ガドウィック空港でまたしても、荷物の超過料金を巡って一悶着がありました。日本からロンドンまでは、医療支援という理由で航空会社が便宜を図ってくれ、段ボール荷物の運賃は無料にしてもらうことができたのですが、ガドウィック空港では「これは国際医療支援のための荷物であって、薬や医療品が入っている…」といくら説明しても交渉は受け入れられませんでした。
請求された額は想像以上で、とにかく値切って、ようやく半額(それでも当時のレートで35万円ほどでした)にしてもらい、私のカードで料金を払い、ようやくウガンダに向かいました。
その後も、ダンボール箱を巡っての騒動は続きました。
その‘とどめ’は、ウガンダの空港で、税関に文句を付けられたことでした。そのときには、「あなたたちの国の人へのために使うものですよ…」と、ひどく腹がたちました。
アフリカ大陸へは、それ以前にも何度か訪れ、その蒸し暑さは経験してはいましたが、そのときのエンテベ空港に降り立ったときのうだるような蒸し暑さは特別でした。空港での税関との折衝もあり、おそらく自分自身も興奮していて、一層、暑さを強く感じたのかもしれません。そのとき私は、その後のことが思いやられるな…と、一瞬、力が抜けたような気分になってしまいました。