染症  血清型ティフィリウム  米国  牛ひき肉

メーン州を拠点とするハナフォード社は牛ひき肉がサルモネラに汚染されていたため、回収しています。CDC(アメリカ疾病予防センター)は患者14人を報告しており、そのうち11人は牛ひき肉を食べていることが判明しています。7人が入院していますが死亡はありません。

牛ひき肉はメーン州、ニューヨーク州、ニューハンプシャー州、バーモント州などで販売されており、引き続き調査を行うこととしています。

 

○ 狂犬病  アメリカ  サウスカロライナ州

サムター郡の女性がコウモリに咬まれて狂犬病になったと考えられています。サウスカロライナでは犬に咬まれて狂犬病を発症した報告はありますが、コウモリからの感染は報告がありません。また野生動物、アライグマ、キツネ、スカンクなどからも狂犬病に感染する可能性があり、野生動物に対しても注意が必要と警告しています。

 

12月18日発信

 

○ ポリオ  中国  パキスタン

中国

新疆ウイグル自治区でポリオの集団発生が確認されました。

患者は20人になります。

パキスタン

パキスタンで新たなポリオ患者6人を報告しています。

 

○    麻しん 

イギリス

イングランドサセックス40人以上

ウクライナ

500人以上

アンゴラ

379人

ウガンダ

4歳児

エクアドル

300人

ニュージーランド

372人(オークランド)

 

○ A型肝炎  メキシコ  ベラクルス  100人子供が感染

メキシコではA型肝炎の集団発生が見られています。特にラザロカルデナスとサンタアナ共同体の3つの学校で患者は見られています。

 

○ トリインフルエンザ  中国  6人

トリインフルエンザH5N1に感染した人のうち6人は生鮮市場を訪問していることが明らかになりました。生鮮市場ではH5N1インフルエンザだけでなく、H1N1インフルエンザウイルスも存在することから、市場でウイルスの再集合が起こる可能性があると考えています。

同じようにSARS(重症急性呼吸器症候群)は、生鮮市場で売られたジャコウネコとタヌキから人に感染するコロナウイルスが生まれた可能性があり、ウイルスの再集合の場所として生鮮市場はリスクが高い場所と考えられます。

 

○ バベシア症  米国  

バベシア症に罹患した人を調査すると、白人高齢者で感染者が多く、男性が優位で、高齢者に多いことが、メディケアなどの統計からわかりました。

最大発生率はコネティカット州、ロードアイランド州、ニューヨーク州、マサチューセッツ州で見られていました。

感染症情報 2011年11月19日~11月23日

2012年1月 9日 21:18

11月19日発信

○ ハンタウイルス  ペルー  ロレト州  1名死亡

ロレト州では若者1人がハンタウイルス感染症で死亡したと報告しています。この症例は3例目に当たります。

 

○ インフルエンザ  香港  豚由来の新型インフルエンザ

一部に人の遺伝子のある新しい豚インフルエンザウイルスH3N2が報告されました。この豚インフルエンザウイルスは15頭の豚で発見されています。場所は香港の食肉処理場で、人への大きな影響はないようです。

人間の豚インフルエンザウイルスの遺伝子はいくつもあり、11年8月から10月半ばまでに1,000件から検出されています。

同じ亜型は11年5月から7月の間に16頭から検出されています。

インフルエンザの専門家は香港での豚でのH3N2亜型はアメリカで発生した豚由来H3N2とは異なるとしています。このH3N2インフルエンザは04~05年に発生した大流行の再集合ウイルスであると考えられています。

このウイルスによるインフルエンザの症状は軽症です。

また、豚肉を食べてもインフルエンザには感染しないことを広報しています。

 

○ 黄熱  ガーナ  16歳少年  死亡

ガーナ北部地域で黄熱の新患を発見したと報告しています。患者は16歳の少年で、地域は警戒態勢に入りました。

少年は発熱、悪寒、嘔吐、腹痛を主訴として病院を受診し、翌日には死亡しています。

郡では黄熱についての症状や原因などの啓発を開始しました。

北部6郡ではワクチン接種が始まりましたが、これらの地域は黄熱の集団発生のあったコートジボアールに近く、関連はありそうです。

 

○ ボツリヌス症  魚の内臓、トルテージャ、アメリカ  カリフォルニア  ニューヨーク

ユナイテッドナテュラルフード社は黒豆トルティージャの回収を発表しました。

塩漬けニシン(内臓付き)の燻製がボツリヌスに汚染されていると公表しました。

 

○    トリインフルエンザ

アフリカ

エジプト

アジア

インドネシア、ベトナム

近東

イラン

中国

特に南中国の家禽市場ではH5N1に感染した家禽は相当数あるものと考えています。

 

○ A型肝炎  メキシコ  イダルゴ州  小学校での集団発生

メキシコのイダルゴ州内の小学校でA型肝炎の集団発生が確認されています。6人はA型肝炎と診断され、他にも27人に症状があります。

現在、患者の増加は見られていませんが、疫学調査は続いています。

 

○ レプトスピラ症  スリランカ  患者5,930人  死亡

11年内ではレプトスピラ症による死亡者は78人で、ほとんどが農民と子どもであると報告されています。患者は合計5,930人で大多数は、グルネーガラ郡、ガンパハ郡、カルラータ郡、ハムバントタ郡から発生しています。これらの地域での収入源は水田と農作物栽培です。

感染源はほとんどがネズミで他にもリス、イタチ、猫、犬、豚、牛などが考えられ、それらの排泄物に口や鼻、目に触れて感染しています。

症状は感冒用症状で始まり、重篤な場合には死に至ります。症状は黄疸を伴いますが、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛などを伴い、治療しない場合には腎不全、心不全、出血で死亡する場合もあります。

 

○ 不明疾患  ドイツ  牛  新しいウイルス

11年8月からドイツ(ノルトラインウェストファーレン州)とオランダで牛の間で発熱、乳量減少、下痢、時には流産も伴う感染症が発生していると報告されています。

 

11月20日発信

 

○ クリミア・コンゴ出血熱  パキスタン  29歳男性

パキスタン・シンド州では29歳の男性が高熱と痙攣のために入院し、翌日に死亡したことを報告しています。検査の結果、クリミア・コンゴ出血熱ウイルス陽性であることが判明しています。男性は牛市場で1週間生活していたことがわかっていますが、詳細な情報は不明です。

 

○    麻しん

ロシア: ロストフ州

患者20人

英国; サセックス

2週間で子供9人が患者

カナダ; アルバータ州

確定1人、疑い2人

カナダ; サスカチュワン州

子供2人、大人4人

米国; ミシガン州

214人が患者

米国; ミズーリー州

確定患者1人

インド; ジャールカンド州

子ども536,000人にワクチン接種

ニュージーランド; ロトルア

確認患者10人

 

 

○ ウマの非定型型筋障害  オーストリア  馬7頭死亡

オーストリアのカリンシア地域で馬7頭が非定型的筋障害で死亡したことが報告されました。原因は食物によるものではないかと考えられています。

 

11月21日発信

 

○ 狂犬病  ガーナ  西部州 2人が死亡

ジョモロ郡で10代の2人が別の犬に咬まれ狂犬病で死亡したことが報告されています。ジョモロ郡では早速、対狂犬病キャンペーンを計画し、ペットへの狂犬病ワクチン接種を開始しました。

 

○    デング熱  

ベトナム、パキスタン、スリランカ、インド、マレーシア、インドネシア、マーシャル群島、ミクロネシア、ブラジルなどで患者の発生が見られています。

 

○ 犬糸状虫  ロシア  ノブゴドロ州  人

人間での6人目のイヌ糸状虫症患者が報告されました。患者は25歳女性で、左手の小指の発赤、掻痒、腫脹を訴えています。

ロシアでは24地域でイヌ糸状虫症は報告されており、最も多い症状は眼瞼皮膚の局所で起こっています。(30%)

 

○ トリインフルエンザ  台湾(新竹県竹北市) H5N2トリインフルエンザ

台湾では低病原性のH5N2トリインフルエンザの集団発生を報告しています。

 

○ 野兎病  オーストラリア  タスマニア  患者2人

11年にタスマニアで診断した野兎病で2人の人間の感染が見られています。共に40歳代の女性で、それぞれ別のフクロネズミに咬まれて感染したものと考えられています。ただ、2人の居住地域は同じ道路沿いで、数キロしか離れていません。

患者は潰瘍腺性野兎病で外傷部位は潰瘍を形成し、著明なリンパ節腫脹が見られていました。

 

○ A型肝炎  ロシア  ノボシビルスク州  患者56人

同州では50人以上がA型肝炎ウイルスで感染症に罹患したと報告しています。患者はビジネスセンターのダイニングルームで食事をして感染したと報告しています。

確認された症例は56人で31人は子供でした。

A型肝炎ワクチンは1,318人に接種済みであり、2,000人分のワクチンを準備しています。

 

○ ウエストナイルウイルス  ロシア  ボルゴグラード州  子ども

2歳の子どもがウェストナイル熱に罹ったと診断されています。子どもには蚊の刺咬の痕が見られており、雪が降るような冬季になっても蚊が家の地下室や屋根裏で生きている可能性があり、特に地下に水がたまっている家では注意が必要と警告しています。このようにボルゴグラード州では蚊の繁殖が続いていることから、冬も警戒するべきと広報しています。

 

○ ポリオ  ナイジェリア

ナイジェリアではポリオ患者は増えているとWHOは報告しています。

10年には10人だったポリオ患者は11年には43人と4倍に増えていることから、世界でも増加傾向にあるのではないかと警戒しています。

 

○ ベットフード汚染(?)  アメリカ

アメリカのFDAは中国から輸入され販売されているチキンジャーキーによる健康被害を警告しています。チキンジャーキーの持続的摂取で腎不全を起こす可能性があると警鐘しています。汚染物質については確定できていませんが、イヌに大量にチキンジャーキーを与えることに問題があるのかは明確になっていません。

 

○ 鹿流行性出血熱  アメリカ  ニュージャージー州

ニュージャージー州の猟師がこの地域ではウェストバージニア州の2倍の出血熱に罹患した鹿を経験したと報告しています。

 

11月23日発信

 

○ 日本脳炎  インド  ウッタルブラデーシュ州  死者585人

ウッタルブラデーシュ州ではさらに子供5人が日本脳炎で死亡したことを報告しています。

これで今年度の脳炎での死亡者は585人となりました。

 

○ A型肝炎  エストニア  感染者は124人

エストニアでは124人がA型肝炎に感染していることが判明しました。最大の集団発生はビリャンディ郡で92人となっています。

 

○ トリキネローシス  チリ  ロスリオス州

ロスリオス州の衛生当局は旋毛虫症に罹患した患者が見つかり、これらの地域の旋毛虫症、トリキネローシスの調査を開始しました。患者はこれらの地域で豚肉を食べて感染したものと推定されています。

感染した場合の症状は嘔吐、発熱、下痢、筋痙攣などで、重篤になると死に至る場合もあり、注意が必要な感染症です。

 

○ インフルエンザ  アメリカ  アイオワ州  豚由来H3N2再集合体

アイオワ州では豚由来のH3N2再集合体ウイルスによる新型インフルエンザ患者3人を報告していましたが、これらからの感染拡大は見られていないと報告しています。

アイオワ州の患者はいずれも子どもで、同州でのサーベイランスでは他にウェブスター郡、ハミルトン郡で豚由来の三重組み替え型H3N2インフルエンザで人から人へと感染拡大した可能性が高いことを報告しています。

症状は季節性インフルエンザに似ており、発熱、咳、疲労、身体疼痛、食欲不振などで患者は全員回復していると報告しています。

9月以降、アメリカでの三重組み換え型H3N2インフルエンザは合計10例となり、メーン州、インディアナ州、ペンシルバニア州(複数)などで発見されています。

アメリカでは、このインフルエンザに対しては季節性のインフルエンザワクチンが一定の効果を確保できるとしています。

何よりもClean(手をきれいに・・・)、Cover(咳、クシャミをカバーする。)、病気にかかった場合には、Contain(自宅待機で病原体を自分の中に封じ込める。)の3Cを強調しています。いずれにしろ、症状は軽く重篤にはなっていません。

感染症情報 2011年9月14日~19日

2011年10月11日 21:43

9月14日発信

○ ウサギの粘液腫症  オランダ

オランダではウサギが粘液腫症にかかっていることが公園でみられていることが報告されています。粘液腫症はウイルス性疾患で天然痘に似ており、蚊やノミによって感染拡大する疾患と言われています。この疾患は主に夏や晩夏に発生しています。

 

○ 炭疽  人、家畜  ブルキナファソ  サーエル

サーエルで子ども5人が感染症に罹り、うち2人が死亡したと報告されています。子どもは死亡した動物を埋めようとしたなど動物に接触しており、炭疽にかかった動物に接触したのではないかと疑っていますが確かではありません。詳細な調査が求められています。

 

○ ヒトスジシマカ  アメリカ  カリフォルニア

アメリカのカリフォルニア州、エルモンテ市でヒトスジシマカが見つかりました。

 

○ ビブリオ・バルニフィカス  台湾  50歳男性  生牡蠣

台湾の男性50歳がバーベキューで生牡蠣を食べ48時間後に死亡しました。

患者は基礎疾患としてアルコール性肝硬変を持っていました。

この感染症では通常の場合では下痢、蜂巣炎などの皮膚感染症を起こし、皮膚の腫脹、発赤、疼痛などが出ますが、肝機能障害があると解毒機能が低く、あるいは糖尿病にかかっている人では重症化し、時には死亡することもあり注意が必要な感染症です。

 

○ 日本脳炎  インド  ビハール州  死者25人

インドビハール州の日本脳炎の流行は更に6人の小児の死亡者を出しています。

既に19人の小児の死亡者が出ており警戒しています。

インドではアッサム州、ウッタルブラデーシュ州などでは特に多くの患者発生が見られ、死亡者も多く見られています。

患者は何れも高熱、意識消失、ケイレンなどの症状を示しています。

 

○ レジオネラ症  イタリア  ベロナ州  旅行者

欧州CDC(米国疾病予防管理センター)では11年7月以降発生したレジオネラ症の患者のうち11例がベロナ州北部ラッツーゼ町からの旅行者であることを報告しています。感染源についてはいまだ明確ではありません。4軒宿泊施設の内3軒が町の中央部にあります。

ラッツーゼから戻って2週間以内に発熱と肺炎で発症しています。

 

○ リステリア症  アメリカ  カンタロープの疑い  5州で患者16人

ニューメキシコではリステリア症の集団発生で既に3人が死亡し6人が入院中であることを報告しています。またコロラド州でも11人の同様の症状の報告があり、原因は汚染カンタロープではないかと疑っていますが、カンタロープはコロラド州のロッキーフォードで生産されたもので、原因確定には慎重になっています。

関係者はメロンがリステリア症に関係した経験はなく、メロンを回収せずによく洗い乾燥させてから切ることを推奨しています。確実な感染源については不明です。

 

○ ボツリヌス症  アメリカ  コロラド州

オーロラ公園でマガモが数十羽死亡しているのが見つかりました。

公園の関係者は既に40羽の死亡を確認していると報告しています。原因などの詳細は不明です。

 

9月15日発信

○    レジオネラ症

イタリアと周辺国でのレジオネラ症発生はこの所劇的に増えており、イタリアへの旅行者でのレジオネラ症の発生は3倍に増えています。

 

○ 腸炎ビブリオ  アメリカ  牡蠣  ワシントン州

サミッシュ湾で取れた牡蠣を生で食べた人4人が腸炎ビブリオに罹ったことから、同湾での採取などを禁止しました。

この夏は他の腸炎ビブリオ症が海岸や州の貝生産地域の周辺では増えており、水温上昇などの影響によるものではないかと考えています。州では4人以上がビブリオ症になった場合には生産地域を閉鎖することとしています。

 

○ 大腸菌O157  アメリカ  ウィスコンシン州  患者9人

腸管出血性大腸菌感染症でグリーン郡の20ヶ月の子供が死亡したことを報じています。

郡では大腸菌O157:H7の感染者9人を調査していますが、患者は郡周辺に散在しているようです。感染源は特定されていませんが、便から検出された大腸菌では同じDNAであることが確認されています。

大腸菌157:H7に小児や高齢者が感染した場合には、腎不全、溶血性尿毒症症候群を発症します。

 

○ インフルエンザ  アメリカ

2010年9月1日~2011年8月31日までに届け出られた小児のインフルエンザ関連死亡115人について分析が行われました。

死亡は33州に及び、半数は5歳未満の子どもで高リスクの疾患を有していなかったことが判明しています。

また、6ヶ月以上の子ども74人のうち17人はワクチン接種をしていました。

今回の調査では妊娠中のワクチン接種が6ヶ月未満の乳児での入院や死亡を減らすのに役立っていることを証明されています。

115人の63%は白人で、46%が5歳未満の子どもであり、62%がインフルエンザA型で残りはB型でした。

62%がレントゲンで肺炎が見られ、40%がショックか敗血症で34%が急性呼吸窮迫症候群、14%が脳炎や脳症でした。

 

○ レジオネラ症  イタリア  ベロナ

7月から8月の間に発生したイタリアへの旅行者で発生したレジオネラ症ではイタリア・ラッツイーゼ町の宿泊施設と関係していたことが明らかになりました。

患者はオーストリア、デンマーク、ドイツ、イタリア、オランダなどからの旅行者で汚染源についてはシャワーなどからレジオネラ菌が見つかっていますが確定されていません。

 

○ ウエストナイル熱  イタリア  スペイン

* イタリア  ジュリア州で馬での集団発生が見られています。

* スペイン  アンダルシア州で馬での集団発生が見られています。

 

○ 東部ウマ脳炎  アメリカ  ミシガン州

ミシガン州ミッドランド郡で馬の東部ウマ脳炎発生が見つかっています。

 

○ ブルセラ症  アメリカ  モンタナ  牛

牛6頭がブルセラ症に罹患していることが判明しました。

 

○ 馬ヘルペスウイルス感染症  アメリカ  カリフォルニア

馬ヘルペスウイルスによる馬鼻肺炎に罹った馬が報告されました。

 

9月16日発信

○ 狂犬病  ノルウェー  キツネ

北極キツネ1匹が狂犬病であることが判明しました。

 

○ B型肝炎ウイルス感染症  ウガンダ  キツグム県、グル県

B型肝炎の集団発生が報告されています。

WHO(世界保健機関)の見積もりでは世界人口の半数弱が慢性B型肝炎ウイルス感染症に罹患していると想定しています。

ウガンダでは10に1人が慢性B型肝炎感染症に罹患しているとされています。

WHOはウガンダのこれらの県では小児に五価(ジフテリア、百日せき、破傷風、ヘモフィルスインフルエンザ、HBV)の予防接種を始めました。

 

○ ハンタウイルス感染症  チリ  アイセン州、ロスラゴス州

アイセン州では33歳女性が、ロスラゴス州では63歳男性がハンタウイルス感染症に罹患したことを報告しています。

これらの地域ではげっ歯類の大幅な増加が見られています。

 

○ 野兎病  猫  アメリカ  イリノイ州

サボイ地域の2世帯で3匹の猫が野兎病にかかっていることが報告されています。

野兎病には人も感染します。症状は突然の発熱、悪寒、下痢、関節痛、筋肉痛、咳、脱力などです。

 

○ 類鼻疽  台湾  高雄市

高雄市で類鼻疽の致命的な症例が発生したと報告されています。

台湾では確認症例15人と疑い症例9人を報告し、その殆どが高雄市に集中しています。

死亡した2人の内一名は糖尿病があったことが明らかになっています。

類鼻疽の潜伏期は2日から数年までで、皮膚潰瘍、肺炎、敗血症などを示します。

泥・土などの中で皮膚の傷などを通して直接感染します。

多くは基礎疾患(糖尿病、腎臓病、肝硬変、アルコール依存症、など)があるに感染のリスクは高くなります。

年齢は40歳代、50歳代が多く、男性に多く見られています。

急性重篤類鼻疽では急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や肺炎などの呼吸不全に至ります。

 

○ 馬ヘルペスウイルス  アメリカ  カリフォルニア

カリフォルニアで馬鼻肺炎に罹った馬が報告されました。

 

9月17日発信

○ ツツガムシ  インド  ナガランド州  死者3人と患者7人

ペレン県ではツツガムシによる死者が3人報告されています。現在までに死者3人、患者7人が報告されています。

ツツガムシ病

ツツガムシに感染したダニの幼虫に刺咬後、刺咬部位に丘疹ができ、そこがやがて潰瘍となり、黒い痂皮をつくり治癒します。

症状は突然の発熱と頭痛、脱力、筋肉痛、リンパ節腫脹、咳などで始まり、発疹は四肢に広がり2週間程度で消えます。

重症例では肺炎、心筋炎を起こし、死亡率は30%に及びます。

クロラムフェニコールやドキシサイクリンが良く効き、子どもと妊婦ではアジスロマイシンが第一選択肢です。

 

○ クリミアコンゴ出血熱  アフガニスタンからパキスタン  患者4人(外科医も)

クエッタ地域では外科医と医療技術者ら4人がクリミアコンゴ出血熱の犠牲になりました。

これらの地域ではクリミアコンゴ出血熱が流行しており、医療従事者には気をつけるように指導しています。

 

○ ヒト免疫不全ウイルス(HIV)  インド  グジャラート州  子ども

少なくとも23人の子供が輸血によってHIVウイルスに感染したことが報告されました。

 

○ 発疹熱  アメリカ  カリフォルニア州  オレンジ郡で5人

この3ヶ月でノミ媒介の感染症である発疹熱に感染したことが明らかになりました。

症状は発熱、頭痛、筋肉痛、胸・背中・足の発疹で抗生剤での治療がされない場合には、致命的になることもある。

オレンジ郡ではこのノミには飼い猫から感染しています。

感染症情報 2011年9月11日~12日

2011年9月29日 22:08

9月11日発信

 

○ 羊の肺炎  アメリカ  ネバダ州  ビッグホーン

東フンボルトとルビー山脈のビックホーン群の90%が肺炎で死亡ました。

 

○ 鹿流行性出血熱  アメリカ  ニューヨーク州

ロックランド群でこの2週間にオジロジカ100頭が死亡したとニューヨーク州環境保存局が発表しています。

 

○    麻しん  

アイルランド

ダブリンでは患者135人

タンザニア

ザンジバル島で患者262人

コロンビア

バランキア確認患者4人

コロンビア

アトランティコ州4人、ボリバル州で数人

アメリカ

ウィスコンシン州ミルウォーキー市で患者1人

ニュージーランド

オークランド地方119人

 

○ A群レンサ球菌  猩紅熱  中国  マカオ

9月9日までに猩紅熱患者87人をマカオで記録しました。昨年の患者発生は16人でした。広東省では今年に入り猩紅熱患者、837人が発生していると報告しています。

 

 

9月12日発信

 

○ 炭疽  野生生物  イラン  

鹿10匹、ラム1匹、羊30匹が炭疽で死亡していることが明らかになりました。

 

○ 狂犬病  ボリビア  犬

ボリビアのオルロ件では野良犬が3万匹以上に及ぶと想定され、犬咬傷は一日あたり10件に及んでいます。

 

○ ウェストナイルウイルス  ギリシャ

ギリシャでウェストナイルウイルス感染症の集団発生が報告されています。このウイルス型は遺伝子配列からハンガリーウェストナイルウイルスの系統に類似しています。

 

○ 日本脳炎  インド  ビハール州  ガヤー県

インドでの日本脳炎はガヤー県と周辺に流行が広がり3週間で子供16人が死亡しています。現在、数十人が入院中です。年齢は11~12歳の子供が最も重症化しており、症状は高熱、頭痛、関節痛、項部硬直、痙攣、嘔吐などです。

 

○ 非O157 大腸菌  (食中毒起炎菌)

ベロ毒素産生大腸菌としてO26株、O111株、O103株、O121株、O45株、O145株などを大腸菌O157:H7と同等の病原性の強い食中毒起炎菌として取り扱うという見解をアメリカでは発表しています。

しかし、検査などの難しさや食肉産業界の反対などにより検討は難航しています。

 

○ デング熱 

タイ

患者37,728人、死者 27人

メキシコ

死亡2人、患者24人

コスタリカ

登録患者5,000人

ブラジル

リオデジャネイロで死者85人

ブラジル

セアラ州27,618人、ミナスジェラス54,588人

パラグアイ

2,250人、疑い患者43,222人、死者51人

バハマ

3,500人

その他

パキスタン、インド、スリランカなどで流行

 

○ レプトスピラ症  スリランカ

水田で働く農夫やサトウキビ農園の従業員などで患者が多く出ています。罹患率は高く、熱性疾患患者の13.5%~27.1%に及ぶ地域も見られます。

 

○ 日本脳炎  インド  ビハール州

ビハール州では24人が日本脳炎で死亡しています。他に患者84人が現在入院中です。

 

○ A型肝炎  エストニア

エストニアで41人のウイルス性肝炎が報告されています。うち29人はビリャンディ郡で発生しています。

A型肝炎の潜伏期が長いことから、対策が難しくなっています。

エストニアでのA型肝炎症例は減っており、多くは旅行先での感染と言われています。

 

○ 炭疽  アメリカ  人

10年前の炭疽菌を使ったテロでは、アメリカでは22人が犠牲になり、炭疽に暴露した

人のうち5人が死亡しています。

その後も彼らの調査は続けられており、その結果が報告されています。皮膚炭疽に罹患した患者もいたが、他には炭疽に直接関係ある疾患は見られていません。

 

○ 腸炎ビブリオ  アメリカ  カリフォルニア

モントレー郡では生牡蠣を食べた人の間でビブリオによる下痢症が発生しており注意を喚起しています。

症状は水様性下痢、腹痛、吐き気、発熱などで、牡蠣等は十分火を通して食べるように注意しています。

 

○ レプトスピラ症  スリランカ

スリランカ北西部ではレプトスピラ症が流行しています。今地域ではレプトスピラ症で一人が死亡しています。

 

○ 原発性アメーバー性髄膜炎  アメリカ  カンザス州

フォレリ・ネグレリアが起こす髄膜炎による死亡が確認されました。患者はウィンフィールドシティー湖で泳いで感染したものと思われ、この症例はカンザス州での最初の症例です。

フォレリ・ネグレリアは世界中の淡水に生息しており、それらの中を泳いだり、それらの水が鼻を通じて入り感染し、脳に及びます。アメリカでの症例は今までで32例になっています。

予防策は淡水での水泳や遊びを禁止することです。

感染症情報 2011年8月23日~29日

2011年9月18日 23:07

8月23日発信  

○ヘンドラウイルス  オーストリア  馬

ゴールドコースト・クイーンズランドで馬がヘンドラウイルスに感染して死亡したことが確認されました。

 

○おたふくかぜ  チェコ共和国

チェコ共和国ボヘミア北部で流行していたおたふくかぜは、アメリカと同じ程度まで低下しています。

 

○おたふくかぜ  バミューダ

8月にバミューダでおたふくかぜの数症例が確認されました。この10年間で島でおたふくかぜの確認症例は8例のみで、この島での予防接種接種率の高さから、爆発的な患者発生はないものと当局は考えていると述べています。

おたふくかぜ

軽症のウイルス性疾患で、咳やくしゃみを通して感染拡大します。症状は軽い発熱、頭痛、筋肉痛、耳下腺腫脹などで子供よりも大人で重篤な合併症を伴います。おたふくかぜワクチン(MMRワクチン:麻しん、おたふくかぜ、風疹)接種によって予防可能な感染症です。バミューダではこのワクチンは1983年に導入され、15ヶ月齢と4~6歳に追加接種が実施されます。

 

○コレラ  ハイチ  ドミニカ  ネパールの兵士が原因

アメリカの微生物学会はハイチ・ドミニカで流行したコレラについて遺伝子の検索結果、2010年のネパールの流行のコレラと同じことから、ネパールの平和維持群が関係していたことが判明しました。

ドミニカ共和国で流行しているコレラの死亡者は109人で、疑い症例は15,876人と報告されています。

この流行は6週前から減少しており、政府が実施した予防措置が効果を発揮したものと考えています。ドミニカで最初の患者が報告されたのはハイチのコレラ流行が始まって1ヵ月後でした。

 

○サルモネラ感染症  スペイン  カナリア諸島  レストラン

カナリア諸島保健省は今週18人のサルモネラ症を報告しています。この感染症は人気のあったひとつのレストランに関係しており、感染者は鶏肉料理を食べています。

症状は強い腹痛、発熱、下痢、嘔吐などで、保健省は夏場は家で鶏肉を調理する際にも注意が必要と衛生について呼びかけています。

 

○ダニ媒介性回帰熱  アメリカ  コロラド  キャンプ

コロラド州の公衆衛生環境部ではダニ媒介性回帰熱の確認症例を報告しています。

患者は7月から8月までコロラド中心部の若者のキャンプでボランティアとして働いました。

この疾患の症状は発熱、発汗、脱力、錯乱、頭痛、筋肉痛、関節痛、嘔吐などで、キャンプの中のキャビンの中に生息するげっ歯類がダニを媒介し感染したものと考えられています。

 

○大腸菌O157  カナダ  オンタリオ州  患者8人

現在原因を検査中ですが、共通のイベントなどへの参加などの条件は見つかっていません。

 

○炭疽  人間  家畜  バングラディッシュ

ラジシャヒ県の村で患者16人が汚染した肉を食べて炭疽感染したことが確認されました。

またこの汚染肉から皮膚炭疽に感染した人もいることが報告されています。

 

○インフルエンザ  ナルコレプシー  中国

2010年の春の中国北京でのナルコレプシー症例は3倍に増えたとの報告が上がっています。原因については明確ではないが豚インフルエンザウイルスがナルコレプシーに関係しているのではないかとスタンフォード大学の専門家は言っています。

 

○口蹄疫  カザフスタン  牛

カザフスタンでの新たな集団発生が1箇所で見られています。

 
   
8月24日発信  

○東部ウマ脳炎  アメリカ  ニューヨーク州、ノースカロライナ州

ニューヨーク州ではヒト1人と犬1匹が東部ウマ脳炎ウイルスに感染して死亡したことを報告しています。

ノースカロライナ州では感染した馬4等を殺処分しています。

 

○日本脳炎  インド  アッサム州  患者351人と死亡者89人

今年インドのアッサム地方では日本脳炎ウイルス患者が350人以上で90人が死亡していると報告されています。日本脳炎ウイルスは蚊で感染し、脳あるいは髄膜などの炎症を引きおこすもので、時には致命的になります。

 

○水痘  オーストラリア  パース市

感染力の強い水痘がパース地域で流行しています。今年始めから8月までに176人の患者が届けられています。昨年の同時期には120人でした。ワクチン接種した人の中にも感染者がいると言われています。

同地域では18ヶ月齢と7歳でワクチン接種をしています。すなわち2回目のワクチン接種の前に流行に遭遇すると、1回目のワクチン接種を受けていても罹る可能性はあります。

しかし、1回でもワクチン接種を受けていた場合にはその症状などは比較的軽症となります。

水痘は感染力が強く、空気感染もあり、通常小さな水疱を形成する発疹があり、発熱を伴う感染症です。子供に比べると成人では重篤になりますし、妊婦では先天異常や死産などを引きおこすこともあります。

 

