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ノロウイルス感染症

従来なら冬場に発生していたノロウイルスによる感染性胃腸炎が、2020年から2021年にかけて、際立った発生は見られませんでした。
その理由には、新型コロナウイルス感染症の流行のために、人々の外での飲食の機会が減ったことは大きかったのは確かでしょう。
所が、2021年の秋から、日本ではノロウイルス感染症の発生は増えているのです。

なぜノロウイルス感染症の発生が増えてきたのか

国内での新型コロナ感染症患者数は秋には落ち着いていました。そのため、人々の活動も行動範囲も拡大し、人々の新型コロナ感染対策の意識は次第に希薄になっていました。その安心感が外食の機会を増やし、設置されたアルコールでの手指消毒ですっかり安心し、石鹸などでの手洗いがおろそかになってしまったのが、ノロウイルス感染症の増加の原因に一つと考えました。

ノロウイルス感染症の原因となる病原体

感染性胃腸炎・ノロウイルス感染症の原因となる病原体はノロウイルスです。このノロウイルスは二枚貝(カキ)の体内の中腸で、増殖します。
ノロウイルスに汚染されたカキを食べたり、そのカキの入っていた水などで汚染された食品、それらに触れた人の手を介して他の食品へ汚染が広がり、それらを食べた人がノロウイルス感染症に罹ってしまいます。
すなわち、このノロウイルス感染症が発生するのはカキのシーズンになります。

ノロウイルス感染症の症状

ノロウイルス感染症の症状は、胃部、腹部の痛み、発熱(時には高熱になることもあります。)、嘔吐、下痢などがあげられます。重症になると嘔吐や下痢で脱水となることもあります。
下痢症状も多くの場合は、水様便のことが多く、トイレなどは汚染されます。また嘔吐物の飛散した部位もウイルスに汚染されることになり、そこに触れてもウイルスを手指で拾うことになります。
そのようなことから、嘔吐物の処理は絶えず、気を付けなければなりません。

ノロウイルス感染症ではトイレ使用後の手洗い、共有するトイレの蛇口、ドアノブ、更に嘔吐物の処理には注意が必要です。嘔吐物などの処理後の手洗いは入念に行ってください。

ノロウイルスにアルコールは効くのか

新型コロナ感染症対策でのアルコールでの手指消毒に慣れて来た中では、アルコールで手指を消毒することで十分に消毒できたと考える人が増えました。
しかし、アルコールではノロウイルス殺すことは出来ません。新型コロナウイルス対策で使われているアルコールでの手指消毒の不十分なままで済ませる人が増え、ノロウイルス感染症は増えたものではないかと思われます。
もう一度、感染症対策での手指消毒について、アルコールを少し手につけただけで消毒できていると思わずに、しっかり石鹸での手洗いを忘れないようにする必要があると、このシーズンのノロウイルス感染症の感染者増加を見て強く思いました。

 

アルコールとマスク

手洗いを続けて新型コロナ感染対策を

南アフリカで発生した新型コロナウイルス・オミクロン株の流行が世界中に瞬く間に拡がり、その感染力の強さを見せつけています。
そんな中で、日本では入国者の監視体制を強化し、入国時の検査による感染者の発見と隔離を強化し、必死で国内へのオミクロン株のウイルスの侵入を防ごうとしていますが、それは国内での流行を少しでも遅くし、年末年始の多くの人の動く時期での感染拡大を乗り越えるための時間稼ぎにすぎません。

私達に今、出来ることは、流行するかもしれない新型コロナウイルス感染症がオミクロン株であろうと、デルタ株であろうと、今まで同様、新型コロナ感染対策を実践し、罹らないようにすることしかありません。
それには新型コロナウイルス感染症では、ウイルスが排出されるのは唾液、鼻水、咳、くしゃみ、そして便であり、それらに注意しながら、石鹸での手洗いを続けて行きましょう。

 

手洗い

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