今年の夏は、例年になく酷暑続きの夏でした。
でも、まだこの暑さは終わってはいません。
そんな暑い中でインフルエンザが流行していると、報道などで騒がれています。
実は、こんな時期にインフルエンザが流行することは、決して珍しいことではありません。
もちろん、それには、しっかりとした理由があります。

日本ではインフルエンザは、冬に流行します。
今の時期北半球にある日本は酷暑の夏ですが、南半球に位置する国々では冬です。
今が冬の地域では、もちろんインフルエンザが流行しています。
現在大阪では万博も開催されていますし、今が冬の地域から夏休み(南半球では冬休み?)の長期休暇の旅行で、日本の様々な地域を訪れた人も多かったでしょう。
そんな人々の中には、地元の地域でインフルエンザウイルスに罹患したまま、来日された人がいたことも想像に難くありません。
旅行者を受け入れる国内で、それらの人々に接する機会のあった施設などを介し、持ち込まれたインフルエンザが日本の夏季にもかかわらず、国内へと拡がったものと考えられます。
しかし、これは大流行にはなることはありません。
その理由として考えられるのは、そもそもインフルエンザウイルスは気温が低く乾燥した環境で活発になる性質のものであり、高温多湿の現在の日本の環境ではインフルエンザウイルスが活性化する可能性が少ないからです。
この時期のインフルエンザは、例年冬季に日本で流行するような大きな流行にはならないと考えます。
実際ここ数年来、日本では8月の終わりころから9月~10月くらいまで小さな流行が発生していますが、大きな流行には至っていません。

この時期でもインフルエンザには罹らない方が良いのは明らかですが、基本的な手洗いなどの感染症対策をする程度で良いと思います。
インフルエンザが流行しているからと言っても、現在の環境下ではワクチン接種の緊急性はないと考えられます。