○ダニ媒介性回帰熱  アメリカ  背景

1915年にコロラドで初めて報告されています。

本疾患の流行時期のピークは7月から8月で最も多いのはアリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、オレゴン州です。患者の多くが観光などで流行地を訪れ感染しています。

 

○ボツリヌス症  チリ  サンティアゴ  レストランのピザ

パタゴニア旅行中にレストランで食べたピザの食材で冷蔵保存されていなかったものが原因で発症したと考えられています。比冷蔵オリーブオイルで保存したオリーブ、ナス、キノコ、ニンニクなど、あるいはアンチョビーなども原因となることがあります。

息子は尿閉と便秘がありましたが軽症で快方に向かっています。一方、父親は顔面神経麻痺、嚥下困難、進行性の全身麻痺、呼吸不全などを示し、重篤で、入院して呼吸管理が行われています。しかし、快方には向っています。

潜伏期は12時間から8日で、典型的な場合には12時間から72時間後に症状は現れています。

 

○炭疽  中国遼寧省  2人が皮膚炭疽

遼寧省では2人の皮膚炭疽患者を確認し、その他33人の疑い患者がいることを報告しています。この感染者は感染した牛と接触しており、省では牛551頭を殺処分し、2,450件の牛肉加工品を押収していると報告しています。

 

○狂犬病  アメリカ  ニューヨーク州  兵士

フォートドラムの兵士が狂犬病に罹っていることを公表しています。罹患地域については米国以外の国でが有力で、特定されていません。

 

○大腸菌O157  イギリス  保育園  子供27人と成人1人

腸管大腸菌感染症O157がミドルスブラ地域にあるジェームズクック大学病院の育児室で確認されました。3人は入院し、腎不全となり現在治療中です。

原因などは不明ですが、関係者は病院内での感染を否定しています。

 

○ブルセラ症  犬  ポーランド → スウェーデン

スウェーデンで犬のブルセラ症が確認されました。この犬はポーランドから来たもので、犬のブルセラ症は人に感染する可能性もあります。

犬は殺処分されましたが、その他の調査はまだ不明です。

 

○マラリア  ベネズエラ  スリア州  患者139人

ベネズエラでマラリア患者が確認されています。彼らはコロンビアを訪問して感染しているようです。しかし一人だけはベネズエラ現地で感染しています。

この発生は国境地帯で起こっており、三日熱マラリアです。現地では発熱などの症状が出た場合にはすぐに医療機関を訪れ治療を受けるようにと広報しています。

三日熱マラリア

マラリアの中では比較的経過の良好なマラリアで、死に至ることは稀です。しかし、治療が十分実施されていない場合には体内に原虫が残り再発する可能性が高いマラリアです。熱帯地域の国境地帯では、頻繁な人の往来によって、人と共に動くマラリアなどの感染症も往来し、発生も頻発になります。

 
   
8月25日発信  

○ ウェストナイル  欧州

ギリシャの4箇所でウェストナイルの発生が報告されています。2010年にも人での大きな発生がありましたが、その時の流行地域ではない場所で発生しており、ギリシャではウェストナイルウイルス感染が持続していることを示していると考えられています。

2010年にはギリシャでは262人の患者が北ギリシャで報告されています。その内197人がウェストナイル脳炎を発症しており33人が死亡しています。

このウェストナイルの媒介蚊はイエカ族で既にこのウイルスがギリシャでは循環しているものと考えられています。

 

○ インフルエンザ  オーストラリア  

オセルタミビル耐性A(H1N1)2009患者が発生していることがニューサウスウェルズ州で確認されました。

 

○ A型肝炎  ブルガリア  プロブディフ州  ロマ人  肝炎144人を登録

ブルガリアで2011年8月に144人の肝炎患者の登録があったことを報告しています。この全員から検出されたのはA型肝炎ウイルスで、そのうち10人にB型、C型肝炎の疑いが見られました。

 

○ 潜在性結核感染症  院内  イタリア  乳児1,000人

ローマのジェメッリ総合病院で女性看護師が結核に感染していることが判明し、新生児などでの感染が疑われ1,000人にクオンティーフェロンでの検査が行われました。

詳細な報告、その後の経過などは不明です。

 

○ 東部ウマ脳炎  アメリカ  ウィスコンシン  馬

蚊媒介の疾患である東部ウマ脳炎ウイルスによる感染がウィスコンシンの馬で見られています。

 
   
8月26日発信  

○ ウェストナイルウイルス  ロシア  ボルゴグラード州

ロシアのボルゴグラード州では夏季には週に2名がウエストナイルに感染していると報告されています。

2011年の登録患者は21人でほとんどがボルゴグラード州から出ていました。現在15人が入院中です。

 

○ 口蹄疫  カザフスタン  東カザフスタン  牛

東カザフスタンで牛での口蹄疫が報告されました。

 

○ヘンドラウイルス感染症  オーストラリア  馬

ヘンドラウイルスを媒介すると考えられているオオコウモリでの調査が実施されています。コウモリの住む場所にプラスティックシートを朝広げ、夕方その上に溜まった尿を採取してそこからウイルスを検出する方法が取られています。

 

○ レジオネラ症  アメリカ  ニューヨーク州

ニューヨーク州オウィーゴ38号線アップシェディング社の従業員が在郷軍人病に罹患したことが報告されています。患者の多くは破砕機で働く人であり、ウェストバージニア州でも5人が感染していることが判明しています。

破砕機を使用する際に水を使うことから、それらで出来た水溜りなどがレジオネラ菌の発育場所となったのではないかと考えられています。

 

○ ウマ伝染性貧血  アメリカ  アーカンソー州  馬

馬38頭に貧血が発生し殺処分されました。

 

○ 鹿流行性出血熱  アメリカ  ニュージャージー州  鹿

水辺で多くの鹿が流行性出血熱で死亡していることが報告されています。

 

○ 三日熱マラリア  ギリシャ 

ギリシャでは6月以降、6人のマラリア患者が報告されています。彼らはマラリア発生地域への旅行などの既往はなく、ギリシャ自体がマラリア汚染地域となっていると考えられます。

またギリシャではマラリア以外にも蚊が媒介する感染症であるウェストナイルウイルス感染症も発生していることから、旅行者は蚊に刺されないような注意が必要と忠告しています。

 
   
8月27日発信  

○ ポリオ  中国  ウイグル自治区

ウイグル自治区で乳児4人がポリオと診断されています。

このウイルスの遺伝子検査では、パキスタンから輸入されたものであることが確認されました。

ポリオは主に5歳未満の子供に感染する脳と脊髄のウイルス疾患で、世界ではアフガニスタン、インド、ナイジェリア、パキスタンなどがポリオ蔓延国とされています。中国はこの11年間はポリオ清浄国でした。

世界的にはポリオ患者発生はチャド、コンゴ民主共和国で見られています。

 

○    コレラ

アフガニスタン

1,000人が下痢症

インド

グジャラート20人、マハーラーシュトラ州子供数人

パキスタン

子供、女性など数千人

ベンガル湾地域

大流行の波が見られる

 

○ ダニ媒介性脳炎  スウェーデン  患者144人

今年、ダニ媒介脳炎患者は144人となっており、昨年は174人の発生が見られていました。

 

○ サルモネラ症  アメリカ  

アメリカCDCは人間サルモネラ・アルトナ感染症の集団発生と人サルモネラ・ヨハネスバーグ感染症の集団発生を報告しています。

アルトアナ集団発生

PulseNetシステムを使って同じ型のサルモネラ株に感染した人を調査した結果、患者発生は広く全米で見られており、患者の年齢は1歳から92歳までで32%が5歳以下、52%が女性、確定している限りでは17人が入院をしていました。

患者の多くがひよこや小鴨に接触した経緯があり、多くが飼料店舗チェーン店Aからペットとして小鴨やひよこを購入していました。

ヨハネスバーグ集団発生

PulsNetの結果15週から27人が報告されています。

患者は1歳未満から60歳まで、患者の59%は女性で8人が入院していました。

患者の70%は飼料店舗Aで小鴨やひよこを買っていました。

 

○ ボツリヌス症  チリ  

サンチャゴ州でアルゼンチンから帰国した2人がボツリヌス症にかかった件についての追加報告が上がっています。患者2人を含む家族3人はテークアウトのピザを食べており、そこには缶詰のトマト、オリーブ、ハムが使われていたことから、これらが原因と疑われています。

 

○腎症候性出血熱  ロシア  ウドムルト共和国

ウドムルト共和国では腎症候性出血熱が増加中です。7月に107人、8月には約100人となっています。疫学者は発生のピークは9月と見ており、今後は減少傾向となるものと考えています。公衆衛生担当者はこの地域のげっ歯類対策を始めています。

 

○    大腸菌O104

下痢関連溶血性尿毒症症候群の管理では、時に致命的な合併症を起こすことから、初期での血漿交換法が有効であるとランセットに出版された論文では書かれています。

 

○ 狂犬病  カザフスタン  5歳少年  死亡

2ヶ月前に少年は犬に咬まれたが放置し、暴露後の予防接種の時期を逸し死亡したものと考えられています。クズロルダの地域では野良犬が増えており、今年に入り200人が犬に咬まれていることが確認されています。

 

○ 肺炭疽  アメリカ  ミネソタ  60歳代男性

慢性の肺疾患を持った男性患者が肺炭疽に感染したことが確認されました。彼は南部数州を歩いており、角やドラム用の皮を販売しており、それらと関係があるのではないかと考えられています。

 

○    ウシ丘疹性口内炎ウイルス  イギリス  牛

ウシ丘疹性口内炎は子牛では通常軽い疾患と考えられていますが、その子牛を扱った人が感染し重篤になったことが報告されています。この疾患はパラポックスウイルス感染症でその詳細については不明です。

 

○ 多剤耐性結核  韓国  約3,000人が感染?

韓国政府は多剤耐性結核患者190人の調査、治療を病院に要請しています。患者発見時には隔離を求めています。

 
   
8月29日発信  

○ トリインフルエンザ  H5N1トリインフルエンザ

FAOはH5N1トリインフルエンザの大規模な流行には注意が必要であると警告しています。特にアジアでは感染が拡大しています。

 

○ 不明集団死  魚  ドイツ  バーデンビュルテンベルグ

同地域のウルフ川で魚の大量死が見つかっています。原因などは不明です。

 

○    デング熱

カンボジア

7月までに患者7,867人

北米・中米・メキシコ

40,098人

パキスタン

パンジャブー州:約900人

シンド集:138人

インド

デリー:56人

オリッサ州:患者の大発生が見られる。

フィリピン

マニラ:患者11,000人、死者77人

ケソンシティー:3,948人

バハマ

ニュープロビデンス:患者3,000人

 

○ レプトスピラ症  インド  グジャラート州  死者46人 患者228人

グジャラート南部では農村地域の風土病としてレプトスピラ症が見られていましたが、この5日間の洪水で発生が増えていることが報告されています。

特にモンスーンの時期には洪水が発生することが時々あり、げっ歯類の糞や尿で汚染された水に人が接触する機会が増え、患者が増えるものと考えられています。

レプトスピラはげっ歯類の尿や糞の中に排泄されます。

 

○ 口蹄疫  牛  アルメニア

アルメニアでは牛で口蹄疫の集団発生が見られていると非公式な報告が上がっています。

 
   

感染症情報 2011年8月17日~22日

2011年9月11日 18:44

ご迷惑をおかけしましたが、ようやく時間的にも何とか情報発信ができるようになりました。
8月からの情報にさせていただきます。よろしくお願いします。
 
8月17日発信  

○風疹  フィジー  確定28人

患者は18歳~32歳で26人が男性です。健康省では妊婦との患者の接触を避けるように注意喚起をしています。

フィジーでは1964年以降に生まれた人では11歳で風疹ワクチンを接種していましたが、2004年以降、1歳児及び小学校1年で麻しん風疹ワクチン接種で追加接種をすることになりました。このプログラムの目的は先天性風疹症候群を防ぐことで、妊娠初期3ヶ月までに感染した場合には、心臓障害、聴覚障害、脳障害、白内障などの目の障害などが子供に発生する可能性があります。

風疹はウイルス性疾患で、子供も大人も罹ります。多くは軽症で済みますが、妊娠初期に罹ると先天異常や流産を起こすこともあります。

症状は軽い発熱、発疹、鼻水、咽頭痛、リンパ節腫大、関節痛などです。

 

○アメーバー髄膜脳炎  アメリカ  バージニア、フロリダ

この感染症はフォーラーネグレリアと言うアメーバーによって起こる感染症で、罹患した場合には重篤になります。以前より、時々アメリカでは見られている感染症です。

多くは泥水、湖、川、池や沼の水を介して感染するとされていますが、どこにそのアメーバーが生息しているかは詳細は不明です。

アメーバーの生息している水の中を泳ぎ、アメーバーが鼻腔から入り、そして副鼻腔へと入り、その後、脳周辺のスペースに入り、髄膜炎を発症します。

1969年以降アメリカでは100名の患者が報告されています。多くは7月から9月に南部の州で発生しています。これらの地域の淡水の多くではこのアメーバーは生息していると思われますが、人への感染は多くはありません。

湖の岸で、泥を投げ合って遊んでいた子供が、泥のトバッチリが鼻に入り、その中のネグレリアに感染して死亡した例を熱帯医学の中では学んだことがありました。

ネグレリアは急激な症状で気付くので、症状の進展は急激です。

 

○おたふくかぜ  カナダ  オンタリオ州、ロンドン地域

カナダのオンタリオ州ではおたふくかぜの流行発生が見られています。

また、ロンドンで大学生の間でも4人のおたふくかぜ患者が発生が見られています。それを受けて、健康当局では1970年以降に生まれた人への風疹、麻しんワクチンの接種を決めました。

おたふくかぜは発熱、筋肉痛、頭痛、疲労、唾液腺の腫脹などをもたらし、脳、卵巣、乳房、脾臓、精巣などの炎症を合併します。

 

○ サルモネラ症  血清型エンテリティーディスPT14B  患者221人

イングランドとウェールズで輸入した卵が原因と思われるサルモネラ感染症が発生しています。卵はスペインの農場から輸入されたものと言われていますが、詳細は未だ不明です。

 

○ 東部ウマ脳炎  アメリカ  ニューヨーク州

ニューヨーク州で4歳女児が東部ウマ脳炎で死亡したことが報告されました。女児は8月始めから症状が出始め、死に至りました。ニューヨーク州では、この40年間にこの疾患で死亡した患者の5人目でした。東部ウマ脳炎は特別な治療法はなく、ワクチンもありません。

 
   
8月18日発信  

ヘンドラウイルス  馬  オーストラリア

ニューサウスウェールズ州で3頭の馬がヘンドラウイルスに感染して死亡したと報告されています。

 

○鳥マラリア  イギリス

ナイチンゲール、スズメ、ズアオアトリなどで死亡しているものが増えていることが監視グループによって報告されました。この原因は気候変動による気温上昇によって、蚊の繁殖が助長されたためではないかと言われています。

鳥マラリアは人には感染しません。 

 

インフルエンザワクチン

アメリカでは11年から12年の季節性インフルエンザワクチンは10年から11年のワクチンと同一で、インフルエンザA・H1N1、インフルエンザA・H3N2、インフルエンザBとが含まれるものに決められたと報告されました。

 

○ Q熱  ルクセンブルグ  動物

ルクセンブルグの山羊の農場でQ熱の発生が見られたと報告されました。09年にオランダでQ熱の発生報告されて以来の報告です。

 

○ 腸炎エルシニア  アメリカ  患者14人

ペンシルバニア州では低温殺菌ミルクを飲んだ14人がエルシニア・エンテロコニカに感染したと報告されました。患者の年齢は1歳から72歳で多くは子供が罹っています。

症状は発熱、腹痛、血性下痢などで、右腹痛を示すため、虫垂炎と間違うケースもあると言うことです。

 

○ 多剤耐性クレブシェラ・ニューモニエ  オランダ

オランダ・ザイトホランド州・ロッテルダム病院でスーパー病原体(多剤耐性クレブジェラ・ニューモニエ)に感染した人が98人に及び27人が死亡したと報告されました。詳細は不明です。

 

○ 東部ウマ脳炎  アメリカ  ニューヨーク州

ニューへブンの少女が東部ウマ脳炎で死亡したことを受け、この地域での媒介蚊を駆除するために、殺虫剤の空中散布を計画していることが発表されました。

 

○ デング熱

 

バングラディッシュ 

ダッカ患者473人

パキスタン 

パンジャーブ州新患8人、シンド州患者4人

インド

ゴア州513人検査で7人陽性、オリッサ州更に2人死亡、デリー新患10人

ネパール  この3週間で患者7人
フィリピン  46,000人(この7ヶ月で)、ミンダナオ 1,192人
シンガポール 患者179人

バハマ

1,500人
トリニダード・トバゴ 1,639人

ブラジル

サンパウロ15,000人、セアラ州 25,115人

   
   
8月19日発信  

○ 風疹  ニュージーランド  ノースランド  男性

ノースランド1人、オークランド2人の風疹患者がこの2週間で報告されています。いずれもどこで感染したかは不明です。

 

○ トリインフルエンザ  カンボジア  人

6歳の女児がトリインフルエンザ(H5N1)に感染し、死亡したことが報告されました。女児の村では家禽の集団死の報告があり、それらの感染した家禽との接触が原因と考えられています。ベトナムではトリインフルエンザH5N1に感染した人は18人目で、16人が死亡しています。また今年の患者発生は8人で全員が死亡しています。

 

○ 狂犬病  フランス

狂犬病の犬がモロッコからフランスに違法に輸入されたもので、輸入された後に死亡しています。

 

○ 大腸菌0157  カナダ  子牛の肝臓

ホワイトバレー商標の子牛の肝臓が大腸菌O157にi汚染されていることを公表し注意喚起をしています。

 

○ 水媒介感染症  アメリカ  ユタ州  サマーキャンプ

サマーキャンプに参加した少年少女の11人が大腸菌O157に汚染された水で感染症に罹ったと報告されました。

 

○ 大腸菌O157  アメリカ  オレゴン  患者15人

オレゴン州のイチゴ農家で腸管出血性大腸菌に感染した人の報告が出されています。原因はシカの糞便で汚染された水ではないかと言われています。イチゴ農家の畑の調査を実施し、15人の腸管感染症を出した原因菌との一致を確認しています。

7人が入院、3人が腎不全になったと報告されています。

 

○ ウェストナイルウイルス  ロシア

* ロシア

ウェストナイルの流行期は8月から秋にかけてで、この死亡率が5%のウェストナウルウイルスには既に5人の感染が報告されています。

* 欧州

アルバニア2件、ギリシャ22件、イスラエル6件、ルーマニア1件、ロシア連邦11件の症例の報告が上がっています。

降雨、暑さなどにより、ヤブカ、イエカなどの異常発生がこの流行の原因となっていると考えられています。

人がウェストナイルウイルスに感染した場合には多くは無症状、あるいは軽度の発熱程度であるが、50歳以上の高齢者や免疫不全の人の場合には重症化します。

病気の伝播を防ぐためには蚊の発生を防ぐことで、環境などの整備によって蚊の繁殖を抑えることが求められています。

 
   
8月20日発信  

○ アメーバー髄膜炎  アメリカ  バージニア州、ルイジアナ州

バージニア州で発生した少年がアメーバー、ネグレリアに感染して死亡したことからバージニア州の少年が感染したと思われる水路などの調査を始めました。

 

○ベネズエラ馬脳炎  メキシコ  馬

メキシコで馬のベネズエラ馬脳炎が確認されました。

 

○日本脳炎  インド

インド各地では日本脳炎患者が発生しています。死亡者も多く出ていますがその多くは子供です。

 
   
8月21日発信  

○ベネズエラ出血熱  ベネズエラ

ポルトゥゲサ州でベネズエラ出血熱に感染した50歳の女性が死亡したことが報告されました。ベネズエラ出血熱はげっ歯類の糞便の中に排出されるウイルスに感染して発症する感染症で関節痛、発熱、歯肉からの出血などが見られます。地域では4人の患者が報告されています。

 

○手足口病  マレーシア

今年に入り報告された手足口病は2,919人、昨年は8,769人が発生していました。

原因ウイルスはコクサッキーウイルスA16とエンテロウイルス71でした。

このウイルスは患者の唾液、排泄物、粘液などに排出され、それに接触して感染します。

 

○    麻しん

フランス 3人
アイルランド 135人
エチオピア 患者148人、死者11人
アメリカ ミネソタ州2人
オーストラリア ニューサウスウェルズ州 26人
ニュージーランド 北島120人

 

○ 狂犬病  ボリビア  犬  人

ボリビア・プナタ地域で3~5人が犬に咬まれ、その内年長者が狂犬病陽性であることが確認されました。

 

ウエストナイルウイルス

イタリア北東部で人がウエストナイルウイルスに3人が感染していることが確認されました。

3年連続のウエストイナイルウイルス感染症の発生はイタリア東北部でのこの感染症が土着した可能性があることを示しています。 

 

○三日熱マラリア  ギリシャ  ペロポンネソース半島

三日熱マラリア患者を報告しています。(患者はルーマニア人でギリシャのエロス、スカラに旅行しました。)1974年以来、ギリシャはマラリア清浄国でしたが、11年6月以降6人のマラリア患者が発生しています。全員三日熱マラリアです。

ギリシャでは世界中から観光客も集まるので、マラリアへの注意喚起をしています。

 
   
8月22日発信  

○日本脳炎  ネパール  カンチャンプルン郡

この2日間で2人が日本脳炎で死亡したことが報告されています。

政府は日本脳炎根絶のワクチンプログラムを展開しました。その後も患者は増えており、死亡者は一人増え12人以上の患者が入院しています。

 

デング熱

フィリピン マニラ市では患者10487人、70人死亡

モンテンルパ  患者258人、5人が死亡

アクラン州 患者121人

インド オリッサ州19人死亡
パキスタン パンジャブ州 患者24人

カラチ138人確認

ブラジル サンパウロ州1ヶ月で16,240人

 

 

○口蹄疫  グルジア  シダカルトリ地区

同地域の4村で口蹄疫の牛が見つかりました。

 

○炭疽  カザフスタン  牛

カザフスタンで炭疽に罹った牛の発生が再び確認されました。地域は1箇所です。

 

○おたふくかぜ  チェコ  中央ボヘミア

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)患者は報告されています。11年の初めの4ヶ月で患者996人が報告されています。

チェコでは15ヶ月齢と3歳児でワクチンを受けることになっています。しかし、今回の流行後、若者での再接種を検討しています。実際には2回の接種で十分な免疫がついていないのか、また不十分な接種にこの流行が原因しているのかは検討する必要があると当局では言っています。

 

○炭疽  人  牛  キルギス

キルギスの3人が炭疽の疑いで入院されたと報告されています。患者は60歳代の女性、47歳と9歳の男性です。男性2人は炭疽に罹った牛の肉を切り14箇所に出荷したことが判明しています。

 

○ハンタウイルス  アルゼンチン  チリ

*アルゼンチン  

山岳地帯で2人のハンタウイルス感染者を確認しています。50歳と23歳ですがハンタウイルスの型などの確認は出来ていません。

 
*チリ  

山岳地帯で3人の疑い患者が発見されています。詳細は不明です。そのうち女性は死亡しました。

 

 

 

世界の感染症情報 6月1日~4日

2011年7月11日 22:54

6月1日発信

 

 

○ 豚コレラ  リトアニア  カウナス

豚コレラウイルスによる感染症が集団発生しています。カナウスの養豚場で見られています。

 

○ トリインフルエンザ  エジプト  人

エジプトではトリインフルエンザH5N1に30歳女性が感染したことを報告しています。患者は死亡しました。

今までのエジプトでの人への感染例は144人で48人が死亡しています。

 

○ 大腸菌0104  ドイツ、スペイン、オランダ、チェコ、アメリカ

ドイツで食品媒介症の集団発生がありドイツでは既に16人が死亡しています。重症になった人は100人となっています。患者はほとんどがキュウリ、トマト、レタスを食べており、患者発生はドイツの北部で発生しています。

当初、原因食品としてスペイン産のキュウリが疑われましたが、それらは否定されています。

症例はスウェーデン、デンマーク、英国、オーストリア、オランダに拡がっています。

この感染症は子供で起こっていず、その理由については不明です。

 

○ 炭疽  アルゼンチン  ブエノスアイレス  牛

1989年以来、炭疽の集団発生が5回起こっています。

 

 

6月2日発信

 

○ 不明集団死  カザフスタン  アンテロープ

サイガ数百匹が原因不明で死亡しています。

 

○ 口蹄疫  ジンバブエ、ウガンダ、南アフリカ

口蹄疫の集団発生が見られています。

ボツワナでも口蹄疫の集団発生が見られています。

 

○ 炭疽  バングラディッシュ  人間  家畜

バングラディッシュの各地域で人での炭疽の感染が発生しています。

炭疽に感染した牛を食肉などに加工するなどで多くの人が感染しています。

 

○ インフルエンザ・ワクチン  アメリカ  

アメリカでのインフルエンザワクチンは2011~2012年の3価ワクチンの内容は今年と同様に、H1N1カリフォルニア株、H3N2パース株、B型プリスベーン株と決まったと報告されています。

これは2010年から2011年に世界を循環したインフルエンザウイルスを分析し、決定したものです。

 

○ ヒトエコーウィルス30型  中国  福建省

中国東部では子供100人以上がウイルス性脳炎に感染したと発表しています。

200人が報告されていますが、そのうち15人は確定されています。この感染はエコー30型腸管ウイルスで起こったもので、全員が12歳未満です。

 

○ 口蹄疫  イスラエル  ハダロム

7番目の集団発生がベエリキブツの山羊、羊で見つかっています。

 

6月3日発信

 

○ 大腸菌O401  ドイツ、英国、スイス

ドイツでは大腸菌O401による感染が国内での患者数は1,733人、18人が死亡し、520人が命に関わる腎不全などを起こしたと報告しています。

他の欧州各国でも患者80人の発生が見られていますが、多くは北ドイツを訪問していると報告されています。

腸管出血性大腸菌0104は腸管感染症を起こす株としては稀で、以前に人でも見られていましたが、集団発生は見られていませんでした。

感染予防としては食事前の手洗いを勧め、症状が出たら医師を訪れるように指導しています。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  1歳女性

トリインフルエンザH5N1に感染した女児を報告しています。患者は軽快しています。

インドネシアでのトリインフルエンザの確認患者は178人で、そのうちの死亡者は146人です。

 

○ RSウイルス  チリ  サンチャゴ

今年の初めに発生したRSウイルスによる感染症は5月に入りさらに増加しています。

 

○ 炭疽  バングラディッシュ  パブナ県

バングラディッシュでは更に2人の炭疽患者が見つかっています。

 

○ コレラ  ウクライナ  ドネック

5人目のコレラ患者がウクライナのドネックで見つかったと報告されています。

 

○ ライム病  アメリカ  ペンシルバニア州、ウィスコンシン州

ペンシルバニア州の患者は過去には州外で感染していますが、今年に入ってのライム病はマダニ、シカダニにヒトやペットが刺されて感染していることが判明し、感染形態が変化していると推定されています。

ウィスコンシン州のライム病はシマダニで起きており、2010年の患者は2,511人に及んでいます。

 

○    腸管出血性大腸 O104

大腸菌血清型O401と溶血性尿毒症性症候群による集団発生はドイツでも増加しており、470人となっています。

年齢分布は大多数が20歳以上で死亡例は18人で22歳から91歳に及んでいます。

また症例のほとんどが北ドイツを訪ねていることが分かっています。

発生源や実態など調査は進められていますが、詳細は未だに不明です。

このドイツで集団発生した腸管出血性大腸菌は一度も人の間で集団発生したことのない株です。

 

6月4日発信

 

○ 手足口病  ベトナム  クアンガイ省、ホーチミン市

クアンガイ州では2人目の死亡者が出ています。患者は同省では200人に及んでいます。また全国では2,000人以上を記録しています。

ホーチミン市では手足口病で子供11人が死亡したと報告されています。患者の70%は3歳未満です。

 

○ エボラ出血熱  ウガンダ  ルウエロ県

エボラ出血熱に感染した患者の封じ込めにウガンダは成功したと発表しました。

ウガンダでは以前にもエボラ出血熱は流行したことがあり、そこでの経験ある医療関係者がその終息に一役買っているのではと言われています。

 

○ トリインフルエンザ  韓国  家禽

家禽でトリインフルエンザH5N1の集団発生が見られています。

 

○ セントルイス脳炎  アルゼンチン  コリエンテス州

4例のセントルイス脳炎疑い患者が確認されました。

この感染症の原因となっているウイルスはイエカで感染し、人同士での感染はありません。

 

○ アフリカ豚コレラ  ロシア  トベリ州

養豚場で複数の豚が死亡し、検査ではアフリカ豚コレラウイルスに感染していることが判明しています。

感染症情報 5月22日~31日

2011年7月11日 00:26

5月22日発信

○    麻しん

先進国始め多くの国々では麻しんの予防接種が一般化しているにも関わらず、この所、麻しん感染患者の発生が見られています。

ドイツ; ベルリンでは4月から52人

スペイン; カウダル地域で3人

スイス; 19州で(10年12月から)445人

英国; コベントリ地方 3人、ウォリックシャー州 9人、疑い22人

コンゴ民主共和国; 3000人以上

パナマ; 患者3人

カナダ; ケベック州 患者2人

アメリカ; 100人

 

○ 狂犬病  インド  アーンドラプラデーシュ州

45歳の男性が狂犬病で死亡したことが判明した。彼は4ヶ月前に野犬に咬まれていました。同地域では5人が狂犬病に感染し、死亡しています。

彼らは犬に咬まれた後の狂犬病接種を受けていませんでした。

ワクチンが全体的に足りず、それらが混乱が犠牲者を増やしていると思われています。

 

○ 不明熱  ソマリア  バコール州

不明な疾患がソマリアで発生しています。

患者は90人、死亡者は53人→64人

複数の病因が重なっているのではと考えられています。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  トルコ

ブルガリアは口蹄疫清浄国と見なされていたが、トルコ国境の近くで射殺されたイノシシが罹っていたことが判明し、感染源はブルガリア当局はトルコにあるとしています。

 

○ ライム病  ウクライナ  ドネック州

ウクライナ・ドネック10人州でのライム病患者が報告されました。この地域でダニに咬まれた人は300人以上に及んでおり、しかも直ぐに医療機関を受診していないことを危惧しています。実際、マダニの数がこの地域では増えており、マダニ発生の領域も拡大しています。

マダニ類のタネガマダニはボレリア・バーグドルフェリーの主な媒介生物で、人間ライムボレリア症の原因となる病原菌も陽性です。

これらのマダニの25%がボレリア陽性で、30%以上で、人ライムボレリア陽性でした。

ハツカネズミ、ユーラシアハタネズミ、ヨーロッパヤチネズミ、モリアカネズミなどがこれらの病原体を媒介し、ダニ脳炎を人に運びます。

ダニ脳炎では紅斑、神経症状、リューマチ様症状、心血管障害などを示します。

 

5月23日発信

○    デング熱  

※カンボジア; 24州の内、4州で流行発生しており、2007年の大流行に匹敵しています。

※ブラジル、パラグァイなどの南アメリカの国々で流行が発生しています。

※中国、香港では輸入例が報告されています。

 

 

○ クリミア・コンゴ出血熱  カザフスタン  クズルオルダ州

羊の毛を刈る仕事をしている男性が、ダニに噛まれて発症し、死亡したことが報告されています。

クリミア・コンゴ出血熱は人間の急性感染症で重篤な症状を示します。マダニの刺咬で感染します。症状は発熱・皮膚、粘膜での出血、内臓での出血などで、このウイルスはクリミアで1945年に検出され1956年にコンゴで疾患として報告された感染症です。

 

○ 手足口病  香港  保育所

香港の健康局健康保健センターは手足口病の集団発生があり、クラス閉鎖を決めました。

ウイルスが便に出てくることから、用便後の手洗いやオムツを代えた後の手洗いの徹底を呼びかけています。消毒はおもちゃや、蛇口、ドアなどをハイターなどを薄め、それで拭キ、その後、乾拭きをすることを推奨しています。

 

○ 大腸菌  ドイツ  ベロ毒素

ドイツでは腸管出血大腸菌のベロ毒素による患者が発生しています。

フランクフルトでは50人以上がハンブルグでは40人が治療を受けていると報告されています。患者の多くは女性です。おそらく女性が汚染した肉などを調理して感染したと考えられています。原因は細菌で汚染した肉や生焼けの肉、ミルクを通じて感染しているのではないかと言われています。重篤な症状を示す人も多く、その原因などの解明に当局は当っています。

 

○ ハンタウイルス  チリ、アルゼンチン、アメリカ

相変わらずアメリカ南部から南アメリカにかけてはハンタウイルスによるハンタ肺症候群が発生しています。

* チリ; ビオビオ州  64歳男性が死亡

      マウレ州  38歳農民が感染、重態です。

* アルゼンチン; エントレリオス州 患者4人、内2人は死亡。

* メーン州; ハツカネズミから感染した症例が報告されています。通常ハツカネズミは宿主ではなく、シカシロアシマウス、シロアシネズミが宿主になります。

(メーン州は北の州でハンタの発生は多くはありませんが・・・・)

 

5月24日発信

○ 髄膜炎菌性髄膜炎  ナイジェリア  ヨベ州

ヨベ州では322人の患者発生が見られています。そのうち22人が死亡しています。政府は対策に乗り出し、予防キャンペーンを展開しています。

 

○ 狂犬病  インド  馬

馬が狂犬病に感染して狂乱状態になり、人を噛み何人かが狂犬病ワクチンの予防投与を受けています。

 

○ コレラ  ハイチ、ドミニカ

* ハイチ; この7ヶ月で5200人がコレラで死亡したと報告されています。少なくともハイチでは30万人が感染し、一日当たり患者は560人発生している計算になります。

* ドミニカ; 数百人の新たなコレラ患者を報告しています。コレラはドミニカ全土に広がっています。

そもそもこのコレラの流行はハイチから始まり、ドミニカに拡がったものです。

 

○ ベロ毒素産生大腸菌  ドイツ

感染確定患者は400人以上に及んでいるもようです。

原因などについては不明で、人への注意喚起の必要性を訴えています。

リューベックの細菌学者は人々が既に準備された包装されたサラダを食べる所に細菌と関係があるのではと、言っています。それは患者には圧倒的に女性が多いことなどもあり、スーパーマーケットなどで安売りなどで売れらたサラダに関係しているのではないかと言う人もいます。

今回の流行はほとんどが北ドイツに集中しており、女性がほとんどで、小児は少ないのが特徴です。

 

○ 狂犬病  アメリカ  南カリフォルニア州

野良猫が狂犬病の原因となったのではないかとの疑いが言われています。

同地域では女性が狂犬病で入院したことから、地域の動物などの調査が実施されました。

キツネ、スカンク、コウモリなど狂犬病ウイルスを保有する動物はみつかり、それらとの接点のある野良猫などが人との接点が一番濃厚ではないかと考えられています。

 

○ 不明死  タイ  チェンマイ

1月からチェンマイでつづいた不明死の原因が害虫駆除剤ではないかと調査を進めてきたが、それらは現状では否定されています。

 

5月29日発信

○ 炭疽  バングラディシュ  シラジガンジ州

16人が炭疽に感染したことが報告されています。その中で子供は3人が含まれています。

更にバングラディシュでは患者は増えています。

 

○ C型肝炎  オーストラリア  1医師と49人の患者

C型肝炎に罹っていた麻酔医師が医療を行った患者49人の間で訴訟が行われています。実際には、その感染原因については不明ですが、ウイルスの遺伝子が同じと言うことは明らかで問題となっています。

 

○ 大腸菌0104  ドイツ

ドイツ北部で流行している大腸菌O104感染に対しては、エクリズマブ剤と言う実験的な抗体の薬を使用したと報告しています。治療結果は比較的良好であるが、この使用については慎重な調査が必要としています。

 

5月30日発信

○ レジオネラ症  ニュージーランド

冷却器が原因と見られるレジオネラ症患者の発生が見られました。患者は男性3人で更に6人の調査が進められています。

 

○ キャサヌール森林病  インド  カルナータカ州

シモガ地域でキャサヌール森林病患者11人の発生を報告しています。

本疾患は猿熱とも言われ、ダニ媒介ウイルス熱で、サルを介して人に感染するものと言われています。

3月には猿の死亡が見られており、その後にこの疾患発生が続いていると言われています。患者は森林の中に薪を取りに入って感染したものと考えられています。

この疾患の宿主としては猿の他、トガリネズミ、コウモリ、げっ歯類なども上げられています。

キャサヌール森林病について

この疾患は、フラビウイルスの仲間のキャサヌール森林ウイルスによって起こります。多くは猿が宿主となりますが、他にもげっ歯類、コウモリなども媒介動物となりそれらに寄生しているダニに咬まれて感染します。主にこの疾患はこの地域の乾季に見られます。

症状は3~8日の潜伏期の後、突然の発症で始まります。主な症状は発熱、頭痛、筋肉痛、咳、脱水、胃腸症状で始まり、血圧低下、血小板、白血球の減少をきたし、1~2週間後には回復します。

多くは第三週目に第二はを経験しています。

この地域ではこの疾患に罹患する人は年間400~500人と言われています。

 

○ サルモネラ症  アメリカ  

CDCでは人のサルモネラ感染症、25人を11州で見つかったことを報告しています。

この患者は52%が男性で、入院治療は受けているが死亡例はないと言われています。

ただ、患者の多くは病気になる前に生きた家禽との接触を報告しています。それらの種類はひよこ、鶏、アヒルの雛、ガチョウ、七面鳥などです。

 

○ ペスト  アメリカ  ニューメキシコ

5月27日に腺ペスト患者78歳男性の報告をしています。ペスト患者は今年に入り二例目となります。

 

○ クリミア・コンゴ出血熱  インド  グジャラート

クリミア・コンゴ出血熱で死亡した患者の接触者42人の追跡調査を続けています。患者は35歳の女性です。

人での調査と同時に、マダニ検体の収集を行っています。

 

○ 狂犬病  インドネシア  バリ

バリでは狂犬病患者148人が死亡しており、狂犬病根絶キャンペーンを実施してきたが、そのキャンペーンの延長を2015年までとしました。

 

5月31日発信

○ 腺ペスト  リビア

リビアのトブルク市ではペスト患者4人を隔離中と報告しています。

リビアと国境を接するエジプトでは国境地域の警戒を強化しています。ただ、この地域では政治的に不安定な状態で、管理は難しくなっています。

 

○ 狂犬病  インド  アーンドラプラデーシュ

同州の北部では狂犬病の死亡者を毎週報告しています。原因は捨て犬がウイルスを伝播していると思われ、狂犬病のワクチンプログラムや捨て犬などの防止を呼びかけています。

 

○ 大腸菌O104  ドイツ、デンマーク、スウェーデン、スペイン、オーストリアなど

* ドイツ; ドイツ北部での流行発生から2週間以上経ち少なくとも14人が死亡しています。この感染症は世界中に拡がっていますが、ドイツがもっとも重篤です。

汚染原因食品はスペインからのきゅうりと言われていますが不明です。

ヨーロッパでは野菜などの流通は国境を越えて日常的に行われており、原因などもわかりにくく、また拡がる速度も大きくなっています。

 

○ デング熱  スリランカ、インド、プエルトリコ、ブラジル

* スリランカ; 兵士15人が感染しています。

* インド・カルナータカ州で患者7人

* プエルトリコ; 42人

* ブラジル; 各地で患者発生が見られています。

 

○ トリインフルエンザ  ドイツ  H7株

ノルトラインウェストファーレン州では家禽でのトリインフルエンザ(H7)感染がが拡がっています。

 

○ 麻しん  英国、スペイン、グアテマラ、ペルー、アメリカ

英国では334人、フランスでは7321人、スペインでは657人、スイスでは390人、ドイツでは276人、の患者発生が見られています。

感染症情報 5月20日~21日

2011年6月22日 20:40

5月20日発信

○エボラ出血熱 ウガンダ ルウェロ県
エボラ出血熱疑い患者子供5人が報告されています。そのうち1名は死亡しています。
エボラ出血熱

症状は発熱、嘔吐、下痢、腹痛、咽頭痛、発疹、目の充血、口の中の出血などで、患者の体液、排泄物などによって感染は拡大します。

○ダニ媒介脳炎 ロシア
8歳の子供がダニ媒介脳炎に感染したと報告されています。患者は山羊の生乳を飲むことで感染したとみられています。関係局では生乳を飲まずにミルクを煮沸して飲むように指導しています。
○エボラ出血熱 ウガンダ ブリキ県
エボラ出血熱疑い患者が1人発生していると報告が上がっています。患者は発熱、発疹、歯肉出血などがみられており、接触者25人が監視されています。この25人はルウェロ県で発生し死亡したエボラ出血熱患者との接触が確認されています。
5月21日発信
○不明疾患 メキシコ ゲレロ州

食物貯蔵庫の清掃を担当した6人が奇妙な病気に感染していると報告されています。1人は寝たきりで、両足を動かすことができないと報告されています。倉庫は3年間以上清掃されていなかった場所で、コウモリやネズミの糞でいっぱいだっとと言われています。その清掃の翌日から気分が悪くなり、発熱、関節痛が出現し、歩くこともできなくなったと報告されています。原因として考えられるのは、コクシジオイデスでその可能性が言われています。しかし、レジオネラ症、発疹チフス、過敏性肺炎なども挙げられています。いずれにしても両足を動かせないことの証明が明らかにはなっていません。

○狂犬病 ロシア モスクワ
モスクワ郊外に住む12人が狂犬病に罹った犬に咬まれたことが報告されました。また、6人が同じ地域で犬に咬まれ、4人が猫に咬まれていると報告されています。モスクワ州では狂犬病に罹った犬などの動物が増えています。
○豚コレラ ロシア ウラジミール州
豚一匹が死亡し、その検査結果から豚コレラであることが判明しています。現在、同地域の動物の検査が進められ、豚コレラ陽性は86匹出ており、そのうち74匹が死んでいることが報告されています。詳細については現在調査中です。
○炭疽 アメリカ 人
2001年に発生した郵便の中に炭疽菌を入れて送り、5人が死亡した事件では炭疽菌を飛びやすくするために、炭疽粉末と珪素を混ぜて使ったのではないかと司法省の聴聞会で研究者の故陸軍細菌学者を非難していた報告がされています。
○エボラ出血熱 ウガンダ ルウェロ県
ウガンダでは再びエボラ出血熱が発生しています。実際、ウガンダの医師はエボラ出血熱の恐怖のために、十分な診断治療も行えない状況にあることが案じられています。

○ クリミア・コンゴ出血熱  ロシア  ロストフ州

ロストフ州でクリミア・コンゴ出血熱の発生が2か所の地域で3人の患者が確認されています。今年に入ってこれまでに617人の患者が報告されており、そのうち186人は14歳未満の子供でした。
○クリミア・コンゴ出血熱 カザフスタン クズロスダ州
同地域では2人目のクリミア・コンゴ出血熱患者が報告されています。2人の患者は羊毛狩りで感染症に罹ったと考えられています。治療にあたった医療関係者、近隣の住人などが現在監視下に置かれています。

感染症情報 5月18日~19日

2011年6月20日 21:22

5月18日発信
○狂犬病 インド アーンドラプラデーシュ州

インドでは狂犬病に感染する人が後を絶ちませんが、それに対して狂犬病の犬用のワクチンを用意することも、それらを犬に接種することも困難な状態になっています。

インドで作られるワクチンの質に問題があることは以前から言われていますが、それだけでなく、市民のワクチンに対する抵抗感(さまざまな宗教があり、それぞれがワクチンに対しての考えた方が違う。)が大きな問題となっています。

また、私たちの社会では野犬と考える犬に対しても、インドでは社会全体が飼っている犬と言う感覚でおり、それらがワクチン接種を一層難しくしています。

5月19日発信

○日本脳炎 インドネシア バリ

ドイツのブルツブルグの病院で54歳の女性が日本脳炎と診断されました。彼女は4月15日から2週間、夫と一緒にバリで過ごしており、バリで感染したと推測されています。
○クリミア・コンゴ出血熱 インド グジャラード州、ナガランド州
グジャラード州でのクリミア・コンゴ出血熱の集団発生の報告がありナガランド州でも警戒しています。
○豚レンサ球菌 ベトナム ホーチミン 人
ホーチミン市では57歳女性が豚由来の細菌に感染したと報告されています。原因は清潔でない豚肉の摂取によると考えられています。症状は吐き気、発熱、嘔吐、出血などを示しました。
○手足口病 アメリカ アーカンソー州

アーカンソー州では小児の手足口病が学校、保育園などで流行していると小児科医から報告されています。

この感染症は発熱で始まり、次いで発疹(腕、足など)、口などの粘膜にも潰瘍を形成するため、子供では疹痛があり、よだれが多くでます。その唾液の中にウイルスが多く含まれ、何でも口に入れる年頃の子供の中で流行しやすくなります。

子供のためには手をよく洗うことや、子供の使うおもちゃなどをブリーチなどを薄めた液に浸した布で拭き、その後、乾拭きをすることなどが有効な感染症防止策と広報されています。

また、口の中の口内炎のために飲み込みがしにくく、脱水になる可能性があるので注意をするように指導しています。

○エボラ出血熱 ウガンダ ルウェロ県

12歳の少女がエボラ出血熱で死亡したことを報告しています。

ウガンダで流行しているエボラ出血熱のウイルス株はスーダン株でウガンダとWHO、CDCと共同で対策本部をたて、監視、感染管理などに動き始めています。

○不明疾患 インド オリッサ州
インド東部のオリッサ州マルカンギリ県で不明疾患が発生し、10日間で16人が死亡したと報告されています。そのうち14人が子供でした。インドでは医療事情も悪く、原因は不明であるが炭疽、栄養失調、現地での医療(伝統的医療)などが考えられています。

感染症情報 5月14日~17日

2011年6月12日 16:38

5月14日発信
○エボラ出血熱 ウガンダ ルウェロ県
ウガンダの首都カンパラ近くでエボラ出血熱で12歳の女児が死亡したことが報告されています。現在のところ患者は1人で、集団発生は見つかっていません。

○マラリア ガーナ アシャンティ州

2010年にはガーナのアシャンティ州で179人が死亡したと報告されています。マラリアでの入院は34,560人で前年よりも約1万人増えています。ガーナはアフリカの中でもマラリアの予防や治療のための薬剤を低価格で提供する地域として選ばれており、関係者はこの地域ではWHOが推奨するアーティシネートとルメファントリンを使うように指導しています。

○口蹄疫 イスラエル ハザフォン
口蹄疫の集団発生が報告されていますが詳細は不明です。
○レジオネラ症 イギリス スコットランド

グラスゴー&クライド地域ではレジオネラ肺炎の5人目の患者が確認されたことを報告しています。それらの患者のうち3人は安定しており、治療経過も良好です。しかし、一部の人は重体になっています。

さらに2人のレジオネラ症での死亡が確認され、確認症例は7人に及んでいます。

レジオネラ症

レジオネラ菌によって引き起こされる感染症で、人から人へは感染しません。レジオネラ菌は水の中に見つかり、水がシャワーや空調などで飛び散ることで感染拡大します。汚染水を飲用に使っても感染しません。

症状は頭痛、発熱、空咳、呼吸困難、胃痛、下痢などです。

○トリインフルエンザ インドネシア 西ジャカルタ
トリインフルエンザH5N1の人での感染例が発見されたと報告されました。患者は西ジャカルタの8歳の女性で死亡しています。インドネシアでの人へのトリインフルエンザ感染例は177人に及びそのうち146人は死亡しています。
 
5月15日発信
○炭疽 バングラディッシュ 人 山羊

山羊が炭疽に感染し、それらを食肉に加工した人が炭疽に罹患したと報告されています。

バングラディシュでは毎年雨季に入ると牛の間で炭疽が発生しています。地域ではワクチンキャンペーンを実施することにしています。しかし、今年は牛での炭疽の報告は上がっていません。

○麻しん 欧州
麻しんの集団発生はフランス、ベルギー、ドイツ、ルーマニアと英国で増えています。またセルビア、スペイン、マケドニア、トルコなどでも患者発生は増えていることが報告されています。患者の多くは10歳から24歳までの子供や青年です。他バングラディッシュ、インド、アメリカ、コンゴ共和国、ザンビアなどで患者発生が増えています。

○口蹄疫 イスラエル ハザフォン

口蹄疫の集団発生が続いていたが、5か所目の集団発生が報告されています。
○トリインフルエンザ オランダ 家禽
トリインフルエンザH7の集団発生が報告されています。ただH7はH5と違って病原性は強くありません。
 
5月17日発信
○狂犬病 インド アーンドラデーシュ州
犬に咬まれた人が2人死亡しました。この1週間で3人が咬まれて死亡しています。専門家がワクチンの必要性について示唆していますが、ワクチンの量が足りずに治療での接種は不可能になっています。
○RSウイルス アルゼンチン コリエンテス州
呼吸器感染症患者が病院で増えることが報告されています。その多くはRSウイルス患者でRSV感染患者も増えていると小児科から報告が上がっています。通常、この疾患は冬季に流行しますが、今年は少し早めに流行が始まっていることなど、通常のものとは異なる可能性があるのではと言われています。
○口蹄疫 イスラエル ハザフォン
また新たな集団発生が牛と羊で報告されました。
○エヒノコッカス症 スウェーデン キツネ

新たな集団感染が見つかりました。猟で射殺されたキツネより発見されたものです。

感染症情報 5月11日~13日

2011年6月 5日 00:14

 5月11日発信
○水痘 インド アッサム州
アッサム州では小児の水痘患者が増えています。
水痘は強い感染力を持ち患者のくしゃみや咳でウイルスが飛散し、空気感染する感染症です。
地域の小児科医では15ヶ月月齢~10歳までの子供でのワクチン接種を呼びかけています。  
○肺線維症 韓国 ソウル
なぞのウイルス感染と見られる感染症患者8人が発生しています。
最初の例は36歳の妊婦で多臓器不全で死亡しています。
原因ウイルスは不明で、病態も明らかではないが、8人のうち7人は妊娠中か、最近出産していることが判明しています。1人は40歳代の成人男性でした。
初発症状は感冒様症状で、原因ウイルスなどについても不明ですが、2人から呼吸器ウイルスのアデノウイルス、コロナウイルスが検出されています。
  肺線維症は慢性炎症(サルコイドーシス、ウェゲナー肉芽腫症、感染症、環境要因(石綿など)、放射線治療、慢性疾患(ループス、リューマチ性関節炎)、ある種の薬剤などで起こる可能性があります。
また、過敏性肺炎の状態で粉末や化学物質を吸入して起こることもあります。
また、原因などもないまま、慢性肺炎や線維症になる突発性肺線維症もあります。
 
○トリインフルエンザ
   エジプト、南アフリカ、イスラエル、韓国など  
エジプトでは30件のH5N1トリンフルエンザの発生が見られています。28件は家禽、鴨、ガチョウなどの家の周りの鳥の発生しており、2件が養鶏場などでの発生となっています。
○コレラ075(ナグビブリオ) アメリカ フロリダ州 生牡蠣
フロリダ州でコレラ(ナグビブリオ)汚染の牡蠣を食べ、11人が感染したことが判明しました。ビブリオコレラの中のナグビブリオでの集団発生は今まで見られていないため、現在FDAで解析を進めています。

ナグビブリオは通常のコレラのように流行しませんが、胃疾患の散発例や小さな集団発生を起こし、時には敗症、創傷感染などを起こすこともあります。
なかにはエンテロトキシンを作るものもあり、その毒素
によって腸症状が発生し、下痢などを引き起こすこともありま

○狂犬病 アメリカ カリフォルニア州 
ハンボルト郡で初めて人の狂犬病患者が見つかりました。患者の症状は重篤です。
実際には患者がどこで、いつ、どのような動物(狂犬病ウイルスを保有している可能性があるのは犬だけでなく、コウモリ、キツネ、スカンクなどがいます。)から狂犬病に感染したかを推定することは難しいのが現状です。
5月12日発信
○トリインフルエンザ オランダ H7株
オランダ中心部の有機養鶏場でH7インフルエンザの集団発生があり、8,880羽を処分しています。
○ポリオ
1988年に始まったポリオ根絶計画は、アフガニスタン、パキスタン、インド、ナイジェリアなどを除いて中断していましたが、渡航先で野生株のポリオに感染する人が減らずに、ポリオ清浄国での集団発生が見られることから、再びポリオ根絶計画の実施を始めました。
○不明死 タイ チェンマイ
チェンマイのホテルに滞在後、タヒチで不明死したのは、原因が特定されないままとなっていますが、ナンキンムシの殺虫剤、クロルピリホスではないかと言われています。しかし、この薬剤は大量に吸引しないと発症しないなど、不明な点は多く、決定的なものとはなっていません。
○フィラリア症 ウガンダ
フィラリア症は蚊が媒介する感染症であり、ゾウ疲症を引きおこします。
アフリカでは日常的に発生している感染症で、現在まで予防、治療などについては積極的な対策は立てられてきていませんでした。
○羊条虫 ニュージーランド
鴨猟の季節が始まると、農場の羊での感染の危険性は高まると心配されています。その理由は猟師の使う猟犬が、駆虫剤を服用してないため、犬の保有している羊条虫を羊や子羊に拡げ、羊が感染すると言われています。
 
5月13日発信
○トリンフルエンザ インドネシア ジャカルタ
8歳の女性がトリインフルエンザに罹り死亡したことが報告されています。

感染症情報 5月8日~5月10日

2011年5月28日 23:43

5月8日発信  
○黄熱  ケニア バリンゴ県
ケムリのケニア医学調査研究所では、バリンゴ県の症例での検査結果から、黄熱の症例がないことを報告しています。これでケニア全国で黄熱が流行しているとの情報を否定しています。しかし、ケニアでは、バリンゴ県、コイバテック県、ケイヨ県、マラクケット県は黄熱発生の危険地帯としての認識はあり、監視は重要としています。
 ○狂犬病   メキシコ イダルゴ州
 イダルゴ州の南部で犬での集団発生が見られ、州の関係部署では犬への予防接種キャンペーンを開始しました。
これらの地域を訪問した2名のペットが、狂犬病の犬の攻撃を受けて感染したことがわかり、狂犬病の予防処置を受けています。

   
5月9日発信  
○狂犬病 インドネシア バリ島
バリ島に住む16歳の少年が狂犬病で死亡したとの報告がありました。島での147人目の患者になります。
少年は1年前に犬にかまれたことがあると家族が話しており、狂犬病の潜伏期間は長いものもありますが、1年というのは極めて少ない症例です。
○口蹄疫 イギリス  
大量殺処分についての議論が出ていますが、口蹄疫では症状が出る前にウイルスの検索が可能で、そこで診断ができることから、それを有効に使って大量殺処分を回避するべきとの意見が出ています。
○麻しん スペイン、ドイツ、スイス、チリ、アメリカ
 
スペイン ドイツ、英国の旅行者からカナリア諸島現地人に感染。
ドイツ フランクフルト患者45人。13人は若者、11人が入院。 
スイス ジュネーブ州、ボー州で患者337人。欧州での患者は6,500人、その3/4はフランス人。 
チリ サンチャゴで患者発生。患者は30歳から37歳と乳児1人。 
アメリカ カリフォルニア、カンザス、ペンシルバニア州で患者発生。 
○ハンタウイルス感染症  チリ、アルゼンチン、パナマ
チリ アラウカニア州で35歳女性が死亡。同州では今年4人目の患者。
ロスリオス州で37歳の男性が罹患。軽症。同州では今年6人目。 
アルゼンチン 若い男性が死亡。 
パナマ 20歳女性が罹患。症状は安定している。 
   
5月10日発信  
○野兎病 ドイツ 輸入例
 ベルリンで2人の野兎病患者が報告されました。この病原体の詳しい検査では、これがトルコ中央部で見られるもので、2人とも2010年末から2011年初めまでトルコに滞在しており、そこで感染したものと考えられています。

 野兎病
 症状は発熱、咽頭炎、首のリンパ節腫脹などが起き、その後腫れ

  た部分が潰瘍化します。症状は多様で診断が難しく、旅行暦、動物

  との接触暦などが重要になります。
 トルコでは国内で野兎病の発生があることを欧州の各国に情報提

  供しています。  

○ペスト アメリカ ニューメキシコ 
ニューメキシコの58歳男性が線ペストで治療を受けていたことが判明しました。ペスト菌を運ぶノミに咬まれたことが原因と思われます。
そのため、生活の場の周辺でノミを運ぶネズミの巣穴などの存在に注意が必要と警鐘を鳴らしています。

抗生物質で治療可能ですが、時には致命的になることもあります。 
○C型肝炎 カナダ ケベック州
カナダのモントリオール市全域で患者発生が見られていると報告されています。現実には実数は明らかではありません。
しかし、慢性感染者の60~70%が活動型の肝臓病になることから注意は必要です。症状などはないために感染者は気が付きません。
 
○デング熱  
ブラジル 各地で患者が発生しています。最も多いのはリオデジャネイロ市、ナタール市です。 
ボリビア サンタクルス県で新たな死亡者2名が報告されています。 
アルゼンチン 全国で患者217人。
サウジアラビア 新患64人。 
アメリカ ハワイ州で10年ぶりに5人。 

感染症情報 4月21日~4月25日

2011年5月11日 20:42

4月21日発信

 

○ 狂犬病  インド  チェンナイ

チェンナイ市内で狂犬病のために15人が死亡したもようですが、自治体はこの情報を否定しています。

チェンナイでは2010年に死者12人、2009年には13人の死者を出していますが、いずれも自治体では否定しています。

チェンナイ市では狂犬病対策プログラムを早くから始めていますが、効果は上がっていないことが明らかになりました。

 

○ ポリオ  コートジボアール  パキスタン

* コートジボアール; 野生ポリオウイルス3型の患者三人を新たに報告しています。

このウイルス株は2008年にナイジェリアで流行したポリオと同じ株で関連があると見られています。2008年~2009年には野生ポリオウイルス株1型がコードジボアールでは流行していました。

* パキスタン; シンド州のカラチで18ヶ月の女児がポリオと診断されました。同州では7人が報告されています。今回の報告はポリオ予防キャンペーンが終わった直後の発生でした。

シンド州では昨年27人のポリオ患者が発生しています。

 

○ 口蹄疫  韓国  永川市

永川市での口蹄疫は更に拡大しています。

 

○ トリインフルエンザ  カンボジア

カンボジアではトリインフルエンザH5N1の感染・死亡例1人を報告しています。

患者は5歳の女児で患者はカンボジアでは15人目、死亡者では13人目です。

 

○ トリインフルエンザ  エジプト

エジプトでは新しい患者2人を報告しています。患者は29歳男性と1歳半の男児です。これで、エジプトの症例は143人となりました。死亡者は47人です。

 

○ セントルイス脳炎  アルゼンチン

サンファン保健局ではセントルイス脳炎患者7人を確認したと報告しています。

セントルイス脳炎は蚊によって媒介される感染症で鳥がリザーバーとなります。

公衆衛生当局は蚊の繁殖の抑制を呼びかけています。

セントルイス脳炎

媒介蚊はイエカで鳥などの生息地に近い所に繁殖します。セントルイス脳炎ウイルスを持った蚊が鳥を刺し、鳥の中でウイルスが増え、次に鳥の吸血をした蚊がウイルスを持ち、それらが人を刺して感染が拡がります。

セントルイス脳炎の症状は頭痛、高熱、眩暈、吐き気などで、多くは自然治癒します。高齢者などでは脳炎を起こし重篤になります。ウエストナイル熱などと似た感染症です。

 

○ ペスト  アメリカ  ニューメキシコ

サンタフェ市ではペストに罹った犬が確認されました。近くでは他の犬でも感染が見つかっており猫でも感染が見られています。

 

○ チックングンヤ  マダガスカル、セイシェル

セイシェル、マダガスカルでは4人がチックングンヤウイルスに感染していることが判明しました。

媒介蚊はAedes abopictusで気候条件により、繁殖が進んだものと思われます。

症状は頭痛、筋肉痛、吐き気、発疹などで、比較的軽症です。

 

4月20日発信

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  ブルガス州

ブルガリアは口蹄疫対策としてトルコとの国境から動物などが入り込めないように金網で囲うことにしました。

 

○ 炭疽  アルゼンチン  家畜

家畜だけでなく、人でも炭疽の報告2人が寄せられています。

 

4月23日発信

 

○ 腎症候性出血熱  ロシア

バシコルトスタン共和国では腎出血性症候群は減少傾向にあると報告しています。

過去2年間の第一四半期での患者発生数をみると、2009年は188人、2010年は140人、今年は38人と減少傾向にあります。その原因には冬場の過酷な気象条件が影響し、げっ歯類の数が減ったためと考えられています。

 

○ 口蹄疫  イラク  

イラクで口蹄疫の疑いが報告されています。詳細は不明です。

 

○ 狂犬病  ウガンダ  ラクダ

アムダト地域の牧畜民のラクダ6頭が狂犬病に罹患して死亡したと報告されています。

 

4月24日発信

 

○ トリインフルエンザ  蔓延国

世界では6カ国がトリインフルエンザの蔓延国となっており、それらの国では5年以内に根絶が必要で、そのためには蔓延国と、国際支援国との間に誓約が必要と国際食料農業機関(FAO)は考えています。

トリインフルエンザは2006年がピークでトリインフルエンザH5N1は60カ国で報告されていましたが、多くの国では根絶し、今では6カ国だけになっています。それらの国はバングラディッシュ、中国、エジプト、インド、インドネシア、ベトナムです。

 

○ マラリア  オーストラリア  トレス海峡の諸島

サイバイ、ダウアンの島ではマラリアの集団発生が見られたと報告されています。オーストラリアとの間に、境界線などでの問題があり、実態も明らかではありません。

 

○ 炭疽  人間  ロシア  クラスノダル地方

女性2人が炭疽に罹り、入院したことが確認されています。

 

○ 黄熱  ケニア  バリンゴ県

男性50歳が黄熱の疑いで治療を受けているとの報告が上がっていますが、地元の保健担当官はそれを否定しています。男性は既に死亡しており、地域では集団ワクチンプログラムを実施することにしています。

この地方の近隣ではこの5ヶ月に5人の黄熱様症状で死亡したと言われていますが、担当官は否定しています。

蚊が媒介する黄熱では蚊の繁殖場所を減らすことが一番大切で、環境の清潔を勧めています。

黄熱が重症化した場合には、発熱、頭痛、背中の痛み、関節痛、筋肉痛、黄疸などの症状を示し、時には死亡します。

 

○ 口蹄疫  トルコ

ブルガリアで口蹄疫の流行が度々繰り返されており、ブルガリアではそれらはトルコから来ると国境閉鎖を行いました。一方、トルコでも口蹄疫はブルガリアから来たと主張しており、お互いに原因の擦り付け合いをしています。

 

4月25日発信

 

○ デング熱

ブラジル;リオデジャネイロ州 疑い56,882人 死者39人

      サンパウロ州 などで流行

パラグァイ;27,000人

アルゼンチン;13才女児 死亡

アメリカ領サモア;131人

パキスタン; 30人

サウジアラビア; 患者発生。今年は昨年よりも50%低下

 

○ 麻しん  WHO

欧州33カ国で6,500人

ベルギー100人、ブルガリア131人、フランス4,937人、セルビア300人、スペイン2箇所で集団発生、マケドニア400人以上、トルコ80人

WHOはヨーロッパではワクチンキャンペーンを4月末に実施予定としています。

感染症情報 4月10日~4月22日

2011年5月10日 21:16

4月10日発信

 

○ トリインフルエンザ  イラン

イランの4都市で家禽のトリインフルエンザが報告されています。

 

○ セラチア・マルセッセンス  アメリカ  アラバマ州

患者は簿湯員では19人、死亡者は9人に及んでいます。原因はMed IV製薬で作っていた静脈栄養に使う薬剤から感染が拡がったものと考えられ、可能性としては滅菌プロセスでの過程で発生した可能性が高いと報じられています。

 

○ 内臓リーシュマニア症  スーダン  

スーダン東部ガダレーフ州で内臓リーシュマニア症の症例が5,550人以上に増えたことが報告されています。死亡者は1年に142人で、1ヶ月の死亡者は10人~15人に増えています。地域では媒介動物のサシチョウバエの根絶、そしてリザーバーとなる可能性のある野良犬の根絶のキャンペーンが行われる予定となっています。

 

○ マラリア  スワジランド  ホホ地方

スワジランドのホホ地方でマラリアの集団発生が見られています。一例のマラリア患者が見つかり、地域でサーベーランスを実施して、20人を超える患者がいることが判明しました。

調査は進行中ですが、マラリアは致死的な病気であり、媒介蚊の撲滅や、家の回りの殺虫剤噴霧、蚊帳の下で寝るような指導を展開しています。

 

4月16日発信

 

○ 羊のスクレーピー  日本

4月15日に福岡県の農場で羊のスクレーピーの発生が報告されました。

 

○ 住血吸虫症  ウガンダ

吸虫症には3種類があります。

・インターカラタム住血吸虫症; アルア県、グル県、マラチャ県、アルバート県

・ビルハルツ住血吸虫症; ムバレ県、ビクトリア湖北岸、キョウーガ湖の北部

・マンソン住血吸虫; 子供での感染が4.1%。ビクトリア湖の近くに住んだ学童では50%以上が感染しているとの報告があります。

 

○ トリインフルエンザ  アメリカ  家禽

アメリカのネブラスカ州では家禽の低病原性トリインフルエンザの発生が見られました。

 

○ 結核  アメリカ  ミシガン州  牛

雄牛2頭で牛結核が見られました。

 

4月17日発信

 

○ 紅斑熱  日本  

タイから帰国した男性が発熱、頭痛、疲労、紅斑性発疹を認め入院しました。入院時には血小板減少症、肝機能障害、腎障害、低血圧、胸水が見られました。

紅斑熱はダニやノミなどによって人が感染する感染症で、リケッチア症です。ネズミが第一宿主になることが多く、ノミやダニに刺されて感染します。時に重症になることもあります。治療はドキシサイクリンが有効です。

 

○ 口蹄疫  韓国

永川市で口蹄疫の集団発生が見られました。

 

○ チックングンヤ  ニューカレドニア

ニューカレドニアで17人の患者が報告されました。

 

○ 結核  ニュージーランド  牛

一酪農場で牛の結核が見つかりました。

 

4月18日発信

 

○ 麻しん  ブルガリア、ドイツ、スイス、マケドニア、英国

24カ国で麻しんの発生が報告されています。

フランスでは1~2月で3,749人の患者が発生しています。フランスからデンマーク、ドイツ、イタリー、ルーマニア、ロシアに拡がっています。

最近ではベルギーに拡大し、スペイン、セルビア、トルコ、マケドニアに拡がっています。

・ブルガリア; 患者326人が報告されています。ブルガリアでは感染者は2年間に24,253人になっています。

・ドイツ; 麻しん患者の報告が十分ではありません。

・スイス; ジュネーブ州では1月からで患者80人が報告されています。

・マケドニア; 患者678人 重症で入院は30人

 オーストラリア; 1人はゴールドコーストで感染、マレーシアからメルボルンへの入国者4人が麻しんに感染していたことが報告されています。

・ ニュージーランド; 12人の患者が報告

・カナダ; 患者2人

・アメリカ; ユタ州で4学校、イタリアから帰国した女性20歳が感染

 

○ 狂犬病  アメリカ  アーカンソー州、ニューヨーク州、テキサス州

スカンク、猫、アライグマ、犬などが感染していることが判明しています。

 

4月19日発信

 

○ 口蹄疫  北朝鮮  牛 豚

北朝鮮では牛、豚が口蹄疫に感染していることが確認されています。感染は国全体に拡がっているようです。

 

○ マラリア  ジンバブエ

ジンバブエのゴロモンジ県ではマラリアの集団発生が見られています。治療を受けたのは846人で11人が死亡しています。これまでに909人の患者が確認されています。

ジンバブエではHIV/AIDSに続いてマラリアも深刻な感染症で、5歳未満の死亡の大きな原因となっています。

 

○ マラリア  インド  ミゾラム州ルングレー県

ミゾラム州では昆虫媒介感染症対策プログラムでの検査では17,002件の検査の中で805例がマラリア陽性を示していたことが報告されています。

州ではマラリアでの死亡者が減少していると報告しています。

インドではマラリアの死亡者はほとんどが治療遅延や患者の側の問題であるとしており、治療の遅れをなくすように啓発が進められています。

 

○ 炭疽  アメリカ  ノースダコタ州、サウスダコタ州、ミネソタ州

炭疽が家畜で発生している地域ではワクチン接種を検討しています。

 

○ コレラ  

・コンゴ民主共和国; 2月から死亡は51人、入院は913人です。

・ジンバブエ; マスビンゴ州 患者60人以上、マニカランド州 死者8人

・ナイジェリア; 24人死亡。コレラの疑い。

・チャド; 患者1500人、死亡30人。

・ナミビア; 123人患者 2人死亡。

 

○ デング熱  

・ボリビア; 患者11,341人、死亡27人。80%は血清型2型

ブラジル、パラグァイ、アルゼンチン、サウジアラビア、モルディブ、バルバドス、アメリカでも患者発生が認められています。

 

○ コレラ ハイチ、マレーシア、インド、ミヤンマー、フィリピン

・ハイチでは以前から流行していたコレラが今も続いています。患者は入院144,768人、死亡者は4,766人

・マレーシア、インド、ミヤンマー、フィリピンではコレラの発生が見られています。

 

4月20日発信

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  ブルガス州

ブルガス州での口蹄疫の流行は続いています。発生地域がトルコとの国境に近いことから国境を閉鎖しています。

 

○ 炭疽  アルゼンチン  家畜  人

2010年に2人の炭疽の感染が報告されています。

 

○ トリインフルエンザ  バングラディッシュ  ダッカ

トリインフルエンザH5N1の流行が発生し、6,000羽の家禽が処分されています。

 

○ トリインフルエンザ  アメリカ  ネブラスカ

アメリカ、ネブラスカ州では低病原性のトリインフルエンザH7N9が家禽で発生していることが報告されました。また裏庭のアヒルやホロホロ鳥からもウイルスは見つかっています。

 

○ 不明死  タイ  チェンマイ

今年の1月から続いていた不明死はまた更に増えました。旅行者1人がチェンマイで同様な症状で死亡したことが報告されています。患者はカナダの女性旅行者でした。

この不明な病気は未だに解明されておらず、関係しているホテル、病院などが上げられているが明らかではありません。

 

○ マラリア  中国  北京

北京ではこの3ヶ月で死亡者11人を報告しています。患者の年齢は20歳から50歳でした。中国では人の移動が大きく、それらがマラリア発生に影響しているのではと言われています。

 

4月22日発信

 

○ マラリア  タイ  ヤラー県

タイ南部のヤラー県ではこの3ヶ月に2,000人以上がマラリアに感染したと報告されました。ヤラー県ではこの数年でマラリア患者は30人から3,000人にまで増えています。

昨年の発生数から比べるとこの3ヶ月は患者は減っています。

患者発生の多くがタイとミヤンマーの国境地域で発生しています。

マラリアサーベーランスではミヤンマーに体制がないことから、タイとの共同での調査は不可能となっています。

 

○ ハンタウイルス  アメリカ  チリ

* アメリカ; コロラド州で20歳代女性の患者が死亡したことが報告されています。コロラド州では今年に入り二人目の患者です。

アメリカではコロラド州、ニューメキシコ州、アリゾナ州、ユタ州などが危険地帯と考えられています。特にハンタウイルスのシンノンブレは死亡率が高く、ほぼ感染した半数が死亡すると言われています。

媒介動物はシカシロシアマウスで、それらの尿や糞便の中に排泄されるウイルスに触れて感染します。潜伏期は2~3週間で、最初は体中の疼痛、頭痛、嘔吐で始まり、数時間で市に至ることもあります。

* チリ; 38歳の女性が感染したことが報告されています。重篤です。

 

○ レプトスピラ症  オーストラリア  ニューサウスウェルズ州

4人がレプトスピラ症に罹患していることが報告されました。

症状は感冒様でネズミの尿などに傷のある皮膚が触れたり、それらで汚染されたものに触れて感染します。

特に大雨の日にはネズミの巣などからレプトスピラが流れ出るために広がり、人が接する機会を増やし、感染しやすくなります。

感染症情報 4月5日~4月9日

2011年5月 7日 01:04

4月5日発信

 

○狂犬病  フィリピン  ネグロスオリエンタル州  人

3月12日に狂犬病で男性が1人死亡したことが報告されています。

ただ、狂犬病に感染していると思われる犬は村人が殺しており、頭部の検査などはされておらず、詳細は不明です。

この地域でこの犬に咬まれた人は50名ほどの人々に暴露後のワクチン接種を実施しました。

狂犬病根絶プログラムでは今年の第一四半期に5199匹にワクチン接種をしています。

特にセブでは狂犬病罹患率が最も高くなっています。

 

○ 家禽の原因不明死  アゼルバイジャン

アゼルバイジャンでは家禽の集団死が報告されています。

詳細は不明です。

 

○狂犬病  インドネシア  バリ島

バリ島では狂犬病のワクチンプログラムが5月から展開される予定です。

野犬に関してはワクチン接種は不可能なので、飼い犬、飼育しているサル、猫などが対象となる模様です。

バリ島では野犬は多く、またスカンク、アライグマ、キツネ、コウモリなどにも狂犬病の可能性はあるが、現時点では野良犬以外の動物での狂犬病の発生は明らかではありません。

 

○ セントルイス脳炎  アルゼンチン サンファン  疑い症例13人

サンファンでは疑い症例13人が報告されています。これらの地域では蚊はセントルイス脳炎ウイルスを保持しており、蚊の繁殖場所を無くすように注意報を出しています。

溝や墓地の花瓶の水、タイヤ、缶などでの溜まり水をなくすように指導しています。

 

○ ハンタウイルス  チリ  ロスリオス  34歳男性

バルディビア医療局ではハンタウイルスの疑い患者1人を確認しています。

患者は34歳男性で、この男性の配偶者は既にハンタウイルス感染症で重篤になっていることが報告されています。

 

○ 麻しん  オーストラリア・アメリカ・カナダ・コンゴ共和国など

* オーストラリア; ニューサウスセルズ州

ここ4週間で麻しん患者29人、うち7人は予防接種が不完全な地域から来た旅行者とリンクすると見られています。

西シドニーでは45人の患者報告。

オーストラリアでは旅行者に麻しんに関する注意喚起をはかっています。

* アメリカ; ミネソタ13人、テキサス1人、全米では35人が報告されています。

* カナダ; オンタリオ 若い患者1人

* コンゴ共和国; 患者21,000人、106人死亡

* アフリカ全体; 昨年の麻しん感染では、アフリカ46カ国中、12カ国では麻しん罹患率が100万人当たり5人以下と報告されています。

* スペイン; セビリア  432人

* インド; ハイデラバード  345人

 

4月6日発信

 

○ セントルイス脳炎  アルゼンチン

セントルイス脳炎の疑い例は16例に、他に5人の感染が確認されています。

 

○ ハンタウイルス  チリ  マウレ州

マウレ州で新しいハンタウイルス感染者が確認されました。患者は54歳の農業労働者です。今年に入りマウレ州では3人が報告されおり、その内2人は軽症で、1人は死亡しています。

 

○ ラッサ熱  ナイジェリア  院内感染

アダマワ州でのラッサ熱の集団発生で、顧問医師が1人死亡、2人が治療を受けています。

 

○ トリインフルエンザ(H5N1)  エジプト

4人の感染が報告されています。患者は1歳男性、3歳女性、34歳女性30歳女性です。

エジプトでは確認症例は137人で、死亡者は45人です。

 

○ マラリア  オーストラリア  トレス海峡

すでにサイバイ島、ダウアン島で4人がマラリアに罹っていたと報告されていましたが、更に1人マラリア患者が見つかったことが報告されています。

 

○ マラリア  インド  ムンバイ

ムンバイ地域ではこの1年に185人のマラリア患者の死亡が報告されています。その内、137人がムンバイ都市部で発生しています。

これらはムンバイでの巨大な建設現場に関係していると考えられています。

 

○ プリオン病  英国・フランス・アメリカ・カナダ

英国; 確定例は171人、生存症例は4人

フランス; この3ヶ月で445人が照会されています。

アメリカ; 28人

カナダ; 2人目  

 

4月7日発信

 

○ トリインフルエンザ  カンボジア  人

トリインフルエンザ(H5N1)に感染した少女11歳が死亡したことが報告されています。

患者はカンボジアでは14人目の患者で死亡者としては10人目です。

 

○ アフリカ豚コレラ  ロシア  ムルマンスク州

北部ロシアのムルマンスク州で複数の豚での感染が見られていることが報告されています。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  ブルガス州

ブルガス州で口蹄疫の新しい発生が報告されています。ブルガス州はトルコとの国境から2㎞離れた地域です。ブルガリアでは昨年の12月には射殺したイノシシの3頭のうち、1頭が口蹄疫に罹っていたことが報告されており、また今年の1月に口蹄疫の発生を報告しています。今回はそれとは別の発生です。

 

○ ボツリヌス症  ブラジル  サンタカタリーナ州

サンタカタリーナ州ではボツリヌス症の発生を報告しています。患者は7人、1人が死亡しています。

原因はボローニャソーセージと確認されています。

 

○ ハンタウイルス  チリ  ロスリオス州

ハンタウィルス感染の新たな患者が確認されました。患者はこれでこの地域では5人になります。最新の症例は34歳男性で妻もハンタウイルス陽性で、入院し治療を受けています。

 

○ 狂犬病  インド  ミゾラム州

ミゾラム州では犬の肉を食する習慣があり、そのためこの地域では多くの犬が飼われています。その犬が人を噛んだもので、狂犬病の発症は現時点では見られていません。

 

○ ポリオ  パキスタン  ナイジェリア 

* パキスタン; 野生ポリオウイルスⅠ型感染4人・・・今年に入り24人

* ナイジェリア; 新しく野生ポリオの発生が4人報告されています。

 

○H1N1インフルエンザ  ベネズエラ 

ベネズエラではH1N1インフルエンザの集団発生が増えています。この3週間で712人の発生と8人の死亡が報告されています。

メリダ州でも196人、首都カラカスでも174人が報告されています。

政府は予防とワクチンキャンペーンをリスクの高い人を中心に実施することとしています。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  ブルガス州

口蹄疫がブルガス州で感染拡大していることが報告されています。水牛、羊、山羊、牛、豚などで感染が見られています。

 

4月8日発信

 

○ レジオネラ症  イギリス  ホテル

英国・スコットランドのホテルのレジャークラブ&スパでレジオネラ症が発生しました。

112人がインフルエンザ様症状を示し、うち1人が入院治療を受けました。

 

4月9日発信

 

○ 手足口病  ベトナム 

ホーチミン市では子供の間で手足口病が急増していることを報告しています。

通常、この地域では10月から12月までがピークに達し、3月から5月の間にも小さなピークを迎えます。しかし、今年の発生率はいつも以上で、発生を抑えるために環境、食べもの、飲み物の衛生などの予防措置を幼稚園などに啓発しています。

 

○ マラリア  ボルネオ

東南アジアではサルがマラリアのリザーバーとして感染源になっていると考えられてきました。

ボルネオ島でサルでのマラリア感染を見ると、サル同士のマラリア感染の方が圧倒的に多く、その過程で人に偶発的に感染したものですが、開発などでサルが減り、人間が増えた場合にはマラリアは宿主をサルから人に代わる日も来るのではないかと懸念しています。

 

○ サルモネラ感染症  アメリカ  ペストリー

ロードアイランド州ジョンストン地域のペストリー「デフスコ」に関連したサルモネラ感染症で90歳男性が死亡したことを報告しました。

これで患者は66人になりました。

 

○ エルシニア症  レタス  ノルウェー

2月以来ノルウェーでは20人のエンテロコリカ感染症が発生していることが確認されました。その原因食品はレタスが考えられています。

エルシニア症はノルウェーでは例年50人から100人発生していますが、それらは散発的に発生しています。今回のような集団発生ではありません。

エルシニア症は多くは食品を通して感染しますが、稀に人同士で感染することもあります。

症状は下痢、発熱、腹痛で症状は1~3週間続きます。しかし、多くは重症化せずに、自然回復しています。

 

○ トリインフルエンザ  韓国

慶尚北道の養鶏場で発生が見られたと報告されました。

 

○ ロスリバー/マレー渓谷脳炎  オーストラリア  馬

蚊が媒介するロスリバー脳炎、マレー渓谷脳炎で128頭の馬が死亡したことを報告しています。地域はビクトリア州、ニューサウスウェルズ州でビクトリア州では18頭、ニューサウスウェルズ州では110頭以上が死亡したと報告されています。

流行の原因は、蚊が繁殖するような水溜りの整備が進んでいないためと考えられています。

 

○ ハンタウイルス  チリ  アメリカ

*チリでは34歳男性がハンタウイルス感染症で死亡したと発表しました。この地域では5人目の患者でした。患者は薔薇のみの採集に山に入りげっ歯類と接触したものが原因と想定されています。

チリ国内では24人目になります。

*アメリカ・コロラド州でハンタウイルス感染症で死亡者が出たことが報告されています。

この地域ではシカシロアシマウスがハンタウイルスのシンノンブレウイルスを媒介すると言われています。このげっ歯類は納屋や小屋に生息しており、その糞尿の中にウイルスが排泄され、それらが乾燥して舞い、それらを吸引して感染したり、糞尿に触れて感染したりしています。

納屋や小屋などの清潔や空気の入れ替えを十分行うことが、これらのウイルスに感染しない方法であると言われています。

感染症情報 3月30日~4月3日

2011年5月 1日 10:40

3月30日発信

 

○ 低病原性トリインフルエンザ  バングラディッシュ  人

低病原性トリインフルエンザ(H9N2)に人が感染したことが報告されています。その後の症状などは不明です。

 

○ マレー渓谷脳炎  オーストラリア

サウスオーストラリア州では35年間、人の感染者の報告は見られていませんでしたが、この地域の鳥の中でウイルスが検出されたと報告されています。このウイルスは蚊で感染拡大し、人が罹っても大部分は無症状か軽症で、100人に1人位が意識混濁、頭痛、眠気、頚部硬直、振戦などが出ます。本疾患には治療法やワクチンはありません。

 

○ セラチア・マルセッセンス  アメリカ  アラバマ州

3月29日に栄養補給のための点滴バックに起因する死亡が確認されました。

死亡者は9人で、さらに10人にセラチア感染が見られていますが、死因との因果関係は不明です。

セラチア・マルセッセンスは多種多様の院内感染症を起こします。特に心内膜炎、骨髄炎などを起こし、多くが院内感染で発生しています。

 

○ トリインフルエンザ  エジプト  32歳男性

健康省はトリインフルエンザH5N1の人への感染例3例を報告しています。感染源はトリインフルエンザに感染した家禽で、患者はそれらとの接触が報告されています。

今までエジプトでは133人の人でのトリインフルエンザの感染が確認されており、うち45人が死亡しています。

 

○ ボツリヌス症  アルメニア

80歳の女性がボツリヌス症で死亡したことが報告されています。他に女性3人でのボツリヌス症が報告されています。

 

○ サルモネラ症  コロンビア カウカ県  ファーストフードレストラン

有名なファーストフードレストランと関係する胃腸炎に集団発生が報告されています。患者は128人で、原因は汚染肉と考えられています。

 

 

3月31日発信 

○ ハンタウイルス症候群  チリ  ビオビオ州  34歳男性

薔薇の実を集める仕事をしていた34歳男性がハンタウイルスに感染していることが疑われています。男性の症状は重症です。

昨年この地方でのハンタウイルス感染症患者は10人で、うち9人が死亡しています。今年は既に2人の患者が報告されています。

 

○ マレー渓谷脳炎  オーストラリア  サウスオーストラリア州

先日から報告されているマレー渓谷脳炎でさらに、サウスオーストラリア州で人の感染が出ています。患者は47歳男性と27歳男性で2人とも重症です。

重症化すると、意識混濁、頭痛、眠気、頚部硬直,振戦等の発作をおこし、死亡する例もあります。

この疾患は蚊によって媒介される感染症で、蚊に刺されないような服装や忌避剤を使用し、家の周りの蚊が繁殖する水溜りなどを減らすことも大切です。

 

 

4月1日発信

 

○ クンジンウイルス疾患  馬  オーストラリア

蚊によって媒介されるクンジンウイルスによる感染症が発生しているのではないかと疑われています。このウイルスはウェストナイルグループに属し、新たなウイルス感染症として注意が必要です。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア 28歳女性

インドネシアのジョグジャカルタ特別地域で28歳女性がトリインフルエンザH5N1に感染したことが報告され、その後死亡しています。

インドネシアでのH5N1トリインフルエンザ確認症例はこれで176人目でうち145人が死亡しています。

 

○ マラリア  インド  ミゾラム州  ルングレー県

6名の脳マラリアの死亡例が報告されています。

 

○ 野兎病  ノルウェー  

1月から3月までに野兎病39人がノルウェー中央部の3郡で発生していたことが判りました。口咽頭型21人、リンパ節/潰瘍腺型10人、呼吸型2人、腸チフス型2人、無症状3人でした。

ほとんどの患者が井戸水を飲用しており、雪解けで増えたげっ歯類(レミング)の排泄物で井戸水が汚染され、感染したものと推測されています。

野兎病

このノルウェーでの発生例では発熱、咽頭通、首のリンパ節腫脹で呼吸型や腸チフス型や無症状なものが多く、臨床からの診断は難しく、診断は血清学的なELISAによって確定されています。

 

○ 肺ペスト  マダガスカル  

マダガスカルでは肺ペストでの死亡者が60人に、患者は200人に及ぶことが報告されています。

 

○ Q熱  オーストラリア  ニューサウスウェルズ州

この6週間でニューサウスウェルズ州では6人のQ熱患者が報告されています。

Q熱は細菌感染で発生する感染症で、原因菌は牛や羊の尿糞便、ミルクなどで見つかっています。この地方では毎年40人くらいの確認症例が報告されています。

  

4月2日発信 

○ ロッキー山紅斑熱  ブラジル

21歳の女性がロッキー山紅斑熱で死亡したと報告しています。

この疾患はマダニが媒介する感染症で、急激な発熱で始まり、死亡率は高い感染症です。

 

○ 狂犬病  カンボジア  人・犬

カンボジアでの狂犬病の危険性は高いとの報告が上げられています。

実態は不明で、しかも狂犬病患者に対応できる病院はプノンペンに1つしかなく、しかもワクチンが高価なために暴露後のワクチン接種も受けることが出来ないのが実情です。

WHOではカンボジアでの狂犬病対策プログラムの推進を推奨しています。

 

○ 低病原性トリインフルエンザ  アメリカ  ミズーリ州  家禽

ミズーリ州の1施設で家禽の間でH7トリインフルエンザが流行し、隔離されたことが報告されています。

 

○ リスポックス  イギリス  アカリス

イギリスの北アイルランドでアカリスの間でリスポックスが流行し、多くが死亡していることが報告されています。

 

○ ロタウイルス感染症  ウクライナ

ウクライナのルハンスク州で鉱山の抗夫22人がロタ感染症で入院したことが報告されています。

患者の症状は吐き気と嘔吐に始まり、続いて下痢が発生しています。

ロタウイルス感染症は子供での発生が多いが、大人が感染することもあり、大人の場合には重篤になりやすいと言われています。

 

○ セントルイス脳炎  アルゼンチン  サンファン

セントルイス脳炎ウイルス感染症5人が確定されています。更に6~7人が疑われ、現在検査が進められています。

セントルイス脳炎はアカイエカによって媒介される感染症で、野鳥がウイルスのリザーバーとなり、人に感染しています。

この疾患の発生を抑えるためには媒介蚊の繁殖地(水溜りなど)を減らし、防虫剤を使うことが大切になります。

 

○ 口蹄疫  台湾  台南

台南で豚の口蹄疫の発生が見られています。

 

 

4月3日発信

 

○ コレラ  ガーナ・ジンバブエ・コンゴ共和国・ブルンジ・ナイジェリアなど

* ガーナ; 患者5614人、死亡者69人

* ジンバブエ; 死亡1名

* コンゴ共和国; 患者645人 死亡者36人

* ブルンジ; 患者13人

* ナイジェリア; 入院22人

* ソマリア; 死者20人 患者2000人

 

○ サルモネラ感染症  アメリカ  七面鳥バーガー

七面鳥バーガーの冷凍肉に起因すると考えられるサルモネラ症が発生しました。

患者は12人で、アリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、ジョージア州、イリノイ州、ミシシッピー州、ミズーリ州、オハイオ州、ワシントン州、ウィスコンシン州で発生しています。

現在も調査は継続しています。

 

○ 狂犬病  カザフスタン

南カザフスタン州の国境警備員が狂犬病に罹ったことが疑われています。入院中ですが、症状は重篤です。

 

○ Q熱  オーストラリア

オーストラリアではQ熱は依然、一般的であると言われています。

1939年にオーストラリアで発見されQ熱は、特にクイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州でほとんどの患者が発生しています。

多くは食肉加工と関係があり、罹患者の男女比は男5、女1です。

症例は過去60年間に増加しています。

2002年に日本人従業員3人がオーストラリア、ニュージーランド滞在中に罹患しており、2005年には、アメリカ人旅行者がオーストラリアで罹患しています。

血清陽性率調査では食肉従業員の罹患率が高く、従業員へのワクチンが実施されています。

リザーバーとしてはほとんどの哺乳動物で可能性があり、マダニがベクターと、なっています。食肉処理場で従業員が羊、牛などの動物と接点を持ち、感染していると考えられています。

感染症情報 3月22日~3月27日

2011年4月11日 20:05

3月22日発信

 

○ 不明死  タイ  チェンマイ

タイのチェンマイで今までに6人が原因不明で死亡していることが報告されていましたが、新たにカナダ人58歳の旅行者が死亡したことが報告されています。

以前の死亡者もいずれもダウンタウンインに宿泊しており、この男性も同ホテルの設備を使っていました。男性は胸痛を訴えていました。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア

ブンクル州では家禽1,881羽がH5N1トリインフルエンザに感染し死亡したことが報告されています。

 

○ トリインフルエンザ  インド

トリプラ州で家禽の間でH5N1トリインフルエンザが流行し、1万1,000羽を処分したことが報告されています。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  ブルガス州

ブルガス州で牛の口蹄疫が発生したことが報告されています。

 

○ トリインフルエンザ  日本 

トリインフルエンザH5N1に感染した家禽が報告されています。

 

○ 麻しん

ウクライナ、インド、ニジェール、フィリピン、オーストラリア、アメリカ

* ウクライナ:ドネック  2010年 患者数は20人

* インド:ウッタルプラデッシュ州イラハーバード県10人が麻しん、水痘

* ニジェール:患者1,630人、死者1人

* コンゴ:マイエマ州 患者90人

* フィリピン:中央ビザヤ地方 患者2人、コルディエラ 患者476人

* オーストラリア:クイーンズランド州  ショッピングセンターの従業員

* チリ:サンチャゴ  新生児一人

* アメリカ:ミネソタ州患者数4人、カリフォルニア27歳男性輸入例

 

○ ブルセラ症  アメリカ  テキサス州

テキサスで牛のブルセラ症の流行が発生しています。

 

3月23日発信

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  西ジャワ州   

女児22ヶ月齢がH5N1トリインフルエンザに罹り、治療を受けていることが報告されています。女児は治療により、軽快しています。

 

○ トリインフルエンザ  エジプト

エジプトでの人でのH5N1トリインフルエンザ感染の統計をミネソタ大学が発表しています。

それによるとほぼ全例が子供と女性で、致死率は34%であると示されています。トリインフルエンザの人への感染の見られる地域の中では死亡率は低く、その原因はどこにあるかが不明です。ただ、発症後2~3日以内に入院すると死亡率は減少することが今回の調査で判明しています。

 

○ ポリオ  コンゴ共和国、パキスタン、アフリカ

野生ポリオウイルスⅠ型株がコンゴ共和国、ポアントノアールで見つかっています。

10月始めは患者数は10人であったものが、11月までに80人に増え、ポリオの予防接種を始めました。その後は5人以下になっています。

昨年9月からこの2月までの患者数は554人で68%は男性であり、クイル地域とポアントノアール地域に限られ、死亡率はこの地域では40%となっています。

 

○ リーシュマニア症  コロンビア

免疫不全患者が輸血で内臓リーシュマニアに感染したことが報告されています。患者はコロンビアの住人の42歳の男性が腎不全となり、腎移植や輸血を受け、感染したものと考えられています。

コロンビアではリーシュマニア・メキシカーナの発生が見られており、これらは内臓リーシュマニアではなく、皮膚リーシュマニアであり、輸血などでリーシュマニア原虫に感染した報告はある。しかし、輸血での感染は重症になっています。

サシチョウバエの刺咬により感染します。

 

○ トリインフルエンザ  台湾

台湾では家禽で、H5N2トリインフルエンザの流行が報告されています。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  ブルガス州

ブルガリアで口蹄疫の報告が上がっています。今回の発生は前回の流行から42㎞離れたところで発生しています。

 

○ 口蹄疫  ロシア  ザバイカリエ地方  牛

ザバイカリエ地方の農場で牛の集団発生が見られました。

 

○ リーシュマニア症  アルゼンチン  犬

アルゼンチンのコリエンテス州では犬31匹に内臓リーシュマニア症が見られたとの報告がありました。アルゼンチンでは秋を向え気温が低くなっているので媒介動物のサシチョウバエなどの繁殖の時期は過ぎているので経過を観察することにしている模様。

 

○ ハンタ肺症候群  チリ  マウレ州

37歳の農夫がハンタ肺症候群に感染した報告されています。ただ、症状は軽く、回復に向っています。

現在までに、チリでのハンタ肺症候群感染者は12人になっています。

 

 

3月24日発信

 

○ 結核  フィンランド  薬剤耐性株  2人

フォンランドの南カレリア県では治療に抵抗する結核2人を報告しています。この結核はロシア由来ではないかと考えられています。

通常の結核ではフィンランドでは6ヶ月の治療で終了するが、治療に抵抗する薬剤耐性菌による結核は中々治癒しない。しかし、これらの結核は幸運にも感染しにくいと言われています。フィンランドではロシアから国境を越えてくる難民、亡命者などの監視を強化しています。

 

○ 口蹄疫  韓国

韓国では口蹄疫の流行は終息したことが宣言されました。

 

○ インフルエンザ  ベネズエラ  インフルエンザAH1N1

ベネズエラではインフルエンザAH1N1が124人報告されています。

 

○ 異型性肺炎  メキシコ  チワワ州

メキシコのチワワ州の交通巡査3人が肺炎で死亡したことが報告されています。異型性肺炎として診断されていますが、原因菌などについては情報もなく詳細は不明です。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア  ブルガス州

以前に口蹄疫の集団発生があったこの地域で、新たな集団発生が見つかりました。

 

○ 口蹄疫  台湾  豚

台湾では豚での口蹄疫の発生が確認されました。

                                       

○ メリオイドーシス  オーストラリア  クイーンズランド州  アルパカ

オーストラリアではアルパカで致死的なメリオイドーシス症例が多数見つかっています。

 

 

3月25日発信

  

○ 低病原性トリインフルエンザ  オランダ  家禽

オランダではトリインフルエンザH7N1が家禽の中で発生していることが明らかになりました。

 

○ 口蹄疫  北朝鮮

口蹄疫が北朝鮮で発生しており、さらなる流行を抑えるためには獣医サービスの現代化を進めることが必要と考えられています。

 

○ 不明死  タイ  チェンマイ

チェンマイでの心筋炎患者の疫学調査では、その後、新たな進展は見られていません。

 

○ サルモネラ感染症  アメリカ  メロン

アメリカでは12人のサルモネラ(血清パナマ型)の流行が発生していることが報告されています。

オレゴン州では5人、ワシントン州では4人、カリフォルニア州では2人、メリーランド州では1人が見つかっており、さらに調査を進めています。

これらの患者12人の内11人は全集にメロンを食べており、それらはグアテマラの農場で収穫されたもので、FDA(食品医療局)とCDCとで現在調査を進めています。

 

○ 口蹄疫  欧州連合(ブルガリア)

ブルガリアで新たな口蹄疫の発生が見られています。

 

○ 大腸菌O157  アメリカ  ボローニャ(ソーセージ)

アメリカでは多くの州で大腸菌O157の患者発生が見られています。明らかになっている患者は14名でメリーランド州(2人)、ノースカロライナ州(1人)、オハイオ州(2人)、ペンシルバニア州(6人)、ニュージャージー州(2人)です。これらの患者の共通の食品はボローニャソーセージ(ペンシルバニアの工場で製造)が疑われています。

 

○ デング熱 

* 南北アメリカ   206,097人、重症 2,744人  死亡者 223人

   ブラジル、ボリビア、パラグァイ、アルゼンチン、

* スリランカ   患者数2,159人、死亡者24人

* オーストラリア  ケアンズ

 

  

3月26日発信

 

 

○ 口蹄疫  ブルガリア 羊

今までの口蹄疫の発生と異なる地域で羊の中での流行が確認されています。

 

○ ハンタ肺症候群  チリ  

31歳と51歳の女性がハンタウイルス感染症で死亡しました。他、60歳の女性が同様の症状で死亡していることも判明しました。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  西ジャワ島  2歳女児

トリインフルエンザH5N1の人への感染例が確認されました。女児は軽快していますが、母親が既にトリインフルエンザに感染して死亡していました。

インドネシアでのトリインフルエンザ(H5N1)の人への感染者は175人でそのうち死亡者は144人です。

 

 

3月27日発信

 

○ ハンタ肺症候群  チリ  73歳男性

彼は2人目の死亡者で1週間前から治療を受けていました。他に2名の同様の患者が入院していることが報告されています。

 

○ チックングンヤ  ニューカレドニア

蚊が媒介する感染症であるチックングンヤがニューカレドニアで発生しています。保健当局は感染拡大を防ぐための措置の強化を図っています。

最初の患者はインドネシアからやって来た人ではないかと考えられています。

 

○ レジオネラ症  スコットランド  

男性1人がレジオネラ肺炎でナインウェルズホテルで入院しており、患者はランドマークダンディーのレジャーセンターをその前に利用していたとの報告があり、ホテルの調査を進めています。しかし、レジオネラ症の確定は出来ませんでした。

レジオネラは環境中にある細菌で起こるもので、多くは高齢者で人から人への感染はほとんどありません。 

感染症情報 3月6日~3月17日

2011年3月30日 21:54

地震で情報提供が止まりましたがまた始めます。

一部、情報が途切れることをお許しください。

3月6日発信

○ ウェストナイルウイルス  蚊  アメリカルイジアナ州

1月に集められた蚊からウェストナイルウイルスの検査で陽性が確認されました。このウイルス保有蚊がどのようにして越冬したかは不明です。

 

○ 口蹄疫  韓国 

韓国政府は3~5年は6ヶ月ごとに規則的に口蹄疫のワクチンを実施することを決定しました。

 

○ 麻しん後脳炎  インド  ウッタルプラデーシュ州

インドのウッタルプラデーシュ州で多くの小児に麻しん後脳炎が見られています。現在明らかなのは4人ですが、もっと実際は見られているようです。

麻しんワクチンの実施を9月齢よりも早く、6月齢から始めようとする動きが出ています。

 

○ エヒノコッカス  スウェーデン  キツネ

エヒノコッカスに感染したげっ歯類やキツネが国境を越える貨物トラックと一緒にスウェーデンとデンマークの間を往来しているとスウェーデンでは考え対応策を検討しています。

 

○ B型肝炎、C型肝炎   アメリカ  オハイオ州

デイトン退役軍人医療センターの歯科で治療を受けた人、9人がB型肝炎、C型肝炎に感染していることが判明しました。これまで検査した人数は375人に及びますが、検査は未だ十分ではなく、今後の方針はいまだ決まっていません。

 

○ 口蹄疫  南アフリカ  クワズールーナタール州

口蹄疫が発見され、生きた動物の移動制限が始まりました。

 

○ マラリア  タンザニア  ムベヤ州

マラウィとザンビアに接するムベヤ州では高地であり、以前は急性の呼吸器疾患、肺炎などが多かったがこの所マラリアが発生しています。地元では気候変動がマラリアの発生に関係しているのではと言っています。

 

○ トリインフルエンザ  パレスティナ  七面鳥

H5N1トリインフルエンザがパレスティナの七面鳥群の中で発生しています。

 

○ レジオネラ症  アメリカ  オハイオ州

マイアミバレー病院では水道システムでレジオネラを発見し、現在は4人がレジオネラ症であることが判明していますが、実態は不明です。

レジオネラ症は高熱、悪寒、咳、息切れ、筋肉痛、頭痛などを伴う肺炎で抗生物質により治療は可能ですが、その時期が大切で、早めの治療を呼びかけています。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  女性26歳

西ジャワ州で26歳女性がトリインフルエンザH5N1に感染したことが報告されました。女性の患者は発症、1月30日、2月8日に死亡しています。

インドネシアでのH5N1トリインフルエンザ確認例は172人でその内、142人は死亡しています。

 

○ ハンタウイルス  チリ  

20歳の男性がハンタ肺症候群に感染したことが報告されています。幸い、患者は治療により改善しています。この症例は二例目です。

夏場にはレジャーなどで使うキャビンなどがげっ歯類などの尿などで汚染している所を使う機会が増え、その結果感染する可能性が高まります。それを避けるために、キャビンなどは使う前に空気を入れ替え、消毒などを行う必要があります。その時にはマスク、ゴーグルで呼吸器を防御する必要があります。

 

○ B型肝炎  ウガンダ  モヨ県  4人死亡

ウガンダ、モヨ県では74人の感染者が見られ、4人の死亡が確認されました。

 

○ レジオネラ症  アメリカ  

プレイボーイマンションの催しの会議の後、200人が発症したとの報告がされています。しかし実態については不明です。幸い、死亡などの重症例は見られていません。

原因はプレイーボーイマンションの水源でレジオネラ菌を見つかり、それらが原因と考えられていますが、実態はまだ不明な部分が多いのが現実です。

 

○ 狂犬病  インドネシア  東ヌサツンガラ州

同州では数百人が狂犬病を疑って治療を受け、242人が病院などの医療施設で治療を受けていることが報告されています。詳細は不明です。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  北スマトラ州

北スマトラ州では4箇所でH5N1トリインフルエンザの発生で家禽が数百羽死亡したと報告されています。

 

3月13日発信

 

○ チックグンヤ  ニューカレドニア

ニューカレドニアから他の地域に出国したことのない人がチックグンヤに感染していることが、発見されました。ニューカレドニアではチックングンヤの発生は今まで見られていません。

 

○ 麻しん  オーストラリア、アメリカ、スペイン、ナイジェリア

* オーストラリア  ビクトリア州  確認患者は16人

           クイ-ズランド州  10代男性 1人

* アメリカ  多くの州で麻しん患者発生が見られています。

* スペイン  セビリア  麻しん患者 39人

* ナイジェリア  16自治体で麻しん患者発生がしています。

 

○ ハンセン病  ガーナ ボルタ州

2009年には73人のハンセン病患者が、120人まで増えていると報告されています。

ハンセン病に対する正しい知識も十分市民になく、周辺住民とは隔離されて住んでいます。

WHOのハンセン病根絶キャンペーンにより感染者は減少しています。

 

○ マラリア  インド  チャーティースガル州  

2010年に47人がマラリアで死亡したと報告されています。マラリア患者は2010年には15万2303人で、2009年には患者は12万9397人、死亡者は11人でした。

 

○ トリインフルエンザ  エジプト  2例

32歳の女性と2歳の少年がH5N1トリインフルエンザに感染しているとエジプトでは発表されました。2人とも治療中です。

 

○ マラリア  ミヤンマー  チン州

2010年にマラリアの患者3万人の報告が見られています。

 

○ ラッサ熱  西アフリカ → スウェーデン

西アフリカで人道的援助団体のメンバーとして働いていた30歳代女性が、ラッサ熱に感染したことが判明し、スウェーデンに搬送されて大学で治療を受けています。

西アフリカでは毎年ラッサ熱に感染する人は30~50万にいると言われています。

ラッサ熱はげっ歯類の排泄物を介して人に感染します。

 

○ 髄膜炎菌性髄膜炎  チャド 

チャドでは髄膜炎菌性髄膜炎患者923人、57人の死亡があったと、WHOに報告されています。WHO、ユニセフ、国際赤十字などはチャド政府と共にワクチンキャンペーンを展開することにしています。

 

○ 腸管出血性大腸菌感染症  アメリカ

カリフォルニア州、ミシガン州、ミネソタ州、ウィスコンシン州で腸管出血性大腸炎の患者が出ていると報告が上がっています。

原因はヘーゼルナッツではないかと考えられています。しかし、これについては疑問が残されています。

 

○ トリインフルエンザ(H5N1)  エジプト 人

エジプトでは新たにトリインフルエンザに感染した17歳女性が二人報告されています。1人は死亡し、1人は快方に向っている模様です。

 

 

3月14日発信

 

○ 不明死  タイ  

ニュージーランドのバックパッカー(23歳の女性)がタイ・チェンマイのホテルで感染性の高いウイルスに感染して死亡したと発表されました。チェンマイでは、この5週間以内に4人の突然死が報告されています。それらの死亡者の解剖の結果、エコーウィルスによる感染症の可能性が高いことが判明しました。これらの死亡した4人は同じホテルに宿泊していました。

エコーウィルスはピコルナウィルスの一種で、消化管の炎症と心筋炎を起こすと感染症で、極めて重症な症状を示します。

これらの死亡者の死因がこのウイルスによるものかは、今後の調査が必要と考えられています。

 

○ トリインフルエンザH5N1  インドネシア  西ジャワ州

2歳の子供がトリインフルエンザに感染して死亡しました。

 

○ 狂犬病  ペルー  コウモリ 人

ペルーのアマゾネス州でアワジュン先住民が狂犬病で死亡したことが明らかにされました。この狂犬病は吸血コウモリによる森林型狂犬病で、既に9人の死亡が確認されています。いずれも死亡者は先住民で、狂犬病のワクチン接種を拒否する人が多く、治療が出来ないことも明らかになりました。

 

○ ハンタウイルス  チリ  アラウカニア州  

27歳女性がハンタ肺症候群に感染していることが疑われています。

 

○ マレーバー脳炎  オーストラリア  

北西ビクトリア州で男性1人がマレーバー脳炎で死亡したのではないかと言われています。詳細は現在調査中です。

マレーバー脳炎は蚊によって媒介される感染症で、症状は痙攣、昏睡、などを呈し、時に死亡する重篤な感染症です。また、マレーバー脳炎ウイルスがサウスオーストラリアの馬、3頭で見つかっています。更なる調査が必要と考えています。

 

○ 黄熱  シェラレオーネ  人

シェラレオーネの南部州では黄熱に感染した2人をWHOに報告しています。患者は40歳女性と18歳の男性です。

シェラレオーネではワクチンキャンペーンが始まりました。

 

3月17日発信

 

○ レジオネラ症  アメリカ  オハイオ州

マイアミバレー病院の温水システムでのレジオネラ汚染によって、11人の患者が発生したことが明らかになりました。

 

○ 麻しん  スイス、オーストラリア、台湾、スペイン

* スイスでは麻しんの集団発生が発生し、近隣のフランス・ローヌアルプでも集団発生が見られています。確認症例は41人で、大多数は青年であることも特徴です。

* オーストラリアでは1月以降、14人の感染が見られています。

* 台湾台北でも3人の麻しん患者の発生が見られている。

 

○ ハンタ肺症候群  アメリカ  オレゴン

オレゴン州のシューツ郡で1人、ハンタ肺症候群で死亡したことが報告されました。オレゴン州では16人目、同じシューツ郡では4人目の患者に当たります。詳細は不明です。

 

○狂犬病  キルギス  ナルィン州  牛

ナルィン州オルクノ村では、二頭の牛が狂犬病で死亡したことが報告されました。この地域には野犬が多く、36匹を処分したと報告されています。

 

○ トリインフルエンザ  日本  千葉  家禽

千葉市の養鶏場でトリインフルエンザH5N1が発生したとの報告が上がっています。地震の中でのトリインフルエンザの発生に自治体は戸惑っています。3万5000羽が殺処分されました。

 

○ ブルセラ症  アメリカ  テキサス  牛

ブルセラ症にかかった牛が報告されています。

 

○ ブニヤウイルス  中国  人

中国でマダニが運ぶ新しいブニヤウイルスが見つかりました。このウイルスによる感染症には、ダニに刺されて罹るもので、発熱、胃腸障害、白血球減少、重症例では多臓器不全に陥り死亡します。このウイルスは湖北省、河南省などで見られています。

 

○ トリインフルエンザ  バングラディッシュ  人

バングラディッシュでは、トリインフルエンザH5N1への新たな男児31ヶ月の感染が見られていると報告されました。以前に報告された16ヶ月の女児の感染は治療により回復しています。

 

○ ボツリヌス症  カナダ

ジャムネーション社のジャムからボツリヌス菌が見つかった。社では製品の回収を行っているが、現時点では女性の患者1名で、重篤にはなっていません。

 

○ 肺ペスト  マダガスカル  

アンタナナリボ市で3人、アンビロベ郡では15人がペストで死亡したことが報告されています。今年に入り、すでに45人がマダガスカルではペストに罹っており、23人が死亡しています。

 

○ ツツガムシ病  インド  

ヒマーチャルプラデーシュ州では200人がツツガムシに感染したと報告されています。

数名は重篤になっているとのことですが、現時点では死亡例は認められていません。

 

○ マラリア  インド

アーンドラプラデーシュ州では多くのマラリア患者の報告が見られています。これらの地域での衛生状態が良くないことがマラリア発生に関係しているのは明らかで、殺虫剤などの噴霧を実施予定です。

感染症情報 2月28日

2011年3月 6日 18:32

2月28日発信

 

 

○ Q熱  ドイツ  ノルトラインウェストファーレン州、ヘッセン州

この4ヶ月でハレンベルグと近隣自治体、ヘッセン州ブロンスキルヒェンでQ熱の感染が40人に認められたと発表されています。

このQ熱は羊群から発生したもので、羊から直接人への接触によって感染したと考えられています。

Q熱発生予防には羊へのワクチン接種が効果的ですが、ドイツでは羊へのワクチン接種は許可されていません。国としては、一時的にこれらの地域でのワクチン接種を認める方針です。

(豆知識)

Q熱は世界的に起こっている一般的な細菌感染で、羊や山羊、牛が感染し、直接の感染動物への接触や感染細菌を含んだ塵などから人が感染します。

症状は高熱、悪寒、筋肉痛、前頭部痛で始まり、妊婦では流産などの原因になることもあり、妊婦はハイリスク者となります。治療は抗生物質です。

 

○ 口蹄疫  北朝鮮

詳細は不明ですが、北朝鮮では89ヶ所で口蹄疫の発生が確認されています。

 

○ 麻しん  アメリカ  ペンシルバニア州

健康局は2週間前にハリスバーグ市周辺で麻しん5人が確認され、周辺住民に注意喚起の情報を出しています。

これらの感染はニューポート図書館やローウェズ店が感染のフォーカスとなっていたことが、疫学調査で推測されました。

患者は、おそらく、2回目のワクチン接種が不十分な人に起こっていると考えられています。

麻しん

感染力は強い麻しんウイルスが原因で鼻水、涙目、咳、高熱が暴露後1~2週間目に始まり、4日目くらいに赤い丘疹が顔に発生し顔に広がり、ついで躯幹、最後に発疹は手足行きます。発疹は通常、4~7日続きます。

 

○ ラッサ熱  ナイジェリア  

ナイジェリアでラッサ熱に罹患して死亡した患者の報告が上がっています。それ以外にも、3名の疑い患者が軍隊兵舎に住んでおり、集団感染が疑われています。

州医療当局は、兵舎を清潔にし、げっ歯類、ネズミとの接触を避けるように助言しています。

ラッサ熱

ナイジェリアなど西アフリカ諸国では風土病のように、時々発生しています。ネズミなどのげっ歯類が媒介する感染症で、出血熱となり、予後が悪いことから、日本では一類感染症として扱われています。

西アフリカを訪れラッサ熱に感染して帰国したヨーロッパの人々が帰国後、診断が付かずに、適切な治療を受けないまま死亡した例が2000年始めに続き、先進国の間でも注目されました。

 

○ トリインフルエンザ  カンボジア  人 

2011年2月に、カンボジアでH5N1トリインフルエンザに感染した19歳の母親と生後5日目の子供が死亡しています。

また、プノンペンで5歳のH5N1トリインフルエンザでの女児の死亡が確認されています。

カンボジアではトリインフルエンザで既に11人が死亡しています。

 

○ 皮膚炭疽  ペルー  人(獣医師)

モツぺ地域の農村地域の全国農業衛生サービスで働く獣医師が、皮膚炭疽に罹りました。患者はシプロキサン(抗生物質)服用にて、症状は改善しました。

また、感染した羊は安楽死させられました。地域健康本部では、この地域の牛にはワクチン接種を決めました。

 

○ 狂犬病  インドネシア  人

ペニダ島で66歳の男性が狂犬病で死亡しました。患者は3ヶ月前に犬に噛まれた既往がありました。ペニダ島では疑い患者は183人、2008年からの死亡例は87人です。

感染症センターでは2年前に犬に噛まれて狂犬病を発症した症例もあり、潜伏期については推定できないと注意喚起しています。

バリ島での狂犬病の発生は増え続けています。既に今年に入って5人が狂犬病で死亡しており、2008年以来では87人が狂犬病で死亡しています。

以前にはペニダ島での狂犬病の発生は見られませんでしたが、バリ島から感染犬を連れて行ったことから感染が拡がったものと考えられています。

バリ島に多くの旅行者を出しているオーストラリアでは狂犬病の注意と、噛まれた場合には帰国後のワクチン接種を奨励しています。

 

 

○ マレーバー脳炎  オーストラリア 

ビクトリア州では保険当局は、おとり鶏を使って、マレーバー脳炎ウイルスの地域での汚染を観測することにしました。

その結果、おとり鶏でのウイルスが陽性であることが判明しました。

蚊が媒介する感染症であるマレーバー脳炎は1974年に集団発生しており、人への感染は家禽などがリザーバーになり、周辺に生息する蚊によって人に媒介されることから、おとり鶏を使っての調査に乗り出したものです。

マレーバー脳炎の人への感染は少ないですが、重篤なウイルス性脳感染症を引き起こし、死亡したり、脳障害などの後遺症を残すため、注意が必要な感染症です。

 

○ ペスト  アメリカ  オレゴン州

ペストはペスト菌(Yersinis pestis)で起こるげっ歯類の風土病です。その感染したげっ歯類から人が感染する方法としては、感染げっ歯類に寄生しているノミに人や身近な動物が刺咬され発生する場合や、感染げっ歯類の分泌物などに触れて感染する場合などがあります。アメリカではオレゴン州で2010年に2名の患者が報告されています。

患者は17歳と42歳の家族で、犬に感染ノミが寄生し、そのノミに刺咬され罹ったものと考えられます。患者はドキシサイクリン、アモキシシリンで治療を受け、軽快しています。

 

○ 麻しん  トルコ

2011年に入り、トルコでは24人に麻しんが見られています。

トルコでは麻しんワクチンは97%程度の接種率で実施されており、今回流行したウイルスの型は今までトルコないで流行したことのない型で、それが流行の一因になっているのではと言われています。

すなわち、今回の麻しん流行は、国外からの輸入例によって発生した可能性が高いとトルコ当局は判断しています。

 

○ おたふくかぜ  英国

スコットランドのオーバン地域でおたふくかぜの流行が見られています。患者は119人で、年齢中央値は20歳で、13歳から19歳が最も多くなっています。

53人は2回のMMRワクチン接種を受けており、33人が1回、30人がワクチン接種を受けていませんでした。

この流行はクリスマス休暇で都市で働いている若者や大学に行っている若者が地元に戻って発生したものと考えられています。

 

○ リーシュマニア症  アルゼンチン

アルゼンチンのコリエンテス州で内臓リーシュマニアの集団発生が報告されています。

 

○ エヒノコッカス  スウェーデン  キツネ

スウェーデンではキツネのエヒノコッカス症の汚染程度を確認するための調査が実施されました。キツネでの汚染率は隣国のデンマークに比べて高くないことが判明しています。

 

○ レプトスピラ症  スリランカ

洪水に被災した人の間でレプロスピラ症と思われる患者が発生し、2人が死亡しています。

洪水の後に発生する感染症の一つとしてレプトスピラ症は有名で、洪水の後始末などに関わる人でも注意が必要です。治療や予防にはドキシサイクリンが有効です。

 

○    インフルエンザ  WHO

北米; 最も流行しているウイルス型はH3N2インフルエンザAですが、このところH1N1インフルエンザ2009とインフルエンザBが増えてきています。

西欧ではインフルエンザの流行はピークを過ぎた模様です。

北部アジアではこの所、H3N2インフルエンザよりもH1N1インフルエンザ2009の流行が優位になっています。日本も同様です。

 

○ ポリオ  ミヤンマー

この3年ミャンマーでのポリオ患者の発生が続いています。

ポリオワクチンは経口ワクチンで便に排泄されます。ところがミヤンマーのように下水道や飲料水などの設備ない国ではワクチンを受けた人から排泄されたウイルスによって飲料水がポリオウイルスに汚染されている可能性があるため、ポリオに罹る人が増えていると考えられています。

ポリオワクチン接種が新たなポリオを作り出すと言う皮肉な状況に健康当局は苦慮しています。

 

○ 狂犬病  チリ  コウモリ

狂犬病ウイルス陽性のコウモリが発見されたとの報告があります。

 

○ 野兎病  ノルウェー

今年に入りノルウェー中央部の自治体で野兎病患者13名が報告されています。これは数年毎に野うさぎやげっ歯類の間で流行しています。

人は野兎病に罹った動物によって、水源が汚染され、その汚水の飲むことによって感染するか、あるいは野兎病にかかった動物に噛まれて感染します。

感染症情報 2月23日~2月24日

2011年2月27日 17:59

2月23日発信

 

○ 狂犬病  インドネシア  バリ島

2人の狂犬病患者の死亡が報告されています。一例目は、2年前に犬に噛まれた履歴があり、噛んだ犬は翌日死亡していました。

噛まれた後のワクチン接種は受けていませんでした。二例目は3ヶ月前に犬に噛まれており、噛まれた後のワクチン接種は受けていませんでした。

バリ島では狂犬病での犠牲者が続いており、犬などへのワクチン接種のプログラムなどを展開していますが、上手く進行してないようです。

 

○ 麻しん  台湾

台湾ではMMR接種率が95%以上で、麻しんの流行はあまり見られていませんが、春節での多くの人が移動し、台湾以外の地域から麻しん感染者が入国してきたのではと言われています。

 

○ クリミア・コンゴ出血熱疑い  インド  マディアプラディーシュ州

患者は発熱、消化管出血、精神異常、心臓循環系の異常などの、クリミア・コンゴ出血熱の症状を示しています。

まだ、診断は確定されていません。

 

○ 炭疽  インドネシア  人、家畜

中部ジャバ州で1村で複数の人の感染が見られています。原因は不明で、検査結果まだ確定されていません。

 

○ 狂犬病  アメリカ

* サウスカロライナ州  アライグマ

* ノースカロライナ州  アライグマ

* ペンシルバニア州  スカンク

* カリフォルニア州  犬

* ミネソタ州  コヨーテ

* オハイオ州  牛

* バージニア州  アライグマ、スカンク、牛、猫

 

アメリカでは様々な地域の野生動物で狂犬病が発生しています。それらの野生動物と飼育動物、犬や猫などが接触する機会も多く、人への感染が心配されています。

 

○ 狂犬病  ペルー  アマゾナス州

先住民の女児が狂犬病に罹って死亡したことは以前に報告されていましたが、先住民の中には患者が多く見られている模様です。

先住民は狂犬病を媒介したと思われる吸血コウモリの住む洞穴などの近くに生活している上、伝統医療を信じ、病院での医療を拒んでいるなど、対策が実施できずにいます。

 

○ トリインフルエンザ  日本  宮崎 、三重

宮崎県の3ヶ所でトリインフルエンザの集団発生が見られています。

 

○ 先天性トリパノゾーマ症  ボリビア  

母親がトリパノゾーマに感染していた場合、生まれてくる子供がトリパノゾーマに罹ることがあり、その治療を乳児から始めることを推奨しています。早期に始めるほど治療効果は高く、1歳未満で治療を開始した場合には、治癒率は100%と言われています。

トリパノゾーマで引きおこされるのはシャーガス病と言われ、心臓や消化管などの神経節に感染し、心臓障害や、メガコロンなどを起こし、重症な疾患です。

ボリビアなどでは原虫を持つサシガメの糞に原虫は排出され、それらが傷口などから人の体内に入り感染します。

南米のシャーガス病の発生地域では、妊婦健診に原虫の有無の調査も含まれており、母親が感染している場合には、生後6ヶ月になると治療が始められています。

 

○ ロスリバー熱  オーストラリア  ビクトリア州

蚊のよって媒介されるロスリバー熱の患者が増えていると報告されています。症状は関節痛などの感冒様症状で軽症です。この状態は、大雨で水溜りが増え、蚊が増えたことが誘引となっていると考えられています。

 

○ 肺ペスト  マダガスカル

実際の状況は不明な点が多く、確定的なことは判っていませんが、マダガスカルには風土病としてのペストがありましたが、今回患者が発生した地域とは異なっていました。

実際、患者が報告された地域では宝石採掘の人が多く地域に入っており、それらの人々との関係についても調査されています。

現時点では、患者発生地域へのアクセスが取れず、情報収集は遅れているようです。

 

2月24日発信

 

○ 麻しん  スイス  ジュネーブ 

総計26人の麻しん患者の発生が報告されています。更に隣接のフランスのローヌアルプス地域では約2,000人の麻しん患者が報告されています。

患者の多くは成人で、麻しんワクチン無接種者や不完全接種者と見られています。

 

○ マヤロウイルス疾患  ブラジル  アマゾナス州

マナウスを中心に蚊が媒介するウイルス性疾患の集団発生が見られました。そのウイルス性疾患は、マヤロウイルスによるもので、患者33人の血液で証明されました。このマヤロウイルスの報告は今までありませんでした。

アマゾン流域でのアルボウイルス性の感染症の一つで、デング熱、黄熱、オロプーシェに続く4番目のウイルスとして取り上げられています。

現時点では死亡例の報告はありませんが、デング熱よりも重症な例も多いようです。

 

○ トリインフルエンザ  カンボジア  人

トリインフルエンザに感染した患者が2人死亡したことが報告されています。21歳の母親と11ヶ月の息子で、他にも7人が疑いで入院しています。

 

○ コレラ  ハイチ、ドミニカ、パプアニューギニアなど

* ハイチ  全体にコレラの流行は減少していますが、農村地域では死亡率が高くなっています。患者は231,070人、死亡4,549人。

* ドミニカ  72人が疑いで21人が確定されています。

* パプアニューギニア  700人近い患者が報告されています。

* ザンビア  14人治療中 1人死亡

* 南アフリカ  数人の患者発生

* ガーナ  患者6人

* コートジボアール  患者61人、死亡者8人

* ナイジェリア  患者、死亡者が出ています。

ドミニカ→ベネズエラへのコレラの流入、ハイチと接したドミニカの結婚式に出席した450人がコレラに感染したが、新たな発生はなく、封じ込めに成功したようです。

 

○ デング熱  ブラジル、ボリビア、ペルー、オーストラリア、インドネシア 

ブラジルのアラゴアス州、アマゾナス州、セアラ州などで、デング熱患者の発生が報告されています。他、ボリビア、オーストラリア、インドネシアで患者が発生しています。

世界の感染症 2月13日~2月22日

2011年2月25日 23:49

2月13日発信

 

○ Q熱  オランダ  人・動物

オランダで2007年から始まったQ熱の集団発生は5年目の今も続いています。

2007年以降の患者は4,000人以上で死亡者も数人出ています。症例のほとんどが国の南部であり、その地方でのリスクに関して、また予防法などについて地域の公衆衛生局が情報提供しています。

Q熱はコクシエラ・バーネティーが引きおこす感染症で、通常その病原体を保有した動物のミルクや飛まつで人に感染します。この病原体は地球上のどの地域にも存在し、一般に症状は軽症であるため、実際に報告されているよりは多いのではないかと言われています。

この病原体を保有している動物は羊、牛、山羊、犬、猫などで、獣医、精肉業従業員、農民が多く罹っています。

症状は原因不明の発熱があり、時に肺炎や肝炎を伴います。ほとんどが軽症で、自然に治癒していきます。

 

○ 口蹄疫  北朝鮮

北朝鮮国内の48ヶ所で口蹄疫の集団発生が見られています。流行は国全体に広がっている模様です。

 

2月15日発信

 

○ 口蹄疫  韓国

韓国の中心部での口蹄疫の発生が報告されています。

現在の発生地域は養豚場の1ヶ所であるが、韓国は国全体でワクチン接種が実施されています。2010年11月後半からの口蹄疫の発生は147ヶ所となっています。

韓国では国として、自動センサー付き監視装置を導入し、動物の健康や環境の問題を監視することを目標とした試みが実施されています。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア

ブルガリアでの口蹄疫では新しい集団発生は見られていないと発表されました。

 

○ インフルエンザ  アメリカ  猫

ウィスコンシン州の飼い猫が2009H1N1インフルエンザに罹ったことが報告されました。

猫がインフルエンザに罹る前に、飼い主もインフルエンザ様症状が出ていたようです。猫は二匹が重篤な呼吸器疾患になったため、安楽死を選択されました。

ただ、2匹目の猫での検査ではインフルエンザウイルスは陰性で、原因かどうかは不明です。

 

2月18日発信

 

○ 風疹  ベトナム  ダナン省、クアンナム省

ベトナムの2つの省では風疹とウイルス熱(デング熱ウイルス感染症)の集団発生がありました。小児の間で風疹の発生が見られ、更に、デング熱患者も集団で見られています。

原因は異常気象による媒介蚊の異常発生と、風疹の予防接種の未接種によると、ダナン熱帯病院の関係者は発表しています。

 

○ 麻しん  ワシントン州

海外を旅行し帰国した家族の中の乳児が麻しんに罹っていることが判明しました。

州では患者との接触のあった人々へのワクチン接種状況などを確認し、十分抗体がない場合にはワクチン接種を受けるように情報提供しています。

この所アメリカでの麻しんの集団発生は見られていません。

 

2月22日発信

 

○ 狂犬病  ペルー   アマソナス州

吸血コウモリによる狂犬病(森林型狂犬病)によると思われる4歳の少女の狂犬病による死亡が確認されました。彼女は先住民の少女で、最終的には先住民による医療を村人は求め、彼女を病院から連れて帰宅したために十分な検査は出来ませんでした。

先住民の居住地域は奥地にあり、近くにコウモリの住む洞窟などが散在し、住民と吸血コウモリの接点が多く、また先住民の間には現代医療に対する不信感が根強く、予防接種などを受入れるかどうかが、不明で対応策には苦慮しています。

 

○ マラリア  ハイチ ← ジャマイカ

ジャマイカでのサッカートーナメントに参加していたハイチチームからマラリア患者が発見され、その他のチームメートの中にも患者がいることなどを考え帰国を勧めています。

ジャマイカでは今年に入ってマラリアの報告はなく、媒介動物(ハマダラカ)対策が早速実施されています。

 

○ トリインフルエンザ  インド

インドのトリプラ州でH5トリインフルエンザが家禽に流行していることが判明しています。現時点では1箇所です。

 

○ 結核  アメリカ テネシー州  ゾウ・人

動物自然保護区域で飼っていたアフリカゾウが結核であると診断されました。保護区では従業員8人が結核に感染していることが確認されましたが、従業員での発症は見られていません。

現在1頭のゾウで感染が見られているだけであるが、他にも可能性はあると注意しています。また、このゾウでの結核感染はおそらく結核に感染した人からであろうと推定されています。

 

○ トリインフルエンザ  バングラディッシュ  家禽

バングラディッシュのダッカでH5N1トリインフルエンザの発生が見られたことが報告されました。

バングラディッシュでは既にトリインフルエンザの集団発生が起きており、このダッカでの流行は新しい流行で、流行拡大が懸念されています。

 

○ 多包条虫  スウェーデン  キツネ

2010年12月に狩猟で捕獲した野生のキツネからエヒノコッカスが見つかりました。

(注)

エヒノコッカスは、日本でも北海道のキタキツネの中での感染が問題になっており、感染すると治療などの難しい感染症です。既に北海道では犬や他の野生動物にも拡がっているのではと、疫学調査などが実施されています。

キツネ、犬などの糞の中にエヒノコッカスは排泄され、粉塵として吸い込み人にも感染する可能性はあり、注意を要する感染症の一つです。

 

○ 肺ペスト  マダガスカ

マダガスカル北部で肺ペストが流行し、16人の死亡したと報告されています。

現在、パスツール研究所とマダガスカル健康省チームは現地入りして調査を開始しました。

原発性肺ペストは潜伏期は短く、1~3日で突然、感冒様症状を発症し、大量の喀痰、呼吸困難が発生し、死に至ります。ただ、診断後、24時間以内に抗生物質投与を受けた場合には、死亡を免れることが出来ると言われています。

テトラサイクリン、キノロンなどの投与によって、予防することも可能と言われています。

地域ではネズミ対策が始まっていますが、感染性ノミがネズミから人に付かないようにすることが必要です。

また、この肺ペストは空気感染する感染症であり、早期治療や患者と接触したと思われる人への24時間以内の抗生物質の予防投与が必要であり、早急な対策が待たれています。

 

食中毒緊急情報 2月15日現在

2011年2月20日 18:04

 

北海道岩見沢で学校給食に起因すると思われる食中毒が発生しています。

患者は、既に1,000人を超え、入院例も13人となっていることが教育委員会から情報が出されています。

岩見沢市内では市立学校給食調理所で作られた給食が原因の集団食中毒と見て調査を進めています。

調査では11日から下痢、嘔吐などを訴える児童が相次ぎ、それで集団食中毒が発覚したもので、岩見沢市内の小学校、中学校が給食をそこより受けていました。

患者の便検査などの結果、サルモネラ菌が検出されており、原因食については調査中です。

 

食中毒について

 

食中毒の原因になる細菌ウイルスが付着した食品や、有害、有毒な物質が含まれた食品を食べることによって起こる健康被害を食中毒と言います。

食中毒の多くは、細菌やウイルスなどの微生物が原因となるもので、毒きのこ、ふぐ毒などの自然毒によるものは7%、農薬などの化学物質、寄生虫によるもののよるものは1~2%に過ぎません。

症状は、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などさまざまですが、多くの場合は軽くすみます。

しかし、病原性大腸菌O-157ふぐ毒のように、重症になったり、時には死にいたるものもあります。特に、体力の弱い高齢者や子供などでは、重症化することもあるので注意が必要です。

 

食中毒では通常人から人に感染することはありませんが、ノロウイルス、赤痢菌、大腸菌O-157などでは感染力が強く、人から人へ感染することもありますので、感染者の吐物や便の処理には注意が必要です。

特に、身近に子供やお年よりなどがいる場合は、処理後の手洗いなどに、注意が必要です。

 

食中毒には、食習慣が大きく影響します。かつては、魚好きの日本人には、魚介類が原因となって引き起こされる腸炎ビブリオによる食中毒が多かったのですが、日本人の食生活も変化し、肉や卵などが増え、その結果、サルモネラ菌、ウェルシュ菌、カンピロバクター菌などによる食中毒が増えています。

また、ここ数年は牡蠣などの二枚貝の中にいるノロウイルスによる、感染性胃腸炎が増えています。新鮮でない牡蠣などを食べて、食中毒に罹ることもあり、冬場の牡蠣のシーズンには増えます。

従来、食中毒は気温が高くなる7月~9月などが最も多かったのですが、現在はそれ以外の季節でも発生しています。

その原因には冷蔵庫の過信や、輸入食品の増加が考えられます。

細菌やウイルスなどによる食中毒の多くは集団発生します。しかし、物流の発達した現代では、一つの原因によって、広い地域で患者が散発例として出るため、食中毒としての把握されずに、原因食の早期究明が出来ないことが多くなります。

 

症状; 下痢(水様便、粘液便、血便など)、腹痛、嘔吐などが主要症状で、時には発熱も伴うこともあります。

多くは軽症ですが、子供や高齢者では重症な症状になることもあります。

 

 

罹ってしまったら; 

1. 排便後の手洗いを厳重にし、触れた蛇口やドアノブなども次亜塩素酸の薄めた液で拭くようにすることも必要です。

2. 汚れた衣類は他の衣類と別にして80度10分間の洗濯を原則とします。

3. 下痢の回数が多い場合や発熱、嘔吐、腹痛がある場合には医師を訪れ治療を受けましょう。

4. 症状が強くない場合には、排便後の手洗いはともかく、絶食せずに電解質の含まれた水分(ポカリスウェットなど)を補給しながら、直しましょう。

絶食すると、腸の中に原因菌がそのままとどまり、症状などが長引いたりするおそれがあります。脱水にならないように、水分の補給を忘れないように。

 

食中毒にかからない生活習慣は?

野菜などは十分洗う。そして、時間を置かないで食べる。

肉、魚などは清潔に保存し、出来るだけ早めに食べることを心がけましょう。

細菌などは熱に弱いので、十分火を通すなど、調理の注意が必要です。

感染症情報 2月13日~2月14日

2011年2月16日 22:22

2月13日発信

 

○ 麻しん  米国  ペンシルバニア州

ペンシルバニア州ペリー郡で麻しん疑い患者が見つかり、疫学調査が始められました。

麻しんはさまざまな合併症を伴い、感染力はきわめて強く、麻しんワクチン接種前の乳幼児が感染した場合には死亡することもあることから、注意が必要な感染症の一つです。

ペンシルバニア州でも規定の2回のワクチン接種を受けていない人もいることから、州衛生当局では警戒しています。

著者私見

世界では、麻しんは人の間で流行した場合に、さまざまな副反応を起こすだけでなく、乳幼児では死亡例があることなどから、麻しんの撲滅は感染症対策の中でも、最も重要な対策として考えられています。ワクチン先進国のアメリカでもきちんとワクチンを接種していない人がいる他、移民が多い国の事情を考え、麻しんが国内で流行しないようにすることの大切さをアメリカでは考えて、疫学調査を進めているものと思います。

日本からアメリカの大学、あるいは高校などに編入したい、入学したい人は、アメリカではワクチン歴などの提示を求められます。特に、学生のように集団生活を必要とするグループにはワクチンが感染症対策上、大切であることを自覚しているためです。

 

○ ハンタ肺症候群  アルゼンチン  

18歳のハンタ肺症候群を思わせる患者が入院治療を受けていることが明らかになりました。患者は重篤な症状を示していますが、現時点ではハンタ肺症候群であると確定はされていません。

 

○ コレラ  ドミニカ共和国→ ニューヨーク

ドミニカでの結婚式に参加して帰ってきたニューヨーカーが、下痢、脱水でコレラと診断され、治療を受けました。患者はすぐに軽快し、二次感染は見られていません。

(注)相変わらずハイチではコレラの流行は止まっていません。周辺国もこの状態を憂慮しています。ドミニカのホテルなどには、アメリカなどから冬場に観光客が訪れるなど、ハイチ周辺国では神経質になっています。

 

○ サルモネラ感染症  オーストリア  サウスオーストラリア州

オーストラリア国内では、パン屋2軒から拡がったと思われるサルモネラ感染症の集団感染が報告されています。原因は、パン屋のシュークリーム、エクレア、カスタード入りパンからの集団発生ではないかと見られています。

現在、患者数は約60人で、半数は病院へ入院しているとのことで、生産工場などの調査などの疫学調査が進められています。

 

○ インフルエンザ  WHO

WHOは10年8月以来、インフルエンザ(H1N1)ワクチンの使用の中に、12カ国でナルコレプシーに陥った患者の報告を受けたことを明らかにしました。

この症例は特に、北欧の国々での報告が多く、患者の多くは子供と若者です。

現時点ではワクチンとの因果関係などは明らかではないとWHOは発表しています。

(注)

ナルコレプシーとは、睡眠障害の一種で、日常的な行動中に突然眠くなるなどの症状を示す病気です。

 

○ トリインフルエンザ  エジプト  人

43歳の農業労働者がトリインフルエンザ(H5N1)に感染して死亡したことを発表しました。

著者の私見

エジプトでは家禽にワクチン接種をしているので、家禽の中でトリインフルエンザが発生しているかどうかを認識しにくいのが現状です。その中では、人への感染は、原因家禽を隔離したり処分したり出来ず、トリインフルエンザに罹る可能性は高くなっています。

このような状況はインドネシア、ベトナム、中国などが同じように家禽にワクチン接種を許可しており、同じような背景を抱えています。それらの地域で人への感染が相変わらず続いています。

 

○ 黄熱  ペルー  サンマルティン州

20歳の男性が発熱、点状出血、低血圧、乏尿、嘔吐等の症状で入院、死亡しています。症状は黄熱の症状と一致し、しかも黄熱の媒介蚊の生息地域でもあり、黄熱が最も可能性が高いと考えられました。

患者は医療施設から離れており、初期治療が実施されなかったために、一層重症化したものと思われます。

公衆衛生当局は、死亡した人からの検体の調査と、黄熱ワクチンの実施を検討しています。

 

○ トリインフルエンザ  カンボジア  人

プノンペンの5歳の女児が1月29日高熱などの症状を発症し、2月3日に死亡したことが発表されました。検査の結果、トリインフルエンザH5N1ウイルス感染であったことが判明しました。カンボジアではH5N1トリインフルエンザ患者は2005年以降11人目でその内9人が死亡しています。

 

○ 口蹄疫  北朝鮮  牛

首都平壌で牛の集団死亡が確認されています。この感染は8道に拡がっている模様です。

 

○ インフルエンザ  欧州

2011年第5週での流行状況では、グルジア、ルクセンブルグ、ロシアで重症例が多く報告されています。

 

○ 風疹  ウクライナ  リビフ州

ウクライナのリビフ州で風疹の集団発生が確認されています。特に1981年から1989年に生まれた人の間での流行が見られています。1月内で18人が登録されています。

患者のワクチン接種暦では、一回のみ受けている人が28%、二回接種している人では3%、他は不明であり、不完全なワクチン接種が流行に関係があるようです。

 

○ ナンキンムシ(南京虫)  英国

世界的にナンキンムシの発生が拡がっていると、英国専門家筋から報告されています。衛生状態が向上した現代社会でも、人、荷物等が国境を越えて往来することから、それらと一緒付着してナンキンムシも動き、拡がっている模様です。

イギリスでは海外旅行から戻ったら、洋服などを乾燥機で乾かすように勧めています。

また、荷物の中からナンキンムシを嗅ぎ分ける犬を、イギリスでは訓練しているようです。

 

○ ハンタウイルス  チリ  ビオビオ州

74歳の男性がハンタ肺症候群に感染して治療を受けています。

 

2月14日発信

 

○ 麻しん  台湾  

台湾では1978年から、麻しん、おたふくかぜ、風疹(MMR)ワクチンを全国的に実施し、患者発生は見られませんでしたが、今年、ワクチン実施後、一例目が報告されました。

患者はスイスの男性で、海外で麻しんに罹患したものと考えられています。疾病対策センターでは追跡調査を開始しました。

 

○ インフルエンザ  WHO

インフルエンザは中央、南部、東部の欧州大陸で増えています。

熱帯地域の南アジアではインフルエンザH1N1 2009ウイルスの流行が主体となっています。北部アジアではインフルエンザのピークを越えた模様で、中国北部とモンゴルではインフルエンザA(H3N2)が主でしたが、韓国ではインフルエンザH1N12009が主体で、モンゴル、中国でもこの所インフルエンザAH1N12009が増えています。

 

○ ブルセラ症  ワイオミング州  牛

モンタナの競り市でワイオミングの雌牛の一頭がブルセラ症だったことを発表しました。

 

○ マラリア  西アフリカ

アフリカでのマラリアの媒介蚊の主要な蚊はアノフェレス ガンビエンゼですが、それとは遺伝子的に異なる種の蚊が媒介していることを研究者が発見しました。この蚊はマラリア原虫に対して感受性が強いと言われています。今後、これらについての実態調査が必要と思われます。

 

○ B型肝炎とC型肝炎  インド  パンジャーブ州

幾つかの村から、B型肝炎とC型肝炎に感染した患者の報告が上がっています。その患者数は142人となっています。原因は、無資格の医師による不衛生な医療による感染拡大と考えられています。現在、詳細については調査中です。

 

○    口蹄疫  日本  石川県

15頭に口蹄疫を疑わせる症状が見られています。

確定はされていません。

 

感染症情報 2月7日

2011年2月11日 22:27

2月7日発信ニュース

 

○ 不明の脳炎  バングラディッシュ

不明の脳炎としてバングラディッシュで流行していた感染症はニパ脳炎と診断されました。ラルモニ-ルハット県、ラングプール県では21人が死亡したことを確認しました。

このニパ脳炎のリザーバー(病原体保有動物)はコウモリで、夜間このコウモリはナツメヤシの汁を飲むために出てきます。このコウモリの尿や糞、唾液の中にウイルスが含まれており、それらに触れて感染するものと考えれています。

ニパウイルス感染者はファリドプル県、ラジバリ県で5人が確認され、その内4人が死亡しています。

(注)

ニパウイルスの感染症の流行は、以前マレーシアの養豚場で発生し、豚が死亡し、人にも感染して死亡者は出ています。

2001年以降、バングラディッシュでは152人がニパウイルスに感染していると報告されています。

ニパウイルス感染は1月から5月に発生しており、この時期はフルーツコウモリの繁殖期と一致しており、ヤシやナツメヤシの生ジュースはコウモリが噛んで汁を吸っているので、ヤシ、ナツメやしには、コウモリのウイルスが入った唾液がついている可能性があることから、それらを生で飲まないように指導しています。

2004年には医師が1人、2010年には研修医が感染して死亡しています。

コウモリはさまざまなウイルスを保有しており、狂犬病などのウイルスも、もともとはコウモリから来たものです。

 

バングラディッシュでのニパ脳炎患者は更に4人増え、この4人は死亡しています。

現時点ではラルモニールハット県、ラングプール県だけでも、死者は24人に及んでいます。

 

○ トリインフルエンザ  バングラディッシュ  ダッカ管区

養鶏場でのトリインフルエンザの流行が発生しています。ウイルス型については不明。

 

○ トリインフルエンザ  日本  大分

養鶏場の家禽で発生が見られています。ウイルス型はH5N1トリインフルエンザです。

 

○ マラリア  タイとカンボジア国境地域

タイとカンボジアの国境地域でマラリアの流行が見られています。

現在、この国境地域では紛争が起きており、サーベーランス、早期診断、治療などが進んでいないために、流行が拡がったものと想定されています。

これらの地域ではマラリアの治療薬としてアーテミシンが日常的に使われており、それらが紛争などにより正しい治療が出来なくなっていて耐性となったようです。

マラリアでは死亡者も出ることもあり、これらの地域での公衆衛生上の大きな問題となっています。

 

○ 肺炎球菌(侵襲的疾患)  カナダ  マニトバ州

ウィヌペグでは2010年に98の肺炎球菌肺炎(侵襲性肺炎)患者が発生しました。

この3年ほどは、肺炎球菌肺炎は年間55人程度でしたが、この一年、明らかに増加しています。公衆衛生当局は、ホームレス、慢性疾患患者、免疫低下患者、腎臓、心臓、肺疾患、糖尿病や65歳以上の人、長期介護療養施設に住む人などを対象に、23価肺炎球菌ワクチン接種を無料で実施することを決めました。

(注)

日本での23価肺炎球菌ワクチンの接種率は先進国の中で最も低く、国や自治体などの理解が得られずに、接種率が高くならないのが実態です。高齢者の多い日本では23価肺炎球菌ワクチン接種は、肺炎の患者の減少のためには絶対に必要で、高齢者の医療費の節減にも繋がる政策であるにも拘らず理解されていません。

 

○麻しん  ニュージーランド

オークランドの麻しんは更に増えています。現時点では12人の報告を受けており、その内9人は、ブリスベーン発のエミレーツ航空EK434の乗客で1月11日に到着した便で来た人々です。

 

○口蹄疫  韓国

韓国での口蹄疫は更に拡大を見せています。

釜山でも豚は山羊の中で発生が見られています。

感染症情報 2月2日~2月5日

2011年2月 6日 16:12

2月2日発信ニュース

 

○ デング熱  

*パラグァイ;セントロ県で17人の患者の発生。アルトパラナ県では死者2名、患者数十人。

*ペルー;アマゾネス州では死者10人。ブラジルから来たものとペルー当局は言っています。

*ブラジル;マトグロッソドスール州;デング熱患者が発生。パラ州から来たものでは。

*オーストリア;クイーンズランド州で新たに1人の患者発生。

*サモア;患者が報告されている。昨年は467人患者発生。

 

○ 口蹄疫  ブルガリア 

ブルガリアでは羊や山羊で口蹄疫が発生していたが、新たにブルガス州で3番目の集団発生が見られています。

 

○コレラ  ドミニカ

ドミニカの高級リゾートの結婚式に参加し、コレラに罹ったベネズエラ在住の人の内、111人が病院へ行き、37人がコレラと診断を受け、治療を受けています。

ベネズエラでは近年コレラの発生はなく、ドミニカへ渡航した452人の調査を開始しました。

 

3月3日発信ニュース

○麻しん  ニュージーランド

オークランド州公衆衛生局は麻しん流行警報を出しました。現時点では、患者は3歳から7歳までの若者7人で、その内4人は1月11日にプリスベーンからオークランド行きの飛行機に乗っていた家族です。4人は渡航先の地域で感染し、プリスベーン経由でオークランドに帰国したものです。

ニュージーランド公衆衛生局は、ニュージーランドでは15月齢と4歳で麻しんワクチン接種を実施しており、2回目が終わるとワクチン効果は99%と言っています。

しかし、その免疫が一生維持されるかどうか、明らかではないことは、免疫の低下した大学生などの青年層での流行が世界各地で見られていることでも明らかです。

そのような背景には、人の世界的な交流があり、ワクチン接種の十分でない地域との交流が日常的になる中で麻しん患者が入国し、流行が起きる可能性は高まっています。

麻しんの症状

咳やクシャミを通して感染拡大し、空気感染の可能性が高い感染症です。その理由は、麻しんでは口腔内の粘膜に病変が初期に現れ、その粘膜にはウイルスが感染初期から出ています。それで唾液、クシャミ、咳などで口腔内からウイルスが飛ばされて感染します。

感染力は強く、乳幼児では重症になり、ます。死に至るケースも見られます。

潜伏期は麻しん患者と接して10日と言われています。発症の一日前には感染力があるといわれています。

鼻水、目の充血、口の中の白斑などが症状です。

髄膜炎、脳炎、聴覚障害などを起こすことも少なくありませんので、注意を必要とする感染症です。

 

○口蹄疫  ブルガリア

口蹄疫の羊、山羊などのウイルス遺伝子の検査結果より、トルコ、イランで発生した口蹄疫と近いことが判明しています。

同じ州で牛での口蹄疫の疑いが見つかっています。

 

○麻しん  ロシア  クラスノダル地方

クラスノダル地方で麻しん患者9人が確認されました。

これらの地域では、子供と18歳~35歳までのワクチン接種率は95%ですが、季節労務者として地域外から入ってくる人のワクチン接種率は53%で、彼らが問題ではないかと言われています。

そのような結果から、移民のワクチン接種率を上げる策が強化される方針です。

 

○ リフトバレー熱  南アフリカ  羊

南アフリカでは羊の間でリフトバレー熱が発生していることから、家畜へのリフトバレー熱の予防接種を勧めています。国ではワクチンを安価にし、農民が容易に入手しやすいようにして感染症の流行予防に力を入れています。

西ケープ州でも、アルパカでリフトバレー熱が見つかっています。今回の流行は昨年の流行とは違った地域で発生しています。

 

2月5日発信ニュース

 

○ 黄熱  ウガンダ

ウガンダ北部での黄熱の流行は北部10県に及んでおり、死亡者は53人、患者224人となりました。すでに北部地位では昨年度からの黄熱の流行に対して、ワクチンキャンペーンを開始しました。

ウガンダでは40年間黄熱の報告は見られなかったために、この流行の発生の初期には、診断がつかずに混乱しました。

遺伝子学的な検査では、このウイルスはケニア、コンゴ、スーダンで1992年~1993年に流行を起こしたタイプと同じで、アフリカのこれらの地域では動物などの中で循環していたものと推測されます。最近では、2003年にスーダンで集団発生しています。

症状は高熱、筋肉痛、背部痛、頭痛、悪寒戦慄、腹痛、食欲不振、嘔吐、下痢などです。

岩崎からの経験と私見

2000年のグル県でのエボラ出血熱の医療に参加した経験から、北部はスーダンからの難民が多く流入しており、また国境にあるジャングルには霊長類などの生息もあり、黄熱のリザーバーとなっていたのではないかと思われます。また、媒介蚊のネッタイシマカなどの生息地となる地域もジャングルの中にはあり、何年もジャングルの中の動物の間で循環していたのではないかと思います。

この地域では、マラリアなどの蚊が媒介する感染症は日常的で、この医療に参加した私も、現地でネッタイ熱マラリアに罹患し、帰国後の治療に苦労した経験があります。

 

○ 黄熱  コートジボアール

コートジボアールの中部で黄熱が流行しています。患者は中部で64人、北部で15人、死者は35人となっています。コートジボアールは最近、ユニセフの協力を得て、ワクチンキャンペーンを実施しています。

 

○ ロスリバーウイルス、バーマフォレストウイルス感染症  オーストラリア

サウスオーストラリア州ではロスリバーウイルスとバーマーフォレストウイルスに感染した患者が増えていると報告されています。この原因は例年にない雨量に、マレー川の水位が上がり、あちこちで氾濫を起こし、水溜りが出来、媒介蚊の繁殖が増えたためと考えられています。

既に患者は350人を超えている模様です。(昨年は16人)

症状は多くは重症化はしません。関節痛、発疹、発熱、筋肉痛などです。

公衆衛生局では身の回りの水溜りの処理を助言しています。

 

○ 口蹄疫  リビア  牛

リビア国内では、2箇所で集団発生が見られています。

 

○ トリインフルエンザ  インドネシア  家禽

ジャンビ州で家禽でのトリインフルエンザの発生が報告されました。

 

○ コレラ  ハイチ→ カナダ(ケベック州)

ケベック州に在住の女性が重症な下痢症で入院、コレラと診断されました。女性にはハイチへの渡航暦があり、感染はハイチで感染したものではないかと推測されています。

 

○ 不明の脳炎  バングラディッシュ  ラングプール県

発熱と中枢神経症状を示す患者、4人を確認しています。その内、子供の3人は死亡しています。他の県でも患者発生は続いており、死亡者も増えています。しかし、病気の確定診断は未だについておらず、現地からの情報も余り明らかではないため、実態は不明のままです。

現地ではマラリア、エンテロウイルス、ニパウイルス、日本脳炎などによるものなど、現在調査が進められています。

 

○ 狂犬病  アルゼンチン   馬

アルゼンチンのコリエンテス州で吸血コウモリの吸血により感染したと思われる馬での狂犬病が報告されました。

 

○ トリインフルエンザ  日本  家禽

日本の鹿児島、愛知、宮崎で家禽でトリインフルエンザ(H1N1)の発生が見られています。

原因は野鳥(渡り鳥)がウイルスを運び込んだのではないかと考えています。

感染症情報 1月20日~2月1日

2011年2月 2日 22:04

世界の感染症情報の発信がスムーズでなく、ご迷惑をおかけしたことお詫び申し上げます。どのような形での情報発信が良いか、いろいろ試みましたが、今まで通り、時間を追って発生する感染症情報を皆様に発信するやり方で行きたいと思います。

ご意見などありましたら、是非ともお寄せください。

岩崎 恵美 emikomd@sam.hi-ho.ne.jp

 

 1月20日発信ニュース

 

○クリミア・コンゴ出血熱  インド  グジャラー州

アフマダート病院の医師、看護師、患者の3名が死亡し、その原因は、患者からクリミア・コンゴ出血熱ウイルスが確認され、クリミア・コンゴ出血熱であると確定診断されました。

本感染症の最初の原因となった患者自身は、病院の近隣地域で、本年1月の始めに不明熱で発症し、近医で治療を受けていたが、症状が悪化するために、アフマダート病院に転院し、そこで医師や看護師に感染し、患者と同時に彼らも死亡したものです。

続報;26日に2名の新たなクリミア・コンゴ出血熱患者が報告されています。患者は合計5人になりました。

 

○黄熱    ウガンダ

原因不明の重症な病気の流行として、ウガンダ北部で患者が発生していた病気は黄熱であることが判明し、ようやく黄熱ワクチンによる予防、感染拡大防止などの対応がとられ始めました。

これらの地域での予防対策としては250万回分の黄熱ワクチンが必要と言われていますが、入手できたワクチンリ量は少ない上、他の地域でもワクチンを求める人達で混乱している模様です。

 

○口蹄疫  ブルガリア

ブルガリアでは、羊や山羊などの間で口蹄疫が流行し、その流行は拡大しています。

 

○   コレラ

相変わらずハイチでのコレラの流行は続いています。そして近隣国へも患者発生は広がっています。

 ・ ハイチ; 死亡者3,759人、患者181,000人、入院101,000人

 ・ドミニカ; 患者154人(66%は農民)

 ・ナイジェリア; ニジェール州13人

 ・ ジンバブエ; 1地域で患者60人、死亡者4人

 ・モザンビーク; 雨季で3州でコレラ発生。患者126人。

 ・パプアニューギニア; マイル島で5人死亡。

 ・インド; ムンバイで12件の便検査で陽性者。

 

○アデノウイルス7型感染症  中国  陜西省

乳幼児で重篤な症状を示すアデノウイルス7型による感染症は、時に重症な肺炎を引き起こすことで有名です。そのアデノウイルス7型感染症の団発生が中国の陜西省で発生しています。

小児の上気道炎を引き起こす感染症としてはアデノウイルス以外にも、エンテロウイルス、ライノウイルス、パラインフルエンザウイルス、コクサッキーウイルスなどがあります。これらの感染症でも肺炎を起こしたり、心記念筋炎を起こすなど重症になることもあり、注意が必要です。

 

○チックングンヤ  フランス ← ベナン

ベナンを旅行していたフランス人が、旅行中に全身の疼痛、関節痛、発熱などを発症したためフランスに帰国し、フランスでチックグンヤと診断されました。フランスではチックグンヤの輸入例として注目しています。

 

 1月26日発信ニュース

 

○狂犬病  インドネシア  バリ州、ペニダ島

ペニダ島で二名が狂犬病に罹ったと報告されています。

 

○   デング熱

かつては東南アジアが流行地域だったデング熱は、中南米にまで広がっています。

 ・ ペルー;ペルーのアマゾンで患者発生から、1ヶ月半が経過しています。

 ・ホンジュラス; 今年に入り既に78人の患者が報告されています。

  デング出血熱疑いは8人。昨年の患者数は66646人、出血熱患者

  は3099人、死亡者は83人

 ・ボリビア; ベニ県で患者336人、疑い患者1400人

 ・パラグァイ; アルゼンチンとブラジルとの国境地域で始めての死者

 ・ブラジル; パラナ州では患者925人

 ・フィリピン; 患者19人、ショックで1名死亡

 

○麻しん  ナイジェリア  バウチ州

バウチ州では麻しん患者が2000人に達しました。政府は、WHOやユニセフの協力を得て、ワクチンキャンペーンの実施を計画しています。

   

○口蹄疫  韓国

口蹄疫に罹患した豚、200万頭、牛13万頭を殺処分しました。畜産業界は、このような被害の大きさから、現在、動物に対するワクチン接種が検討されています。

 

○ハンタ肺症候群 アメリカ  ニューメキシコ州

51歳の女性がハンタ肺症候群に罹患したとの報告がされています。この症例は同州では今年に入り、2例目の症例となります。

げっ歯類の巣や糞の中にハンタウイルスが存在することから、それらの対応には気をつけるように、注意情報を出しています。

この地域では、シカシロアシマウスがハンタウイルスの媒介動物で、特にシンノンブレウイルスでは、シカシロアシマウスが第一宿主になります。

 

 

1月28日発信ニュース

 

○麻しん  リベリア

リベリアでは、麻しんの流行が青年層の間で見られています。

このような傾向は世界各地で見られています。オーストラリアでも同様に青年層で麻しんが流行しています。

このような青年層での麻しん流行は麻しんワクチンの接種率が高くないことや、不十分なワクチン接種によるものと考えられています。

数年前に日本でも大学生の間で麻しんが流行したことがありました。

このように不完全なワクチン接種がもたらす麻しんの流行は、世界中で問題になっているようです。

 

○   インフルエンザ

 ・北米; 流行は未だにピークには達していないが、流行はインフルエ

  ンザAH3N2とインフルエンザB型です。

 ・イギリス; 流行はインフルエンザAH1N1 2009で、患者は減少傾

  向にあります。

 ・南アジア; インフルエンザH1N1 2009が優位で流行しています。 

 ・韓国、中国北部; 流行はピークに達し、インフルエンザAH1N1 2

  009がほとんどとなっています。

 ・日本; 始まりはインフルエンザAH3N2が多数でしたが、その後、H

  1N12009 に変っています。

 

トリインフルエンザ  エジプト  

エジプトで7歳の児童がトリインフルエンザに罹ったことが報告されています。患者は、現在は治療で、症状は安定しています。

エジプトでのトリインフルエンザは今までに122人の患者が発生しています。

※注

トリインフルエンザの人への感染が見られるのは、エジプト、ベトナム、中国、インドネシアでこれらの地域では家禽にワクチン接種をしているために、鳥の症状が判りにくく、そのため人での感染が起こっていると」言われています。

 

1月31日発信ニュース

 

急性弛緩性麻痺  ハイチ

コレラに感染した後に、弛緩性麻痺が発生した症例、7人が報告されています。

現時点では、この弛緩性麻痺とコレラの関係は明らかではありません。また、ギランバレー症候群などの可能性もあるのではないかという人もいます。

ただ、コレラ流行の発生地域がハイチであり、集まる情報も確実性に乏しいために、正確な判断はついていません。

 

○トリインフルエンザ  中国 香港

シキチョウ、ハシブトガラスがH5トリインフルエンザに罹患して、大量死していることが報告されています。 

 

○リフトバレー熱  南アフリカ 

南アフリカでは、羊の間にリフトバレー熱が発生しています。昨年も南アフリカで、リフトバレー熱は大きな集団発生を起こしていましたが、この症例は今年初の症例です。

昨年は、人で26人が、動物で8,500匹がリフトバレー熱で死んでいます。

 

○トリインフルエンザ  日本  宮崎県

宮崎の養鶏場で、H5N1トリインフルエンザに感染していた家禽が見つかり、41万羽を殺処分しています。

※注

日本の周辺の国である韓国、中国でも、多くの地域で、H5N1トリインフルエンザの流行は発生しています。

 

○麻しん  オーストラリア  クイーンズランド州

21歳男性の麻しん患者が見つかりました。患者は感染していながら、自覚せずにショッピングセンターなどを訪れており、感染症対策当局は市民への二次感染を警戒しています。

患者は1966年以降に生まれており、2回目のMMRを受けていなかったことが判っています。

 

○黄熱  コートジボアール

コートジボアールの北部、中部で黄熱患者が見られています。同地域には64人の疑い患者が見られており、その内、25人がウイルス検査陽性と確認されています。

そのような状態の中、コートジボアール政府は黄熱ワクチンキャンペーンを始めました。

 

○野兎病  アメリカ  テキサス州

テキサス州の野生の豚が、野兎病の細菌を保有していることが判明しました。

地域農民や牧場主に、野生動物に注意して接するように注意を出しています。

 

○コレラ  アメリカ

マサチューセッツ州の男性がドミニカへ旅行し、現地でコレラに罹患したことが分かりました。

患者はドミニカ共和国の高級リゾートでの結婚式で出されたロブスターで感染したのではないかと言われています。ドミニカ共和国での結婚式で発生したコレラ患者は37人と考えられています。

実は、ロブスターは大地震後にコレラの大流行が起こっているハイチに接したドミニカの町で入手したものです。実際、ベネズエラ、ドミニカでもコレラは流行しており、ベネズエラには21人のコレラ患者がいると報告されています。

実際、ベネズエラは上水道などの整備は比較的良好なので、ベネズエラとの人の交流の多いドミニカからの感染流入でないかとベネズエラ保健局は考えているようです。

 

○メリオイドーシス(類鼻疽)  オーストラリア  クイーンズランド州

メリオイドーシス(類鼻疽)の集団発生が見られています。原因は、洪水に見舞われたクイーンズランドで水の中で作業をするなどにより、汚染された水の中で感染したものと考えられています。

この感染症を引き起こす病原体は、細菌・バルクホリデリア・シュードマレイで、土壌の中に生息する細菌で、洪水により汚水の中を現れ、人に感染したものと思われます。

※注

ベトナム戦争などで泥などの中で戦ったアメリカ軍兵士などが、このメリオイドーシスに罹り、潜伏期が長いことや、珍しい感染症であり診断が難しいなど、大きな問題になったこともあります。

津波や洪水などの災害の後に発生する感染症として、注意が必要な感染症の一つです。

 

2月1日発信ニュース

 

○コレラ  アメリカ  マサチューセッツ州

ドミニカでの結婚式に参列したマサチューセッツ州の住人で、2人目のコレラ患者が確認されました。

ドミニカ共和国の最高級のリゾートでの結婚式に参列した人の間でコレラ患者が発生したもので、原因はロブスター(ハイチに近い領海で採れたロブスターの模様)と見られています。

 

○皮膚リーシュマニア  イスラエル  ウリムキブツ

エシュコル領域とガザ周辺の住民がサシチョウバエに刺され、リーシュマニアに感染したと報告されています。患者は27人に及んでいます。

サシチョウバエに刺された部位は、強い痛みを伴い腫れます。その後、数週間を経てから、その部位がビラン、時には潰瘍となり、その傷が治癒するのに数週間かかります。

しかし治癒した後の瘢痕が、醜いケロイドなどになることから、昔から恐れられている病気の一つです。

時には、瘢痕となって刺された後が治癒した後、数年経って口、鼻、口腔、などの粘膜や軟骨の壊死を起こすこともあります。

近年同地域ではサシチョウバエに刺される住民・・・特に子供が増えています。

刺された後が、醜いビラン、瘢痕となることから、地元では「ジェリコの薔薇」と昔から呼ばれていました。

重症例では、サシチョウバエに刺されて何年も経ってから鼻、口、口蓋などの粘膜の壊死が重症化し、生命に関わるように事態にも及ぶこともあります。

世界の感染症(12)

2011年1月 6日 21:34

12月21日発信

 

○狂犬病  イスラエル

ギルボア地域のキブツで雌牛が狂犬病に感染して死亡しました。雌牛の感染源は狂犬病に罹っていた犬ではないかと推定されています。

 

○トリインフルエンザ  韓国

12月17日に低病原性鳥インフルエンザウイルス(H7N2)の発生が見られています。

この流行は韓国の4地域に及び、養鶏業者が対応に追われています。

高病原性トリインフルエンザではないとは言え、トリインフルエンザに感染した家禽は処分することになっています。

 

○   デング熱

ホンジュラス

この1年で報告された状況は以下の通り。

デング熱患者:66,646人

デング出血熱患者:3,099人

死亡者:81人 

オーストラリア

今年、デング熱患者430人の報告をしています。患者は昨年の3倍で、多くはインドネシアやバリなどへの旅行で感染しているようです。

サウジアラビア

ジェッダ州で患者発生が報告されています。 

メキシコ  

ソノラ州では3,157人のデング熱患者が報告されています。

ブラジル

マトグロッソスール州

患者数 81,863人、死亡者47人

リオデジャネイロ州

患者27,885人 死亡者39人

 

○   マラリア  

スリランカ

国内でのマラリア患者580人が報告されています。しかし、発生しているマラリアの種類などについては不明です。

インド ムンバイ

ムンバイでは研修医10名が熱帯熱マラリアに罹患したと発表しています。

その原因は、大学病院周辺の新たな病院施設建設予定地域の資材置き場の不衛生な状況がマラリア媒介蚊の繁殖を助長し、その地域で繁殖した蚊に刺され感染したものと考えられています。

また研修医は、資材置き場の汚染状況から他の感染症が発生する可能性もあると、工事現場や資材置き場の衛生状態の改善を所有者に要望しています。

 

○トリインフルエンザ  日本 富山

富山県高岡市の動物園でコブハクチョウ10羽、鴨4羽、コハクチョウ2羽でトリインフルエンザH5N1の感染が見られました。

感染獣の処分、敷地、家屋内の消毒などを実施しました。

 

(注)日本では鹿児島の出水市でナベヅルでトリインフルエンザH5N1の感染が見られるなど、渡り鳥によるトリインフルエンザのウイルスの拡散が見られており、今後の経過追跡調査は大切になります。

 

12月24日発信

○ペスト  タンザニア  マニャラ州

タンザニアのマニャラ州では7名のペスト患者の集団発生の報告が上がっています。

ペストはげっ歯類によって媒介される疾患で、雨季にはげっ歯類の活動が活発になることから、雨季の到来はペスト流行を助長することになります。

昨年はタンザニアではペストで2名が死亡しています。

 

○狂犬病  グルジア

グルジアの首都トビリシで狂犬病患者が報告されました。患者はアゼルバイジャンを訪問し、そこで犬に咬まれて感染したものと考えられます。

また、他にも首都トビリシで犬に咬まれて狂犬病に感染して死亡したと報告されています。グルジア、アゼルバイジャンなどでは狂犬病に感染した犬やその他の動物がいることが想定されます。

 

○チックングンヤ  インド  オリッサ州

インドの同地域では不明熱や不明疾患の集団発生が見られたため、住民の血液を採取して検査を実施しました。その結果、患者にはチックングンヤウイルスが見られ、同地域に広がっていることが証明されました。

これらの地域では雨水などを家周辺の用水槽の中に溜め、それを日常用水として使っています。その水槽がネッタイシマカの繁殖場所になり、チックグンヤが流行したものと思われます。

蚊の繁殖によって発生する可能性のある感染症には他に、デング熱、マラリアがあります。

また、これらの汚染された水を飲料として起きる消化器系の感染症もあり、そういった感染症が、これらの地域で流行している可能性が高いと思われます。

豆知識

感染症情報などを見る限りでは、かつては流行が東南アジア地域に限局していたデング熱、チックングンヤなどが、その流行域をどんどん拡げている様子が明らかです。

南アジアのインドは完全に流行地になっており、中南米もそうなりつつあります。また、地中海地域での患者発生の報告もされており、感染拡大が著しくなっています。

その原因には都市化や貧困層による環境の汚染などが媒介蚊の繁殖場所を作っていることが大きな原因と思われます。

 

12月28日発信

 

○結核 イギリス ロンドン

イギリスでは結核が復活しているとの報告が上がっています。この15年間に感染率が徐々に増加していることでも証明されています。その原因はイギリスでのHIV患者の増加や、結核菌の薬剤耐性菌が増えていることにあると考えられています。

また経済状態も世界的に悪く、それらが人々の生活環境や栄養状態の悪化に結びつき、結核増加の一因となっていると考えられています。

結核患者は特にロンドンの貧困地域で増えており、ホームレス避難所や刑務所での患者増加が警戒されています。

 

○トリインフルエンザ   エジプト

115人目のトリインフルエンザH5N1患者が報告されています。

患者は11歳の女性で、症状は重症です。

 

○ハンタウイルス   チリ

チリで59歳男性のハンタウイルス感染症患者が報告されています。この地域では、この1年で3人目の患者になり、チリ全体では50人以上のハンタ肺症候群患者の発生が見られ、17人の死亡者が報告されています。

仏領ギアナでもハンタ肺症候群での死亡者を報告しています。

 

○狂犬病  中国  広東省

10年11月に広東省全体で33人が狂犬病で死亡したと健康当局が発表しています。

広東省では犬や猫の咬傷があった場合には、すぐに医療機関を受診するように指導しています。

 

○サルモネラ感染症  アメリカ イリノイ州

イリノイ州でサルモネラ集団発生が報告されています。食品メーカーがサンドウィッチに使ったアルファルファ発芽野菜が原因と考えられていますが、メーカー側は関連を否定しています。

 

○コレラ   ハイチ&ドミニカ

ハイチでのコレラ患者は増え続け、12万1518人に達し、死亡者は2,591人となっています。

また、ドミニカでの流行も患者は82人になっています。その内、輸入症例は4人で、69人は現地土着の症例です。

 

○手足口病    フィジー

フィジーで子供達の間で流行していた不明の感染症は手足口病と判明しました。

 

○髄膜炎菌性髄膜炎  アメリカ コロラド州

コロラド大学の学生が髄膜炎菌性髄膜炎と診断されました。

この地域では8ヶ月間で8人の髄膜炎菌性髄膜炎患者が報告されていますが、全てのC群髄膜炎菌が原因で、同じ型の遺伝子であることが明らかにされています。

患者8人のうち4人は死亡しています。

症状は高熱、頭痛、重篤な体の疼痛、嘔吐、見当識障害、特徴的な発疹などを示します。この細菌による感染症では、一般的には髄膜炎や敗血症を起こします。

 

○食中毒  アメリカ  イリノイ州

黄色ブドウ球菌に汚染されたデザートを食べた人に患者発生が見られたと発表しました。

本感染症の潜伏期は4~6時間で、症状は吐き気、嘔吐、胃痛などで、ほとんどが一日以内に回復しています。

このサルモネラ・エンテリカと同じ血清型のサルモネラ症患者の発生は全米各地で見られているようです。

これらはいずれもイリノイで発生した、サルモネラに汚染されたアルファルファ入りのサンドウィッチで発生したサルモネラ症感染症と関係しているようです。

 

○不明熱   ウガンダ

ウガンダ全域で見られていた原因不明の疾患は黄熱であることが判明しました。

黄熱は発熱、筋肉痛、背痛、悪寒戦慄、黄疸、嘔吐、時には出血性症状を伴うこともあります。

本疾患は蚊が媒介する感染症で、その流行拡大を監視するために、発生地での黄熱ワクチンの集団接種や家の周辺の水溜りなどの除去に動き始めました。

また、これらの地域では同じく蚊が媒介するウェストナイル熱や致死率の高いエボラ出血熱、髄膜炎菌性髄膜炎、コレラ、ペストなどの発生も時々見られています。

 

○トリインフルエンザ  香港  家禽

香港の養鶏場で家禽がH5N1インフルエンザウイルスによる感染症に感染していることが分かりました。

 

○ポリオ   コンゴ民主共和国

キクウィートでポリオ様患者が見られたとの報告が寄せられています。

患者数は明らかではありませんが、地元で医療を行っている欧米の医師から寄せられたもので、60名の患者と20人の死亡者を報告しています。

これらの地域ではポリオの野生株による患者発生が未だに時々見られています。

 

○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌  マン島

スーパー病原体MRSA新株がマン島で発見されたと報告されています。

細菌の遺伝子ではアメリカで見られた株で海外旅行を通じて持ち込まれ、地域で拡がったものではないかと考えられています。実際の経路などは全くわかっていません。

世界の感染症(10)

2010年12月 2日 21:15

2010.11.30

 

*ハンタ肺症候群    チリ

23歳女性のハンタ肺症候群疑い患者の死亡が報告されています。

同じ地域の男性(51歳)もハンタ肺症候群を疑われていますが、治療で快報にむかっている模様です。

その他の地域でもハンタ肺症候群と思われる症例が報告されています。

 

豆知識

ハンタ肺症候群は重篤な感染症で死亡率の高い感染症です。

ハンタウイルスを保有するネズミの尿や糞に触れたり、それらが乾燥してウイルスが空中に舞い、それを吸引して罹ります。

中南米、北アメリカの南部、南アメリカなどでは時々発生が見られています。

ウイルスを保有したネズミが入り込んだサイロなどに人が入った場合にウイルスに触れたり、吸い込んだりして罹ることもそれらの地域では見られています。

 

 

*熱帯熱マラリア   インド

ゴア州で22名の熱帯熱マラリア患者が報告されています。

それらの患者は新しく建てられた保健センターの工事現場付近で発生しており、工事現場の水溜りがマラリアを媒介する蚊の生息地になったと思われています。

 

*コレラ  

①ハイチ

ハイチで流行しているコレラの状況は悪化する一方で、11月22日の発表では、入院患者は23,377人、死亡者は1,344人となり、その数は現在も増えています。

②ドミニカ共和国

10名の新しいコレラ疑い例が報告されています。しかし、それらの中にはコレラではない例も含まれていると思われます。

WHOはドミニカ共和国での患者発生は増加すると予測していますが、その感染拡大はハイチほどにはならないと考えていると述べています。

 

*デング熱

流行が見られている地域

①ベネズエラ 患者106,725人(昨年は44,933人)、出血熱は9,339人が報告されています。

②その他の国 フィリピン、インド、パキスタン、ペルー、ブラジル

 

*狂犬病  アルゼンチン

雌牛が狂犬病で死亡したことが報告されています。これは狂犬病ウイルスを保有したコウモリに吸血されたものと思われます。

フィリピンでの狂犬病の感染率は近年低下していますが、10万人あたりの罹患率は近隣国と比べると明らかに高くなっています。

 

*麻しん    スペイン

グラナダ県では麻しん感染者46人を記録しました。この流行での大きな問題点は、患者の3分の1が15ヶ月齢未満の子供であることです。

現時点でのスペインの麻しんワクチン接種は15ヶ月齢からのため、それ以下の患者に免疫がなく麻しんに罹患してしまうことから、流行を阻止するために、6ヶ月齢~12ヶ月齢には子供の全員が1回目のワクチン接種を始める必要があると指導し始めました。

さらに15ヶ月齢と3歳でのワクチンの追加接種が必要であることも指導しています。

世界の感染症(9)

2010年11月22日 23:17

2010年11月20日発信

 

*不明死    ウガンダ

アガゴ県、アビム県で、死亡率の高い原因不明の感染症の発生が見られました。この地域では時々、エボラ出血熱、マールブルグ出血熱、ラッサ熱などが発生しています。

これらの県は隣り合わせで、感染が県境を越えて拡がった可能性が考えられています。

症状は高熱、吐血、血便、出血などの出血性の症状で、重症な場合には3~5日で死亡しています。

現地研究所での検体検査の結果では、エボラ出血熱、マールブルグ、ラッサ熱は否定されています。確かな病原体については、アメリカのCDCなどに検体を送って検査中です。

2008年にアフリカでルヨウイルス(アレナウィルス科のウイルス。ラッサ熱などがこの種類に属するウイルスで発生しています。)による、重篤な感染症が発生しており、それの可能性があるのではないかと考えられています。

 

*コレラ     ハイチ、ドミニカ

ハイチの北西部で未だに流行は続いており、死者1,100人、入院は1万8,383人以上にまで達しました。この流行は南部にまで拡大しており、さらに近隣国にも広がりを見せています。

特にドミニカ共和国では、コレラに罹患したハイチ人がドミニカに入国し、ドミニカ国内でコレラと診断され治療を受けました。患者は快方に向っていますが、このような状況から、ドミニカは警戒を強めています。

また、アメリカのフロリダ州では、ハイチへの旅行から帰国した女性がコレラと診断されており、同じく警戒を強めています。

 

*トリインフルエンザ     香港

香港では女性一人がH5N1トリインフルエンザに感染していることを発表しています。女性は中国本土で感染したものと考えられています。

患者は女性は59歳で、家族などへの感染は見られていいません。

彼女は中国本土の家禽市場へ行き、鶏肉を食べたと申告しています。

患者は肺炎を起こし、集中治療室で治療を受けています。

現在ウイルスの遺伝子の検索が進められており、以前、中国で流行したものと同じ株のウイルスかどうかを調査しています。

 

トリインフルエンザ関連情報

エジプト、インドネシアでは家禽のインフルエンザウイルスを監視していますが、家禽での感染が見られています。

日本でも稚内市大沼湖で採取した鳥の糞からH5N1インフルエンザウイルスが見つかったと報告されました。大沼地域では、野鳥などの死亡も見られておらず、大沼近郊の農場でも異常は見つかっていません。

 

*ウエストナイルウイルス     スペイン

アンダルシア地方でウエストナイル熱に罹った馬が10頭死亡しています。この地域でウエストナイルウイルスの陽性を示した馬が、この2ヶ月の間に41頭見つかっています。

 

*狂犬病  人      フィリピン

2010年1月1日から10月23日までに、狂犬病の疑いのあった人が264人報告されています。その内、206人が死亡しています。2008年の報告は5,658人でした。

豆知識

狂犬病は狂犬病ウイルスを持っている犬などの動物と接し、それに噛まれたり、あるいは犬の唾液に傷が触れたりして感染します。

狂犬病に罹った場合には、最初は風邪のような軽い症状で始まり、次第に幻覚、精神錯乱、狂水症、顔や頸の筋肉硬直、痙攣、麻痺、昏睡、心不全、呼吸不全を示し99%が死亡します。

狂犬病を持っている動物の多くは犬ですが、コウモリ、猫、キツネなどの動物がウイルスを保有していることがあります。

トリなどは狂犬病には感染しません。ウイルスを保有していても、ネズミや馬、コウモリなどでは発症しない場合が多く見られます。

世界の感染症(8)

2010年11月 3日 19:28

2010.10.27~

* 麻疹  フランス

フランスでは2008年から麻疹の流行が続いており、患者は5000人以上、死亡者は4人に及んでいると言われています。

特に麻疹の流行は、2010年から患者発生が増え、2010年以降だけでも3,000人以上に及ぶと言われています。

患者の多くは1歳未満の乳児と、他、青年層での患者発生が増えていることが報告されています。このような背景には、不十分なワクチン接種(規定の回数、時期など十分ではない人など)があるものと考えられています。

豆知識

日本でも2007年に大学生の間で、麻疹の流行がありました。それは、日本の麻疹の予防接種の回数では、青年期まで十分免疫が持続しないことや、一部に不十分な接種者(回数などが少ないなど・・・)がいたことなどが原因と考えられ、その対策として国は中学生や高校生に対し、無料での麻疹+風疹のワクチン接種を推奨し、流行の発生を防止することに努めました。

 

E型肝炎

E型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎です。これまでも、時々海外旅行での渡航先でE型肝炎ウイルスに汚染された食品を食べて感染した症例の報告がありました。しかし、多くは自然治癒し、重篤な症状を示さないために、気がつかないことが多く、実際にはもっと多くの患者が存在するのではないかと言われています。

特に、この所の人畜共通感染症の世界的な感染拡大からも、豚などが保有動物として挙げられており、それらからの感染や、近年は輸血によっての感染例も報告されるなど、注意を必要とする感染症と言われています。

 

*ポリオ  ウガンダ

WHOは2008年にウガンダをポリオ清浄国として取り扱うことを宣言しました。しかし、わずか1年でポリオ患者の発生がウガンダで確認されてしまいました。

ポリオウイルスは3つの型に分類されます。

一型ポリオは軽症で不顕性感染が多く、発症しても多くは軽いインフルエンザ様症状を呈する程度で、神経症状を示すのはわずか1~5%と言われています。

二型ポリオは無菌性髄膜炎を起こしますが、神経症状は起こさず、非麻痺ポリオとも呼ばれています。

三型ポリオは、麻痺ポリオとも言われ、感染すると衰弱や麻痺が、感染者の1~2%に発生します。麻痺性ポリオと言われるように、麻痺を残し、時には死に至る場合もあります。

重症例では手足の筋肉や呼吸筋が侵され、呼吸障害や手や足の麻痺を起こします。

それを防ぐためにもポリオのワクチンは重要になります。

ウガンダで流行しているポリオのウイルス株は隣国のケニアで発生していたポリオと同じ型で、ポリオがケニアから周辺国へ拡がっていることが明らかになっています。

 

*ハンタウイルス  アルゼンチン

43歳の漁師がハンタウイルスに感染して死亡したことが報告されています。

その疫学などは現在調査中です。

ハンタウイルスによる感染症でも肺症候群を示す感染症は重篤で、進行も急激で、致死率も高い感染症として警戒されています。

このウイルスを媒介するのはげっ歯類動物(ネズミなど)で、これらの糞や尿に排泄され、それに汚染されたものに接することによって人が罹ります。

港などの倉庫などにハンタウイルスを持ったネズミなどがいる場合には、倉庫などに入る人にも感染する可能性は高まります。

 

*デング熱  インド

インドで、原因不明熱で363人が死亡したと報告されていた患者は、調査の結果、デング熱によるものであることが明らかになりました。

特に、インドのスラム街などでは衛生状態が悪く、人々の生活用水などが溜まった所で蚊の繁殖が進み、デング熱の流行となったものと考えられます。

 

*狂犬病  アメリカ

狂犬病ウイルスを保有しているコウモリが子供に噛み付いたことから、子供が狂犬病ワクチンの予防投与を受けました。

一般に、コウモリの狂犬病ウイルスの保有率は1%以下と言われていますが、地域によってはコウモリのウイルス保有率は高い地域もあるのではないかと言われています。

豆知識

もともと狂犬病ウイルスはコウモリが持つウイルスで、ウイルスを持ったコウモリに吸血された動物が狂犬病ウイルスに感染し、犬や他の動物での狂犬病が発生したものです。

 

*腎症候性出血熱   ロシア

10月18日~24日までに、ロシア・スタールスタン共和国で腎症候性出血熱(HFRS)患者17人の発生が報告されました。

腎症候性出血熱は他のハンタ症候群同様、げっ歯類の動物(ネズミなど)がウイルスを媒介します。ウイルスを保有したネズミなどの糞や尿などに触れて、あるいはそれらのネズミなどに噛まれて感染します。

 

*コレラ  ハイチ

ハイチでコレラが流行し、コレラ患者4,722人、死亡者303人が報告されています。

原因菌としては、コレラ01型小川株は検出されています。

この流行のきっかけは、国連が派遣した平和維持軍のネパール軍が持ち込んだものではないかと言われています。

この流行の患者発生はまだピークには達していない模様で、今後も増え続けると思われます。

実際にはコレラ菌の遺伝子を検索して、それがネパール特有のものとは言えないことが判明しています。遺伝子分析では、中南米、アジア、アフリカで通常確認できる株で、ハイチの流行株は、ハイチに従来からあったものなのか、他の地域から来たものかは判別できません。

 

*食品由来感染症 キャンピロバクター・クリプトスポリディウム  アメリカ

ミネソタ州のハルトマン酪農場で生産された牛乳を飲んだ人から、発熱、下痢、腹痛、嘔吐などの報告7例がありました。調査の結果、3人は細菌キャンピロバクター・ジェジュニが原因、4人は原虫クリプトスポリジウムが原因と言うことが判りました。

患者のいずれも、生の殺菌してない牛乳を飲んだ結果、感染したことが明らかになっています。

豆知識

日本では生の牛乳を飲むことはありませんが、欧米ではまだまだ生の牛乳が市民の間では飲まれています。そのため、このようなことが時々発生しています。

「搾りたての牛乳」はとても新鮮な感じがしますが、いろんな細菌がミルクの中に生きている可能性があるのでお勧めしません。殺菌消毒したミルクを飲みましょう。

 

*エボラ出血熱  ウガンダ

ウガンダのブンディブギョ県でエボラ出血熱の流行が確認されています。

詳細のデーターなどは明らかではありませんが、この流行での致死率は、従来のエボラ出血熱ウイルのスザイール株やスーダン株と比べると低く、40%程度ではないかと言われています。

いずれにしても、エボラ出血熱は致死率の高い感染症で深刻な状況であることは違いありません。

エボラ出血熱は便、嘔吐物、血液を通して感染拡大します。

世界の感染症(7)

2010年10月19日 23:13

2010年10月19日

・トリインフルエンザ

アフリカ;エジプト

H5トリインフルエンザが13地域で発生しています。(家禽のワクチン接種を実施しています。)

アジア;インドネシア

インドネシアでのトリインフルエンザ発生は相変わらず続いています。特にスマトラ島、ジャワ島で感染した家禽の発生している地域が多く、カリマンタン島、スラウェシ島が続いています。

※インドネシアでもワクチン接種は実施されているものと推測され、住民の感染症に対する知識が十分でないために、感染症対策が実施できないものと思われます。

 

 ・チックグンヤ;中国

中国広東省でチックグンヤの患者が新たに報告されています。これまでの総患者数は204人となりました。

チッククングンヤは蚊が媒介するウイルス性感染症で重症例は多くはありません。

 

・狂犬病;インドネシア バリ島

バリ島での狂犬病患者は増え続け、現在までに罹患し死亡した人は130人以上に及ぶと考えられています。しかし、正式な調査報告がないために、正確な数字は不明です。

この流行は20008年の中頃にウンガサン半島で1匹の感染犬によって引き起こされたものと考えられています。

2年前にワクチンキャンペーンを実施し、一時狂犬病患者のコントロールが出来たかに見えましたが、キャンペーンを中途で中止したために、狂犬病の制圧に失敗したと言われています。

 

・デング熱;

フィリピン;患者は98,900人以上に及び、昨年の二倍となっています。

ベトナム;患者は約8万人。昨年よりは減少していますが、死亡者は59人と昨年より増えています。

オーアウトラリア;ケインズで患者13人

ドイツ;クロアチアからの帰国者で患者報告

プエルトリコ;患者12,000人、死亡者26人

ホンジュラス;国内での流行は相変わらず続いており、患者は増えています。

ブラジル;患者数は約4,300人に及ぶと報告されていいます。

 その他、マレーシア、インド、パキスタン、ベネズエラでは患者の報告が続いています。

 

・マラリア;

インド  ハリヤーナー州

600人以上の患者が報告されています。

豪雨、洪水の後にできた水溜りが蚊の繁殖場となり、マラリア原虫を保有する蚊が異常発生して流行が発生したものと思われます。

マラリアの他、同じく蚊が媒介する感染症、デング熱、日本脳炎などの流行も見られており、また新型インフルエンザ流行の報告もあります。

パキスタン;

パキスタンで発生した洪水の後、蚊の異常発生があり、マラリア患者が3万人近くいるとも言われています。

8月には三日熱マラリアの流行、10月過ぎには熱帯熱マラリアの流行が見られています。

特に熱帯熱マラリアでは死亡者も多く出る可能性が高いことから、WHOなども対策に乗り出しています。WHOでは迅速診断のためのキットや、治療薬を提供をしています。

豆知識

マラリアには4種類のマラリアがあります。

最も重症になり、命に関わるのは「熱帯熱マラリア」。この熱帯熱マラリアは早期診断による早めの治療で治癒します。それが遅れると死に至るケースもあります。アジアなどで多い三日熱マラリアは、命に関わるようなことは少なく、自然治癒します。しかし、肝臓の中に原虫が残り、再発する可能性はありますので、いずれにしてもしっかりと治療して治すことが必要です。

著者の経験から・・・

実は私も熱帯熱マラリアに罹り、熱帯熱マラリアの強い症状、発熱(40度)、頭痛、関節痛、筋肉痛などを経験しています。

マラリアの流行地に行く時には、旅行前から予防薬を服用し、感染しないようにしっかり予防することが重要と考えています。

世界の感染症(6)

2010年10月11日 11:23

*クリミア・コンゴ出血熱   パキスタン

パキスタン・パンジャブーでは病院の医師や職員が病院内でクリミア・コンゴ出血熱に感染したことが報告されています。

その後、同地域では、クリミア・コンゴ出血熱疑い患者がさらに15人発生しています。

クリミア・コンゴ出血熱は重篤な一類感染症で、致死率も高く、警戒を要する感染症です。パキスタンなどのように牧畜の盛んな地域では、羊や牛などの動物がクリミア・コンゴ出血熱ウイルスを持ったダニに刺されて感染し、その体内でウイルスが増え、それらの血を吸ったダニに人が刺されることで感染します。早期に治療が開始できれば、治療薬のリバビリンは有効です。

クリミア・コンゴ出血熱は人畜共通感染症で、アジア、中東、ロシアなどの牧畜が盛んな地域で時々流行が見られています。

 

*狂犬病    メキシコ・ヌボレオン州

ガルシア町では30年ぶりに狂犬病に感染した動物の発生が見られました。

狂犬病に罹っていた猫に咬まれた女性が感染したもので、ガルシア町周辺の山に住むコウモリの持つ狂犬病ウイルスが猫に感染したものと考えられます。

同地域では徹底的な狂犬病ワクチンのキャンペーンを実施し、ペット類へのワクチン接種を実施しました。

 

*ポリオ     コンゴ民主共和国

野生株のポリオウイルスに罹った患者7人が報告されました。全て15歳未満の子供でした。

WHO(世界保健機構)ではポリオ根絶行動計画を展開していますが、このように時々、野生ポリオの発生が見られているのが現実です。

2009年から今日までの世界でのポリオ発生数は、WHOの根絶キャンペーンによって1,087人となっています。

 

*エヒノコックス症   ボリビア

人畜共通感染症であるエヒノコックスは、犬の糞などに排泄され、それが山羊や羊の餌を汚染してそれらの体内に入り、その内臓にエヒノコックスの包嚢として寄生します。

そして、その動物を食べた人が、エヒノコックスに感染します。

人の中に入ったエヒノコックスは、肺や肝臓に寄生して症状を示します。

現在では超音波を使った検査が人の診断には有効でした。

肝臓包虫はボリビアでは比較的一般的な疾患で、進行の遅い腫瘍のような症状を示します。また、包虫の感染する場所や大きさによって症状は異なります。

 

*ラッサ熱      シェラレオーネ

45歳の女性と息子6歳がラッサ熱に罹患し死亡しています。

その他に7人の患者が報告されており、その内3人は重症であると報告されています。

ラッサ熱はウイルスを持ったネズミの糞や尿、血液に汚染されたものに接したり、食べたりして感染する感染症で、1969年にナイジェリアで最初の報告がされています。ラッサ熱はラッサ熱ウイルスが原因となる人畜共通感染症で、一類感染症に分類されています。

症状としては、発熱、嘔吐、腹痛などの多様な症状を示しますが、死に至る場合も多く見られます。ラッサ熱はナイジェリア、リベリア、シェラレオーネの一部では風土病のように時々流行が発生しており、セネガルでも散発的に発生が見られています。

 

*メッカ巡礼者の健康被害      サウジアラビア

メッカ巡礼は数百万のイスラム教徒が移動することから、それによって人とともに動く感染症もさまざまな流行を起こしてきました。

巡礼によって発生する被害を少なくするために、予防や患者発生時の医療施設の充実、公衆衛生学的な流行の拡大阻止などの政策を検討しています。

特に、注意を必要とする感染症としては、インフルエンザ、インフルエンザ様症状、髄膜炎菌性疾患、食中毒、ウイルス性出血熱、黄熱、コレラ、ポリオ、ペストなどが挙げられており、髄膜炎菌性髄膜炎は以前に大きな流行を起こしたこともあります。

 

*ヒト顆粒球アナプラズマ症     中国

本疾患はダニ媒介性疾患で、2007年から感染者が報告されていますが、中国の河南省、山東省など12省に広がっています。

患者の正確な数は不明ですが、現時点で把握されている死亡者は31人に及んでいます。

現在では、マダニからブニヤウイルスが分離されているとの報告もあり、感染症の実態は不明な点が未だ多いのが現状です。

世界の感染症(5)

2010年10月10日 22:30

*日本脳炎    インド

インドのウッタルプラテーシュ州では蚊が媒介する日本脳炎が流行し、死亡者数は346人と報告されています。

患者のほとんどが小児で、死亡しないまでも後遺症を残す患者も多いと推測されます。

インドで日本脳炎が流行するようになったのは2005年で、2006年には日本脳炎ワクチンキャンペーンが実施され一時的に患者は減りましたが、その後続かず、2010年の大流行へと繋がったと見られています。

インドで作られた日本脳炎ワクチンの品質が問題で、それも混乱の原因となったようです。

  インド滞在の経験から・・・(著者の私見)

  インドはマンゴーの実がなる時期を終えると雨季に入り、その時期にできる水溜りが

  蚊の繁殖場となります。

  また、雨季のシーズンになると気温が下がり、感染症に罹る人が増えます。

  日本脳炎患者は以前は決して多くはなかったのですが、この所、東南アジア

  からと思われる日本脳炎、デング熱、チックグンヤなどがこの時期には流行

  するようになりました。

  上下水道の完備してないインドのスラムでは生活排水なども混ざって衛生的

  とは言えません。その上、ウッタルプラデーシュ州は、タジマハールのあるアグラに近く

  人口密度も高い地域です。人口の多い都市部では生活排水が水溜りを作りやすく、

  それらが蚊の異常繁殖の原因となり、蚊が媒介する感染症の流行に繋がります。

 

 *チックングンヤ、デング熱         インド

デリーでは蚊が媒介するチックングンヤが流行しています。

昨年はこの地域での発生は見られませんでしたが、今年はチックングンヤウイルスを保有した患者の報告が続いています。

また、デリー市ではデング熱も流行し、死亡者の報告も続いています。

デング熱の流行は南インドでは特に著しく、デング出血熱による死亡者の報告数は過去最高になっています。

デング熱を媒介する蚊とチックグンヤを媒介する蚊はともにやぶ蚊で、モンスーンの長期化や、デリーの工事現場などの水溜りが蚊の繁殖を増強させ、デング熱やチックングンヤなどが流行したものと考えられています。

デング熱は高熱、発疹、関節痛、頭痛、特に目の奥の痛みなどの症状がありますが、多くは治癒します。しかし、デング出血熱などになる場合もあり、その場合には死亡することもあります。デング出血熱の患者のほとんどが小児で、媒介蚊の繁殖が家の近くにあるため、予防が難しい感染症です。

チックングンヤはデング熱と症状は似ていますが、軽症で済みます。

デング熱、チックングンヤなどは従来、東南アジアでの発生が主体でしたが、この所、その流行域は中東から地中海(フランス、イタリーなどでも)にまで拡がっており、西はミクロネシアから中米、そして南米でも流行が見られるようになっています。

 

*広東住血吸虫     スペイン

カナリア諸島のテネリフェ島で広東住血宮吸虫に感染した患者が発見されました。

広東住血吸虫は線虫でネズミなどの動物に寄生しており、それらの排泄物からナメクジ、カタツムリの中へ虫卵などが取り込まれます。そして、それらから再び排泄された虫卵や虫などに汚染された野菜などを人が食べて線虫に感染します。

実際、テネリフェ島のネズミを検査したところ、その肺の多くに吸虫の寄生が確認されました。

これまでカナリア諸島では発生がなかったことから、この線虫がどこから持ち込まれたかが問題視されています。

 

 *鳥インフルエンザ  インドネシア 南スラウェシ州

インドネシアの南スラウェシ州では、家禽数千羽の死亡が確認されています。この死亡原因はH5N1トリインフルエンザウイルスによるものと思われます。

また、家禽から感染したと思われるヒト4人が疑い患者として監視下におかれています。

患者のうち3人は子供であり、症状は高熱、呼吸困難、咳などです。

特にピンラン県では家禽6300羽がトリインフルエンザウイルスに感染して死亡したと報告されています。同地域では発熱などの症状で30人が現在監視中です。

  ポイント

  インドネシア、中国、ベトナム、エジプトなどでは、家禽にワクチン接種しているために

  トリインフルエンザが発生していることを確認できないまま人が感染する可能性が高く

  なっています。

  そのため、OIE(国際獣疫事務局)では家禽へのワクチン接種を控えるように指導して

  いますが、これらの国では実施しているため人への感染が起こりやすくなっています。

世界の感染症(4)

2010年10月 3日 19:29

随分長い間、サボってしまいました。すみません!

情報は時間が勝負です。最新のものから感染症の情報をお送りします。

 

 2010.9.25~2010.10.1の情報

 

・麻疹    ジンバブエ

9月22日現在で、この2週間の間に70人の麻疹による死亡者が出たと当局では発表しています。

その理由として、都市から離れた地域では麻疹ワクチンの接種を拒絶する人々が多いという地域社会の問題を上げており、そのために麻疹に対する抗体を持たない人が依然として多く流行となっています。

ジンバブエでは5月にも麻疹の流行があり、麻疹ワクチン接種キャンペーンを展開し、それによって麻疹患者の減少はみられましたが、ジンバブエ全体では、まだまだ未接種の子供のいる地域が多く、流行の制圧は難しくなっています。

豆知識

日本でも平成19年の春に、大学生の間で麻疹が流行したことがありました。それは大学生の麻疹抗体の低下が原因と考えられています。乳幼児時代に受けた麻疹ワクチンの効力が低下したことや、不完全な接種(回数などが足りなかったなど)により麻疹抗体価が低下してしまい、そのために大学生の間で流行したものです。

急遽、国はその後、中学生や高校生に麻疹ワクチンと風しんワクチンの混合ワクチン接種を希望者に実施し麻疹抗体価の維持を図りました。

日本では、ワクチンの接種回数、ワクチンの種類など他の先進国と比べて問題があり、実際には多くの感染症に対する抗体が低下している成人が増えていると思われます。

このような状況ですので、日本でもまた麻疹の流行は起こる可能性は十分あります。

 

・狂犬病    ペルー

ペルーのジャングルでは狂犬病に罹った子供が集団発生し多くの死亡者が出ました。原因は、ジャングルに住む吸血コウモリの持っている狂犬病ウイルスが原因ではないかと保健当局は考えています。

ペルーには狂犬病ワクチンが十分にない上、奥地にはワクチンを届けることも難しく、また治療用のワクチンの接種を拒否する先住民族もいるなど、狂犬病対策は難航しています。

 豆知識

狂犬病ウイルスは従来コウモリが持っているものです。そこから犬、ネコ、狐などが感染し、その動物に咬まれて人が狂犬病に罹るのです。

 

・オンコセルカ症(河川盲目症)    ガーナ

オンコセルカ症はアフリカで以前から見られた寄生虫症で、罹患すると失明することから、何とか撲滅しようとさまざまな作戦が実施されてきました。

ガーナのジャングルの奥地でオンコセルカ症の患者が大量に発生しています。

豆知識

フィラリアの一種である回旋糸状虫によって引き起こされる感染症です。症状はかゆみ、リンパ管閉塞、慢性皮膚疾患、最終的には失明をきたします。

この感染症は川で繁殖するブユに刺されることによって感染します。人の体内でマイクロフィラリアを生み、それらが皮膚などを移行し、目に進入し失明にいたります。

この感染症は熱帯アフリカのサハラ以南と中南米、アラビア半島の一部が流行地で、1,800万人が感染していると言われ、その内、27万人が失明していると言われています。

このような流行地域の川などに行くときには、長ズボン、長袖で、ブユに刺されないように注意をすることが一番の予防になります。

 

・サルモネラ感染症     イギリス

北アイルランドでアヒルの卵が原因と思われるサルモネラ感染症(ティフィムリウムDT8)が発生し死亡者も出ています。

また、イングランド、スコットランドでは、豆もやしが原因と思われるサルモネラ症が発生しています。

豆知識

サルモネラ食中毒は代表的な感染性食中毒の一つです。サルモネラ菌は家禽や家畜に分布するために、食肉や鶏卵などが汚染され、それらを摂取することによって感染する場合が多いですが、ネズミ、家畜、昆虫、両生類などもこの細菌を持っていることもあり、それらとの接触で感染する場合もあります。

ペットの犬、ネコ、ミドリガメなどから子供が感染することもあります。

 

・マラリア     パキスタン

洪水に見舞われたパキスタンでは、洪水によって出来た水溜りに、マラリアを媒介する蚊の異常繁殖が発生し、その蚊に刺されてマラリアに罹患する人が大量に出ています。

その数は4万人に及ぶのではないかとも言われています。

これについては国際機関が、蚊帳の提供、マラリアの迅速診断キットなどの提供などの支援を行っています。

  

・ノロウイルス感染症    カナダ

ブリティッシュコロンビア州、オンタリオ州、アルバータ州で出荷した牡蠣が原因と見られるノロウイルス感染症の報告が相次ぎ、生牡蠣の回収が進められています。

豆知識

ノロウイルス感染症は毎年日本でも特に冬場に多く見られます。感染性胃腸炎とも言われており、急な発熱、下痢、嘔吐などを伴う感染症です。

原因のほとんどは牡蠣で、牡蠣が原因のノロウイルス感染症は世界中で発生が見られています。

またノロウイルスは感染力が強いため、吐物や下痢便などの処理の際に汚染された手などを介して、感染する場合も多く見られます。

高齢者が増えている日本では、注意が必要な感染症の一つです。

 

・ダニ媒介脳炎       ロシア

ロシア・チェリアビンスク州でダニに咬まれた人から、ダニ媒介脳炎(74人)が発生しています。このマダニが媒介する脳炎は、春から夏に最も発生が多く、危険なシーズンです。

現地では小学生にダニ脳炎ワクチンの接種を実施する計画が予定されています。

 

・レプトスピラ症      ニカラグア

ニカラグアの8自治体で35人のレプトスピラ症の患者が報告されています。

ニカラグアでは激しい雨と洪水が頻発し、そのためにレプトスピラ症患者が大量に発生したものと思われます。

レプトスピラ症の原因は細菌レプトスピラ・インテロガンスに感染した動物の尿や便などに細菌が排泄され、それらが洪水などで川や湖に流れ、その汚染した水の中に入った人々の皮膚の傷などから細菌が入り込み感染する病気です。

世界の感染症(3)

2010年8月30日 16:54

一年間、インフルエンザの流行に翻弄されてきましたが、ようやく一段落し、インフルエンザの流行は少し一休みですね。

この秋に私達が日本で受けるインフルエンザのワクチンに、どのウイルス株が入るかも決まり、次のシーズンに向けてインフルエンザ対策は既にスタートしました。

 

 

● 狂犬病

日本では何十年も発生のない、狂犬病が、比較的身近な国で時々出ています。

一年以上前に、フィリピンで狂犬病に罹り帰国し、日本でなくなった例がありましたが、現時点では国内での狂犬病はありません。

しかし、アジア諸国では時々狂犬病による死亡が報告されています。

 

インドネシアのバリ島で、8月24日、子供2人が狂犬病で死亡したことを報告しています。これでバリ島での狂犬病の死者は78人になりました。

08年11月からバリ島では狂犬病が報告され始め、現在、公式の死者は78人となっています。

今回の犠牲者は、13歳と5歳の子供で、インドネシア・ブレレン郡から出ています。インドネシアでは、狂犬病による公式の死者は現在78人と八ピョぷされていますが、実際には、もっと患者は多いものと思われます。非公式には85人とも言われています。

バリ島は観光地で、多くの日本人も訪れます。

観光に出かける人は狂犬病に対する注意が必要です。

 

豆知識

前回も触れましたが、狂犬病のニュースが未だにネットで流れているので、また載せました。

狂犬病から身を守るために。

1.むやみに犬、ネコ、他の動物に手を出さない。

2.万一噛まれた場合には、良く流水で傷を洗い、直ぐに大きな病院へ行き動物に噛まれた話をしましょう。病院の先生が必要と判断した場合には、そこで狂犬病のワクチンを接種してくれます。

その記録を書いてもらい、それを持参して帰国し、その続きのワクチン接種を日本で受けてください。

3.破傷風のワクチンは旅行前に受けましょう。犬や他の動物に噛まれたり、あるいは交通事故で怪我をしたりする可能性は誰にでもあります。

その時に土の中や、動物の口の中に破傷風菌がいる場合がありますので、破傷風菌に感染しないように、破傷風の抗体価を維持しておくのは、現代社会では必要です。

是非とも、破傷風ワクチンは定期的に接種してください。

 

● ウェストナイル脳炎

一時期、アメリカなどで流行の発生の見られたウエストナイル脳炎が、現在、ロシア・ボルゴグラード州などで流行しています。

ロシア中心部ボルゴグラード州でウエストナイルウイルスによる脳炎などが発生し、現在、死亡は5人、患者は100人以上が報告されています。

ウェストナイル脳炎を引き起こすウェストナイルウイルスは、渡り鳥や馬などの動物の中で増え、その鳥や動物の近くに生息している蚊が動物の血を吸ってウイルスを蚊が持ち、その蚊によって、他の鳥や馬などの動物、時には人が刺されて、ウェストナイル熱や脳炎に罹ります。

現在、流行が見られている、ロシアのこの地方には、夏に渡り鳥が飛来して来て巣を作ります。それらの鳥とその周りに生息する蚊によって、ウェストナイルウイルスが10年位前から引き継がれて、増えてきたものと推測されています。

特に、今年は雨は長く続き、水溜りがあちこちに出来、蚊の繁殖しており、その結果、ウイルスを持った蚊が増え、人間を刺して、感染を拡げたものと思われます。

09年に比べると、今年のこの地域の蚊のウイルス保有率は例年の2倍にも及んでいることが調査で明らかになっており、この地域の暑さなどから、例年にない患者が出るのではないかと、言われています。

現在、感染者の多い地域は、ボルゴグラード(以前はスターリングラード)やロシアの中心部ボロネージ州などです。

 

豆知識

 ウエストナイルウイルスはもともと、ウガンダで患者から見つかったもので、地中海沿岸、中東、イスラエルからアメリカに渡り、アメリカでも流行しました。

アメリカでのウェストナイルの流行はアメリカと人や物の交流が頻繁なイスラエルからの航空機に来た蚊などがアメリカで生息し、その地域の鳥の中でウイルスを増やし、渡り鳥の動きと伴に、アメリカ中に拡がってしまいました。

そのウイルスは、アラスカを越えて、ロシアにまで広がってしまいました。その結果、ウェストナイルはロシアにまで拡がり、現在のようになったのではないかといわれています。

ウェストナイルウイルスは人では髄膜炎、脳炎を引き起こすこともあるウイルスです。このウイルスを媒介するのは蚊で、多くの人はウイルスを保有する蚊に刺されても、ほとんどが発症しないか、または発熱程度で済んでしまいます。

ただ、高齢者や基礎疾患のある人の場合には、脳炎になったり、高熱を出したり、時には死亡する場合もあります。

 

ギリシャでは鳥のウエストナイルウイルス感染が見つかっています。

現時点では、ギリシャでの人のWNV[ウエストナイルウイルス]の集団発生は見られていませんが、ルーマニアやブカレスト地域での鳥の血清陽性率は一貫して高く、注意は必要と考えます。

 

●    レプトスピラ症

マレーシア・ケダ州でレプトスピラ症が発生しています。その患者数は10人程度ですが、マレーシアではレプトスピラ症が発生した公園を閉鎖し、疾患を予防するための対策や人々への注意喚起に力を入れています。

レプトスピラ症は、レプトスピラに感染したネズミの尿の中に、レプトスピラが排出され、それらに汚染された湖や川で泳いだり、汚染された土などに触れて感染します。

特に洪水などの後には、ネズミの生息地域が水没し、レプトスピラで汚染された土などが川や湖に流れ出て、水の中にレプトスピラが流出し、人がそれらに触れて感染します。

そのような理由で、特に、大水の後では、湖や川での水泳は危険です。

また、川岸にレプトスピラを媒介するネズミの生息する場所を作らないようにすることもレプトスピラ症の対策としては重要です。すなわち、川の近くにネズミの餌になるようなものを投げ捨てたりしないことです。

現時点までには、マレーシアでは約10人のレプトスピラ死亡者が出ています。

今回のレプトスピラ症による死者は北部ケダ州の17歳の少年で、先月、友人と遊園地に行き、川で泳いだとのことでした。

マレーシアでは、死亡が先月報告されて以来、国の多くの公園を閉鎖し、レプトスピラ症で疫学や環境の汚染度の調査などをしています。

ネズミの尿の中に排出されたレプトスピラは人の皮膚から、体内に入り込み、感染します。

レプトスピラ症はマレーシアで増加しており、04年には患者263人と死者20人でしたが、昨年[09年]、数は増加し、患者1400人、死者62人でした。

豆知識

レプトシピラ症の症状は、筋肉痛、発熱、嘔吐、頭痛などで、第1週で治療を始めた場合には、治癒しますが、遅れると死に至る場合もあります。

世界の感染症(2)

2010年8月21日 13:29

新型インフルエンザ

昨年は世界中で大流行したH1N1インフルエンザ(新型インフルエンザ)も、8月10日にはWHOは季節型インフルエンザと同様の流行状況となった(ポストパンデミック期)と発表しました。

現時点では、東南アジアと西アフリカで流行が見られていますが、今後は中央アフリカやカリブ海へと広がる可能性があるのではないかと、予測されています。

実際には、東南アジアではA型H1N1インフルエンザよりもB型インフルエンザが流行の主流になっています。

インドでもインフルエンザは流行していますが、最も多いのは新型インフルエンザで、次が季節型インフルエンザ、その次にB型インフルエンザが見られています。以前はインドではB型インフルエンザは見つかっていませんが、今回の流行では見られているのも、大きな変化です。

新型インフルエンザの圧倒的な流行によって、地球上の環境中のインフルエンザウイルスのバランスが変わったのかもしれません。

 

トリインフルエンザ

相変わらず、エジプトではトリインフルエンザが家禽の中で流行し、人への感染も見られています。

コレラ

パキスタンで洪水の被害の後に、これらが大流行していると報告されています。

元々、衛生状態の良くないこれらの地域では、コレラがまだまだ拡がる可能性がありそうです。

狂犬病

バリ島で狂犬病の発生が見られています。特にバリ島では犬以外の動物にも感染が見られていると報告されています。

 

バリに旅行される方は、犬や動物の近くに寄らないなどの注意は必要です。

万一、噛まれた場合には、傷口を流水でよく洗い、大きな病院で狂犬病のワクチンを打ってもらいましょう。

また、このような地域に行く人は、破傷風のワクチンも必ず受けて、出国しましょう。

 

蚊が媒介する感染症の流行

インドや東南アジアではデング熱うあ、チックングンヤの流行が発生しています。

これらは蚊が媒介する病気で、蚊に刺されないように虫除けを準備し、虫の出るところでの行動では、長袖、長ズボンなどの手や足を覆うなど必要があります。

 

感染症よもやま話

洪水や災害と感染症

パキスタンが洪水に見舞われ、多くの犠牲者が出ている情報は時々テレビなどで見たことがあると思います。

この災害の復興にはどれだけ時間が掛かることか・・・・それは想像を絶するものがあります。

このように、洪水や地震、津波などの被害が発生した後には決まって、発生する感染症があります。

説くに途上国で被害は発生した場合には、それが熱帯や亜熱帯地域では水害や津波の起きた後には、感染症の心配があるのです。

A  災害直後

汚い汚物などが流れ、飲料水や食べ物がそれらで汚染されるために、食品や飲料水が原因で起きる感染症が蔓延します。

           赤痢、コレラ、

ネズミなどの生息地が水没するために、ネズミの尿の中に出てくる最近が水の中に流され、それに感染する人も出てきます。

           レプトスピラ症、

川に生息していた寄生虫が流され、人に寄生することもあります。

           日本住血吸虫

土や土壌の中にいる細菌によって罹る感染症もあります。

           破傷風、メリオイドージス

B  時間が経過してから発生する感染症

水溜りが出来、そこで蚊などの感染症を媒介する動物が繁殖します。

蚊・・・・・マラリア、デング熱、チックングンヤ、

 

このところ、話題のスーパー細菌について・・・・・・

強力な抗生物質も効かない新しい「スーパー細菌」が、イギリスの病院で発見されたとイギリスのBBCから報道されていました。

患者のほとんどがパキスタンやインドで手術を受けていたとのことで、今、注目されている

メディアカルツーリズムで、医療費の安い国に行って手術を受ける人が増える中で、そこで感染する可能性があると注意を喚起している。

これらの細菌に対する詳細な情報は明らかではない。

 

世界の感染症

2010年8月 8日 21:52

昨年の今頃は、日本では5月頃から始まった「新型インフルエンザ」が、夏休みで人が動いたのと一緒に、全国に拡がり、夏場なのに、インフルエンザの大流行を作ってしまいました。

今年は、現在の所、そのような感染症の大流行は、日本では見られていませんが、さまざまな感染症の小さな流行は、世界中のあちこちで見られています。

その中でも、この所、流行が報告されている感染症について取り上げました。

 

インフルエンザ

昨年は、メキシコで始まったH1N1インフルエンザは、現在は、昨年のような流行は見られていませんが、地域によっては流行しています。

特に、大きな流行の見られている地域は南アジアのインド(ケララ、カルナータカ、シッキムなどの州)で、多くの州で流行が見られています。インドでは雨季は終わりに近づいていますが、雨が降ると気温が下がるので、風邪などの呼吸器疾患が増えるのは例年ことで、それがインフルエンザの流行の切っ掛けを作っているのでしょう。

また、ブータンでも、「新型インフルエンザ」が中学校で流行し、175名の生徒が罹っているとの報告が見られています。

現在、冬を迎えている南半球では、相変わらず、小さな流行は続いているようです。

実際、中南米では、パナマ、ニカラグア、ボリビア、コスタリカ、コロンビアなどで、インフルエンザは流行していますが、そのインフルエンザは、季節性のインフルエンザの割合が多く、それに新型インフルエンザも混じって流行しています。

冬であるチリ、アルゼンチンでは、インフルエンザ患者は増加傾向にあり、ニュージーランド南アフリカでも流行は見られていますまた多くの地域では、新型インフルエンザとインフルエンザB型などの季節性のインフルエンザが混じって流行しています。

サハラ以南のアフリカでは新型インフルエンザの優位の流行が続いています。

 

 豆知識

インフルエンザではウイルスは鼻水の中、クシャミの飛沫にのなかに排出されます。それを取り込み、罹らないためには、手で拾ってしまったウイルスを洗い流すことです。ウイルスは口や鼻などの粘膜から取り込まれますので、粘膜に触れる前に、しっかりと手洗いをし、ウイルスを自分の体内にいれないようにしましょう。これがインフルエンザの予防法です。

 マスクではインフルエンザの予防は出来ません。

 

デング熱

デング熱は蚊(主に熱帯シマカ)に刺されることでかかるウイルス性の感染症です。

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症状は発熱、頭痛、関節痛、特に目の奥の痛みは特有ですが、他に、発疹、嘔吐、筋肉痛などを示します。また時には、出血性の皮疹や皮下出血、粘膜の出血などの出血症状を示すこともあります。子供では出血熱となり、死亡することもあることから、特に途上国では注意する感染症の一つです。

流行地域は熱帯、亜熱帯で、潜伏期は2日~14日(平均7日)で、ほとんどが罹っても重症化せずに治ります。

デング熱はかつては、東南アジアで流行していた感染症でしたが、年々、その流行地域を広げ、今では南アジアにも拡がり、また中南米、中東、アフリカにも流行域を広げています。

予防薬やワクチンはありません。罹ってしまった場合には、解熱剤(アセトアミノフェン等)などで、熱を下げ、水分を十分補給してください。

熱が続くようでしたら、医療機関を受診しましょう。

このシーズンに東南アジアなどに旅行した人の中には、現地でデング熱に罹って帰国してくる人も時々見られます。しかし、日本の医師にデング熱の知識がないために、診断がつかないまま、熱が下がらず、肝機能の悪化などを招くものの、時間と伴に多くが軽快し、見逃されている場合も多いようです。

デング熱は人にはうつりません。

 

デング熱の流行地域

東南アジアの国々では毎年、この時期にはデング熱が流行しています。この所、南アジアのインドでも時々流行は見られます。特にフィリピンでの流行が報じられています。

中米、南米の国でも流行は年々増えています。

またサウジアラビア、イエメンなどの中東やタンザニア、ガボンなどのアフリカの国でも流行は見られています。

 

豆知識

デング熱を媒介する熱帯シマカは家の中や家の周りの一寸した水溜りや水鉢、植木のまわりの水溜りなどで繁殖します。そのため、またホテルの中にいても刺されることがあります。

デング熱の流行地域に出かける人は蚊避けのスプレー(DEETなどの成分の多いものがお勧めです。)や、蚊とり線香などの持参も一つの方法です。

 

 

トリインフルエンザ

7月に入って、インドネシアでH5N1トリインフルエンザに感染し、死亡した患者が報告されています。インドネシアではすでに、139人のトリインフルエンザでの死亡者が出ています。

これらのH5N1トリインフルエンザがウイルスが変化して、新型インフルエンザとしてパンデミックを起こし、家禽で見られるように人でも高い死亡率を示すのでないかと世界中で心配されてきました。しかし、現時点では、H5N1トリインフルエンザに罹り、死亡する人はでていますが、このインフルエンザが人の中で流行するような変化は見られていません。

7月の末にはエジプトでもトリインフルエンザに罹り、死亡した例が報告されています。

 

実際、H5N1トリインフルエンザの人への感染が見られている地域は限られていることが、今までの患者発生を見ていると判ります。そのほとんどが、中国、インドネシア、ベトナム、エジプトで発生しており、それらの国では家禽にトリインフルエンザワクチンを接種していることは知られています。ワクチンを接種しているために、家禽で重篤な症状が出ないために、家禽がトリインフルエンザに罹っているかどうかが判りにくく、そのため、人での感染も増えてしまうのです。

 

家禽にトリインフルエンザのワクチンを使うことはOIE 国際獣疫事務局では禁止しており、日本ではそれに従がって家禽にはワクチンをしていません。

 


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